二郎インスパイア系ラーメン店「本牧YaRaKaSITeI」の「大ブタダブル」は完食可能か!?
ココがキニナル!
本牧・マリンハイツの「本牧YaRaKaSITEI」。大ブタダブルの量が半端ない!二郎インスパイア系で、セルフで野菜とかニンニクを好きなだけ山盛りに出来るらしい!(非常に非常口さん、たむたむたむさん)
はまれぽ調査結果!
野菜とニンニクのトッピングは好きなだけ盛り放題。600グラムの麺、チャーシュー8枚の大ダブルはかなりのボリューム。2人がかりで完食。
ライター:万田 ケサトシ
週に8日「麺」でもいけます。万田です。
今回、胃袋がざわつく連絡が舞い込んできました。
「二郎インスパイア系の店、いけますか? しかも量が半端ないらしいです」
かつて万田は、うどんを1.2kg完食したことがあるのできっといけるはず! ということで期待いっぱいお腹いっぱい膨らませ、本牧エリアの中区錦町にあるマリンハイツへと向かった。
最寄りの本牧ふ頭入口バス停下車
現地へは横浜市営バス26系統で。横浜駅からでも桜木町駅からでも大人220円で向かうことができる。
筆者のオススメは始発停留所である横浜駅からの乗車。
30分ほどのぶらり旅になるが、座れるしバスからの目線ならではの景色を楽しめる。
バス停の目の前がマリンハイツ1号館
今回の投稿にあった店舗がある中区錦町のマリンハイツ。
建物や周辺の様子は過去記事の「一般人には行きにくい!? 『横浜マリンハイツ』の激ウマグルメを調査!」を参照いただきたい。
看板の色合いはラーメン二郎と同じ
バス停からほんの少し歩くとマリンハイツ2号館に到着。調査依頼があった二郎インスパイアのラーメン店が見えてきた。
黄色い看板に赤字で「ラーメン」と黒字で店名の「YaRaKaSITeI」の文字。
この人と食べ合います
今回は2つのキニナルを調査するため、編集長・吉田が参戦することに・・・。
記事では初のコラボになるが、久々に実物を見たら顔がパンパン。
これまで数々のダイエット企画にチャレンジした吉田氏だが、現在の体重は84kg。
リバウンド街道まっしぐらのようである。
紅白腹合戦
まずは読者の方から感想投稿欄でリクエストがあったので、実食前にお互いのボディチェック。
腹の張り具合は万田が柔らかめ、吉田は固め。
果たして結果は・・・。それではいざ入店!
オトコの世界
店内はテーブル席とカウンター席で20席。
取材でおじゃました午後6時ごろは、つなぎや作業着姿の男性客が入れ代り立ち代り訪れていた。
場所柄、港湾関係で働いている方が多いそう。浮かれた会話はなく、聞こえてくるのは麺をススる音のみ。
ちなみに女性のお客さんは1割ほどで、ごく稀におひとり様もいるのだとか。
それではお店のご主人にご登場いただきます!
MAD SINのTシャツがキマってます!
お話を伺ったのはYaRaKaSITeI(やらかしてい)代表の當眞嗣道(とうま・つぐみち)さん。
昼の営業は奥様がお手伝いされているそうだが、夜は1人で切り盛り。
お忙しい中、快く取材に対応してくださった。
とても物腰の柔らかい方で、沖縄ご出身の37歳。
大学進学を機に神奈川へ引っ越し、卒業後は某バイク買取り店へ勤務。その後、ラーメンの道へ進むという異色のルート辿った當眞さん。
スープを見せていただいた
當眞さんのラーメン人生。ラーメンが大好きでラーメン屋さんで働いている人がかっこいい。
そんな思いでまず飛び込んだのは「六角家」だったそう。さらに「とんぱた亭」でも働き、横浜家系ラーメンの道を進んだ。
その後、ラーメン二郎鶴見店(現在は蒲田に移転)で2年ほど修行。
家系とラーメン二郎を渡り歩いて2013(平成25)年4月にYaRaKaSITeIをオープンさせた。
カネシ醤油
チャーシューのテークアウトも人気
厨房を覗かせてもらうと二郎インスパイア感満載。スープだけでなく麺も。
入口にある製麺機
麺は毎日作る自家製麺。材料はもちろんオーション(日清の強力粉)。
太さは當眞さんが修行していたラーメン二郎鶴見店よりもやや細めとのこと。
注文の合間にお話を伺う
そして「陸の孤島」とも言われているこの地に出店した理由を伺ってみると「大将(マリンハイツ1号館にある店)へラーメンを食べにきたとき、前を通ったらたまたまココが空いてたから」というシンプルなお答え。
カウンタースタイルの店を探していたそうで、居抜きで設備も整っているので、テーブル席もあるこの物件に。
さらにお話を伺うと、このお店の形状が「YaRaKaSITeI(やらかしてい)」のネーミングに大きく関わっていることが分かった。
「ご自由にやらかしちゃってください」
「このお店の構造に合わせて、トッピングをセルフスタイルにしようと思ったんです。テーブル席の方も手早く食べられると思うので。お客さんにはやらかしてほしい。だから店名はYaRaKaSITeI(やらかしてい)。そうすれば遠慮なく盛ってくれるかなと思って」と當眞さん。
オーナーのそんな思いで二郎インスパイア系の店では非常に珍しい「トッピングセルフサービス」がある。
壁にはレコードが並んでいる
ちなみにYaRaKaSITeIのロゴのデザインは當眞さんが愛するバンド「東京スカンクス」インスパイア。
万田と吉田、食券買ってYaRaKaSIます!
ビールもあります
ラインアップは下記の通り。
ラーメン(小)600円。小ブタ700円、小ダブル800円、ラーメン(大)700円、大ブタ800円、大ダブル900円、ミニ500円、汁なし700円。
もちろん麺やスープの好みにも対応してくれる
同店の人気メニューを伺うとミニが6割、ラーメン(小)が3割、残りのメニューが1割のお客さんがオーダー。
調査依頼に答えるべく万田が大ブタダブル、吉田が小ブタにセルフトッピング山盛りで決定。
當眞さんがいるカウンターまで食券を持って行き、味の濃さや麺の固さなど好みがあれば伝えるのだが、前述のとおりトッピングはセルフなので「にんにく」「野菜増し」というコール(呪文)は唱えなくてOK。
小と大でどんぶりのサイズが違う
食券を受け取るとムダの無い動きで當眞さんがラーメン作りにとりかかる。どんぶりのセレクトはラーメン二郎横浜関内店を参考にしたそうだ。
チャーシューが盛られていく
夜は接客や調理から洗い物まで、全て當眞さんが1人でこなす。相当忙しいはずだが、お客さんはもちろん取材陣にも和やかに対応してくれる。
待ちきれないオジさん2人
周りのお客さんが麺をススる音に心弾ませ完成を待つこと数分。
「お待たせしました~」
當眞さんに呼ばれ2人でルンルン♪ カウンターにラーメンを受け取りにいきます。
なんだこのズッシリ感は!
いや、ちょっとこれ想像していたよりアレなんですけど・・・。トレーを持ったときの重みがスゴイ。
大ブタダブル900円
ダブルはチャーシューが8枚。というか「枚」とカウントしてよい厚みではなく肉のかたまり。
そして「大」の麺の量は約600グラム。
小ブタ700円
ブタはチャーシューが4枚。小の麺は約300グラム。
大と比べるとおよそ半分の量だが、これでもかなりのボリューム。両メニューとも麺の量はオープンしてから徐々に増えて現在の量になったそう。
それでは吉田がトッピングでやらかします!