コスモクロック21がLED化、どう進化した?
ココがキニナル!
コスモクロック21がLED化されるそうですLED化されることによりイルミネーションがどう進化されるのか調査お願いします(黒霧島さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「コスモクロック21」は老朽化対策の一環でLED化。新イルミネーションはすごい!
ライター:岡田 幸子
そういえば、こないだ消えてた・・・。
3月某日、LEDパネルにカバーがついていたことも
横浜みなとみらいの大観覧車、「コスモクロック21」だ。偶然通りかかった車窓にいつものきらめきがなく、ちょっと寂しく感じたことを思い出す。
「コスモクロック21」といえば、みなとみらいを、いや横浜をも象徴する存在。リニューアル後の初点灯が2016(平成28)年3月24日に決定したとの連絡を受けて、迷わず「よこはまコスモワールド」に向かった。
世界最大の時計型大観覧車
「コスモクロック21」があるのは横浜・みなとみらい21新港地区の西側。この地区の景観形成において、大きな役割を果たしている。全高112.5メートル、回転輪の直径100メートルで、世界最大の時計型大観覧車としてギネスブックにも認定されているという。
1989(平成元)年、横浜博覧会(YES'89)のパビリオンのひとつとして現在地より北西側の対岸に建設。
泉陽興業株式会社がパビリオンとしてコスモクロック21を出展
その後市民の応援を受けながら1999(平成11)年には現在の位置に移設、「ワンダーアミューズ・ゾーン」が増設され、遊園地「よこはまコスモワールド」の一アトラクションとなった。
消えてます
夜間には回転輪のフレームに設置されたネオン管が美しい光を放ち、横浜の夜空を彩ってきた。しかし、2015(平成27)年末からイルミネーションは消灯されてしまっていた。
コスモクロックLED化の経緯とは?
「長年の経年劣化による老朽化が進んだこともあり、ネオン管をLED化して全面リニューアルすることとなりました」と話すのは、泉陽興業株式会社 よこはまコスモワールド広報催事課の阿部賢太郎(あべ・けんたろう)さん。
クリスマスに消灯したら暴動が起こりかねないと考慮しました(笑)
「工事期間中はイルミネーションを消灯せざるを得ず、その時期を慎重に検討した結果、2015(平成27)年夏ごろから2016(平成28)年春を工期に選びました。実際の工事は半年ほどかかりましたが、イルミネーションの消灯は3ヶ月弱にとどめることができました」
工事期間中も観覧車としての営業は継続し、年間約100万人といわれる利用者を楽しませてきたという。
工事中も「営業」のお知らせも
「観覧車に設置した直接光と間接光、さらに時計パネルのすべてを約1670万色のフルカラーLED化することで、演出の幅がぐっと広がります。立体的で表情豊かな光の演出に加えて、従来は難しかった複雑な幾何学模様などのアーティスティックな演出も直径100メートルのキャンバスに描きだすことができるのです」
「LED化によってランニングコストを抑えることができるというメリットもあり、消費電力は従来の約5分の1となります。さらに、これまでは季節ごとにイルミネーションを変える際には照明器具に取り付けたフィルターを交換するなどの作業が発生していました。危険を伴うこうした作業も、今回のリニューアル後は不要となるのです」
点灯式でも司会からリニューアル概要の説明あり
聞けば聞くほど素晴らしい今回のリニューアル、一体どれだけの費用をつぎ込んだのだろう?
「約10億円になります。これはフレーム塗装などの関連工事費をすべて含んでの金額ですが」
じゅ、10億!? それでは乗車料金も値上げされてしまいます・・・?
「乗車料金の800円は据え置き、今後も値上げの予定はございません。ご家族連れでも安心して楽しんでいただくために、できる限りの努力させていただいています」
点灯は「あの」キャラと一緒に!
点灯式には「よこはまコスモワールド」のキャラクター、「コスモくん」が登場。直径111メートルで現時点での日本最大を誇る葛西臨海公園「ダイヤと花の大観覧車」から「ダイヤちゃん」も急遽応援に駆けつけてくれた。
「ダイヤちゃん(左)」と「コスモくん」
「2016年春開業予定」とされている大阪「エキスポシティ」の「REDHORSE OSAKA WHEEL」の登場までは「ダイヤと花の大観覧車」が日本一のサイズとなっている。
この後ろに観覧車がババンと出現する・・・はず
司会者に感想を聞かれ、身をよじって喜びを表現する「コスモくん」たちと一緒に、午後6時45分の点灯を待つ・・・。
25秒前
5・・・4・・・3・・・
2・・・1・・・
ついた!