集団強姦などの容疑で川崎から逃走した男が横浜市内で逮捕! 現場やその後の様子は?
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集団強姦などの疑いで逃走を続けていた杉本裕太容疑者が9日、横浜市泉区で逮捕された。どんなところに潜んでいたのか、現場の様子や容疑者のその後をレポート
ライター:はまれぽ編集部
丸2日、20km以上の逃走
集団強姦(ごうかん)や強盗などの疑いで逮捕され、7日に川崎市川崎区宮前町の横浜地方検察庁川崎支部で弁護士との接見中に逃走した杉本裕太容疑者(20歳)=同市多摩区宿河原=が9日午後1時前、横浜市泉区和泉町の河川敷で発見、逮捕された。
杉本容疑者が発見されたのは逃走現場である同支部から約22km南西に離れた、横浜市泉区和泉町にある「内林第二公園」。
逃走現場と発見現場の位置関係(Googleマップより)
杉本容疑者は警察に発見された際、公園の雑木林近くを流れる川に入って逃げようとしたが、警察に四方を囲まれ観念したという。
杉本容疑者が確保された川
現場は東海道新幹線の線路沿い。小さな洞穴のようなものはあるが、雑木林には雨風をしのげる屋根や小屋のようなものはない。
人が一人入れるかどうかという穴
街灯もなく日が落ちると懐中電灯などが無ければ5メートル先を見通すのも難しい環境だ。
明かりが無ければ足元もおぼつかない
「止めろ」「逃がすな」響くサイレン
杉本容疑者が確保された現場付近の住民は驚きを隠せない様子だった。
内林第二公園がある「ひなた山第三自治会」の遠藤敏朗会長によると、9日午後0時30分過ぎにパトカーのサイレンがけたたましく鳴り響いたという。
普段は子どもたちや犬の散歩に使われる公園だそう
パトカーや覆面パトカー、白バイなど20台近く集まり、普段は静かな住宅街を警察車両が埋め尽くしたそう。遠藤会長は「まさかこんなところまで逃げてくるとは。『もしかして川崎の事件か』という考えもなかった」と言葉を失った。
周辺は報道関係や捜査車両で埋め尽くされていた
近くに住む主婦は高校2年生の娘と中学3年生の息子がいるそうで「娘は普段帰りが遅いし、逃げた男の容疑が容疑だけに(強姦)非常に心配していた。つかまって本当に良かった」と胸をなでおろした。
また、現場近くで働く40代の団体職員は「午後1時前だったと思う。パトカーのサイレンが鳴って、警察がマイクで『止めろ』『逃がすな』と叫びながら四方をふさいでいた。ドラマのような光景だった」と興奮気味に振り返っていた。
7日午後2時過ぎの逃走から発見・逮捕まで約47時間。杉本容疑者は横浜地検川崎支部で検察官の取り調べを受けた後、身柄を横浜地方裁判所川崎支部に移された。
横浜地方検察庁川崎支部を出る杉本容疑者(9日午後6時8分)
腰縄を固く結ばれるも、顔を隠すそぶりはない(同)
警察車両で横浜地方裁判所川崎支部に移送される杉本容疑者
神奈川県警などによると、多数の目撃情報もあったが、発見の決め手となったのは杉本容疑者が所持していた携帯電話。この携帯電話が発する微弱電波から潜伏先を特定して徐々に包囲網を狭めていったという。
約4000人態勢で捜索に臨んだ県警では今後、杉本容疑者の逃走を手助けした人物の存在や逃走ルートなどを厳しく追及していく。
取材を終えて
容疑者の確保で一応の終着を見せた一連の事件だが、各種報道や現場の声などを集めると、事件の発端は警察に落ち度があったといわれても仕方がない部分がある。
逮捕の一報を受けた後の取材中も「警察は『なぜ逃げられたか』を明らかにすべき、「再発防止のために逃げられないための工夫を考えて、市民の安全を守ってほしい」といった声があった。
強姦や強盗についてはあくまで「容疑」であるが、逮捕され逃走したという事実は揺るがない。これから待ち構える果てしない時間の中で、杉本容疑者には自分の行為について深く見つめ直してもらいたいと思う。
―終わり―
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水溜さん
2014年01月31日 07時58分
容疑者は自分の奥さんに集団強姦はしていないことを、伝えようとして逃げたと供述している。真実かどうかは分からない。逃げたのは良くないと思うが、捕り物帳みたいに追っかけるマスコミと同様な近視眼的な取材態度には感心できない。できればこの取材はして欲しくなかったのが、正直な感想です。
でびさん
2014年01月12日 18時52分
これはレポートなんですかね。はまれぽで結果報告する必要は・・・?
ポスポスさん
2014年01月10日 15時00分
うちも年頃の娘がいるので帰宅が遅いととても心配でした。そして神奈川県警の大失態も全国的に露呈してしまいましたね(笑)