聞き違い? 横浜市港北区の火事で119番通報と分からず出動が遅れて1人死亡! 横浜市の今後の対策は?
ココがキニナル!
横浜市の火事で通報から14分遅れて一人亡くなる火事がありました。聞き間違いとの事ですが、原因と今後の横浜市の対策を調査して下さい(ドラゴンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜市消防局は「通報を受理した時のコミュニケーションができなかったのが大きい」としており、再発防止に向けた対策検討委員会を立ち上げた
ライター:はまれぽ編集部
通報内容聞き取れず?
5月11日(月)午前9時、横浜市港北区鳥山町のアパートから火が出ているとの119番通報があった。木造2階建てのアパート(延べ約200平方メートル)が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった。神奈川県警はアパート2階に住む60代女性とみて身元の特定を急ぐとともに、出火原因を調べている。
火災があったアパート
この火災について、横浜市消防局は同日夜に「通報内容から消防でなく救急と判断し、通報者から不要と言われたため、救急車も出動しなかった」などと説明。
結果的に1人の死者を出した対応について、久保田真人(くぼた・まさと)消防局長が「火災通報と認識できなかったことを心よりお詫び申し上げます。また、本火災において、亡くなられた1名の方とそのご家族に対してお悔やみを申し上げます」とのコメントを発表。
謝罪のコメントを発表した横浜市消防局
その上で事故防止対策検討委員会を立ち上げ「原因究明と検証を行い再発防止に努めていく」とした。
横浜市消防局の説明によると、11日午前8時46分、死亡した住人と思われる女性から119番通報があった。通報内容から消防ではなく救急と判断したが、症状を聞き取れなかったため、本人に救急車が必要か確認したが、本人が不要といったため、救急車も消防車も出動しなかった。
しかし、それから14分後の午前9時前後に近隣住民から計10件の火災の119番通報があったため、午前9時1分に消防・救急合せて23台が出動した。
通報から14分後の出動
その後、延べ26台の消防車と救急車が出動し、午後0時35分に鎮火したが、焼け跡から1人の焼死体が見つかった。