横浜みなと映画祭「私立探偵濱マイク大回顧展」はどんな様子?
ココがキニナル!
3月16日~20日に開催される横浜みなと映画祭。今年のテーマは「私立探偵濱マイク大回顧展」で、映画版とドラマ版全話が完全上映されるそうです!当日の模様を取材してください(ryoryoさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
映画3部作、TV版12話を観ることができ、愛車「メトロポリタン」や衣装も公開。トークショーでは主演の永瀬正敏が「濱マイク」への思いを語った!
ライター:桐生 由美子
2013年3月16日(土)から20日(水)まで開催の「横浜みなと映画祭」。今回のイベントにそなえ、はまれぽでも今回の映画祭に対するスタッフ陣の思いを聞いていたのでとても楽しみにしていたイベントだ。
今回は、3月17日(日)伊勢佐木CROSS STREETにて開催された、永瀬正敏さんと林海象(かいぞう)監督による「スペシャルトークショー」の模様を中心にご紹介していこうと思う。
トークショーの詳細はのちほど
少しだけおさらい・・・「私立探偵 濱マイク」とは?
「私立探偵 濱マイク」のスクリーン初登場は、1994(平成6)年3月5日公開の映画第1作「我が人生最悪の時」。横浜・黄金町にあった映画館「横浜日劇」の2階に事務所を構える、ハードボイルドな探偵の話だ。
映画は全3部。1995(平成7)年3月に2作目「遥かな時代の階段を」が、1996(平成8)年5月に3作目「罠」が公開。その後、2002(平成14)年7~9月には、主人公以外のキャストを一新して、テレビドラマで放映された。
永瀬正敏演じる主人公の濱マイクは友達思いで正義感が強く、頼まれるとイヤとは言えない性格。口癖は「困ったときはいつでも来なよ」。金欠だけどサングラスや指輪などファッションにはこだわる。趣味は靴集めで、お気に入りはラバーソール。愛車はナッシュ・メトロポリタン。ギャンブル好きだが、なかなか稼ぎにはつながらない。夢は、探偵で稼いだお金で、妹を大学に行かせること、など情に厚い男だ。
映画祭公式パンフレット
トークショーの前に横浜みなと映画祭の会場を散策
まずは「私立探偵 濱マイク 秘蔵写真展」の会場、カトレヤプラザ伊勢佐木3階へ。3階手すり部分に貼られたパネルには、映画3作品とテレビ版の写真がぎっしり。当時の黄金町や伊勢佐木町を懐かしむ作品展でもある。
ボタンティアスタッフの小成葉子(おなりようこ)さん
映画館のお客さんの入り具合もキニナル。ということで、濱マイクを上映している映画館を順番にまわってみることに。
まずは「シネマリン」。取材当日(3月17日)は10:30から、映画版1作目の「我が人生最悪の時」を上映している。シネマリンの代表の内嶋さんに話を伺うと、「今日は100人くらい入っているかな」とのこと。
シネマリンといえば、創業35年の映画館
内嶋さんは大学時代からシネマリンでスタッフとして働いていた!
次は「ニューテアトル」。
「横浜みなと映画祭」のポスターが目立つ!
「もうじき映画が終わるところです」とスタッフさん
ここでは13:00から、映画版2作目の「遥かな時代の階段を」が上映される。そろそろ映画が終わり、観客が出てくる、というのでしばらく待機してみることに。
きっと次は、映画版3作目「罠」を観に「ジャック&ベティ」へ向かうのだろう、と思ったそのときだ。
出口の外で立ち止まっていた観客が、一斉にカメラを手に取った。
何?
な、なんと、濱マイクの愛車「ナッシュ・メトロポリタン」が目の前の路地を走ってくるではないか!
来た来た!
目の前で停まった!
近くにいた映画祭のスタッフに聞くと、この演出は映画を観た人へのサプライズとのこと。
ちなみに、映画版濱マイクの撮影にも使ったこの車、監督の林海象さんの私物なのだとか。映画祭のために、黄金町と伊勢佐木町の街に帰ってきたのだ。