保土ヶ谷バイパスが国道16号に合流するあたりは神奈川県横浜市と東京都町田市が入り組んでいる場所。すぐ先に、東名高速道路の横浜・町田インターへの出入口、国道246号との交差点があり、さらに先にはグランベリーモールや南町田駅も控えている。
　

東名高速道路の横浜・町田インター付近の地図

主要な幹線道路が複数交差する場所であり、モールや駅もあるとあって、この近辺では慢性的な渋滞が発生している。特に渋滞が激しいのが、その中心にある東名入口交差点付近。

渋滞は経済損失を招くだけでなく、排ガスによる沿道環境への負荷も高まる。さらに周辺生活道路へ迂回車両が入ることによる危険性という問題点もある。

その解消を図るため、東名入口交差点付近を立体化する工事が始まっているらしい。そこで、まずは現地を確認しに行ってきた。

工事は両端からはじまっていた

この工事は、保土ヶ谷バイパスから直接、南町田駅前あたりを高架でつなぐものらしい。
横浜方面から国道16号を走ると、保土ヶ谷バイパスから伸びた高架が東名高速ランプの先までできていた。
　

東名横浜・町田インターチェンジのランプ横に高架が伸びている
　

万葉の湯手前あたりまで高架ができていた
　

このあたりの橋脚はコンクリートではなく金属のようだ

高架ができているのは国道246号との交差点に差し掛かる少し手前。そこで、すっぱり断ち切られたように高架が終わっている。その先の東名入口交差点近辺の工事はまだはじまっていない。

国道246号を越えて少ししたところからまた工事区間がはじまる。両端から工事がはじまっていて、東名交差点入口部分の工事は後回しになっているようだ。
　

ニトリ付近で再び工事区間に入る
　

高架は橋脚がまず作られ、次に道路の中央分離帯となる部分が乗せられていた

こちらは高架から徐々に地上に近づく部分の工事が行われている。
　

空が透けて見えるのが面白い

このあたりの柱はコンクリート。高架を支える橋脚としてはかなり一般的なタイプだ。
　

徐々に高架の路面が低くなる
　

高架は路面が地上2mくらいの部分まで作られていた
　

地上に接続するあたりは盛り土がされていて、これから工事がはじまる様子

その近くに迂回路のお知らせがあり、この工事は「町田立体事業」というものだとわかった。さらに、「工事についてのお問い合わせ先は、川崎国道事務所へ」とあった。
　

「町田立体事業」に伴う迂回路のお知らせ

東京都町田市と神奈川県横浜市にまたがるあたりの工事で川崎？　

ちょっと不思議に思いつつ、そのあたりも含めて、川崎国道事務所に伺って工事について聞いてみることに。