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順番が滅茶苦茶?保土ヶ谷バイパス付近の橋脚は大丈夫?

ココがキニナル!

保土ヶ谷バイパスから国道246を越える橋脚を建設中ですが、最初の橋は3年も前にできたもの、それもスタイルの違うものが順番がめちゃくちゃに作られてるけど大丈夫なの?(まんにょさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

橋脚のスタイルが違うのは、安全を最優先し、コストなどの問題も踏まえた結果だった。一気には作れないため、計画的に部分ごとの工事を行っている!

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ライター:吉澤 由美子

国土交通省 関東地方整備局 川崎国道事務所



国土交通省関東地方整備局の川崎国道事務所は、国道246号の梶ヶ谷交差点近くにある。
 


川崎国道事務所入口
 

大きなアンテナは停電になっても機能する


川崎国道事務所は、東京都南部地域と川崎市域、さらに横浜市の一部を含む広い地域を管轄しており、今回の町田立体事業の他、国道15号蒲田立体、国道246号市ヶ尾拡幅と新石川立体、国道357号東京湾岸道路と東京港トンネル(一般部)、国道409号川崎縦貫道路といった事業を行っている。
 


川崎国道事務所が行っている事業


国土交通省という国の機関だけあって、都道府県や地方自治体の枠とはまた別の管轄になっているらしい。

町田立体事業に関して教えてくださったのは、計画課専門官・須藤爾(ちかし)さん、計画課地域調査係長・小栁津(こやなつ)聡さん。
 


計画課の小栁津さん(左)と須藤さん


計画課は実際に事業をはじめるにあたって、作るための準備を行う部署。須藤さんは、新規の事業について、行政、警察、地元の方との調整を行う専門官とのこと。

今回の工事が行われる国道16号は、横浜市を起点に東京都町田市、八王子市、埼玉県を連絡し、千葉県に至る。都心方向に集中する交通を適切に分散・導入する環状機能を持ち、さらに横浜、八王子、大宮、千葉など地域の中核となる都市を結ぶ役割を果たす主要幹線道路だ。

町田立体事業は、横浜市においてすでに開通している横浜町田立体(保土ヶ谷バイパス)と直結する自動車専用道路を国道16号の中央部に高架で設け、その導入空間を確保するため現在の国道16号の幅員を拡幅するもの。工事以前は場所により30m弱しかなかった幅員は、38~63mに拡幅される。

 
事業区間は約2.1km、立体化区間は約1.8kmで、高架部分からも東名高速道路へ直接出入りできるようになる。工事費用は、現在の試算で500億円程度だ。これだけ大規模な工事になると、渋滞を少しでも悪化させないためにも一気に作ることは不可能なので、計画的に部分ごとの工事を行っている。

 
工事がはじまったのは、2003(平成15)年。

 


現在の東名入口交差点付近の状況※画像:川崎国道事務所


工事はいくつかのブロックごとに少しずつ整備が行われており、2015(平成27)年3月完成を目指して進められている。
 


完成予想イメージ※画像:川崎国道事務所