スポーツごみ拾いってなに?
ココがキニナル!
スポーツごみ拾いってなに?参加資格とか知りたいです。(ごんたさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
スポーツごみ拾いは、制限時間内に決められたエリア内で集めたごみの質と量を競うスポーツである。参加資格は特にないが、基本的に5人で1チームだ!
ライター:永田 ミナミ
スポーツごみ拾いって?
山下公園でスポーツごみ拾いの調査を、と言われたとき、記者は最初、何のことなのかわからなかった。
「スポーツごみ拾い」という言葉も聞き違えているのではないかと思ってしまったほどだ。
スポーツで、ごみ拾い? しかし、おそらく聞いた通りだろうと考えながら、指定された時間にマリンタワーに行ってみた。するとビブスをつけた人たちが何人かいる。参加者だろうか。
看板に描かれた人の輪の中にはゴミ袋が
上の写真の看板の反対側には「スポーツごみ拾い 山下公園通り大会」と書かれていた。しばらくすると、どんどん人が集まってくる。そして誰もが青か赤のビブスをつけている。間違いない、「スポーツごみ拾い」の参加者だ。
チームごとに集まっているようだ
やがて司会者がマイクで呼びかけ、チームごとに整列して開会式が始まった。説明によると、赤いビブスをつけている人は「審判」とのことだ。なるほど、「スポーツ」だけに審判が付くらしい。
チーム名が書かれたプレート前に並ぶ選手たち
協賛のホテル・ニューグランドの方からの挨拶のあとは、スポーツGOMI拾い連盟会長の馬見塚(まみつか)さんからのルール説明。
横浜市の分別方法に従い、種類別に重さでポイントが決まるようだ。
たばこの吸い殻は見つけにくい小さなごみなのでポイントが高い
また、禁止事項は以下のように常識的でシンプルなものだ。
※車道に飛び出さない。
※踏切、線路内はNGとする。
※走らない。
※通行人と接触のないように気をつける。
※中央分離帯内のごみはNGとする。
※川、海には入らない。
競技者に配布されるルールブック。赤枠の中が競技エリアである
減点対象としては、上記の禁止行為のほかにも、プレーヤー同士が離れすぎ(チームの先頭と最後尾が10m以上)ると100ポイント減点、などがある。ちなみに粗大ごみは得点にならない。もちろん、ごみ収集所やごみ箱からごみを拾うようなスポーツマンシップにもとる行為は失格だ。
ルール説明後に5分間の作戦タイムが設けられ、チームごとに話し合う
いよいよ競技開始
作戦タイムが終了するとふたたび整列し、日体大荏原高校チームの代表が選手宣誓。
そして、司会者の「ごみ拾いは?」に選手たちが「スポーツだ!」と答えて開会式は終了。競技が開始された。
「スポーツだ!」
チームごとにそれぞれの方向へ
エリア内を歩いてみると、いろいろな場所で選手たちが熱心にごみを集めている。
自動販売機のまわりや排水溝などにごみが多いようだ。
空き缶がちゃんとごみ箱に捨てられていないのは残念だが、ポイントは加算される
排水溝にたばこが捨てられているのは、よく見かける悲しい光景だ