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有隣堂 月間BOOKランキング2017(平成29)年7月

ココがキニナル!

有隣堂 月間BOOKランキング2017(平成29)年7月

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ライター:ミズグチマイ


 

横浜が誇る書店「有隣堂」の強力バックアップでお届けする「有隣堂 月間BOOKランキング」

有隣堂全店の月間ランキングをジャンル別にご紹介! はまれぽライターが、はまれぽならではの横浜にまつわる本をいろいろな切り口でご紹介します。

 


 

今月は、「頑張らなくていいダイエット本」がランクイン。各カテゴリをクリックすると有隣堂サイトでランキング詳細を見ることができます。
 


4ジャンルの中から、キニナル本をクリック!


総  合:『体幹リセットダイエット』佐久間健一(1000円+税、サンマーク出版)
ビジネス:『多動力』堀江貴文(1400円+税、幻冬社)
文  庫:『豆の上で眠る』湊かなえ(632円、双葉社)
コミック:『東京喰種 トーキョーグール:re(12)』石田スイ(514円+税、集英社)
 


 


「昔食べた、あの懐かしのアイスの記憶が今蘇る。あなたの大好きだったアイスを探してみませんか?」
(本店 前田さん)


『日本懐かしアイス大全』
アイスマン福留
辰巳出版グループ(1296円+税)
 


「毎年売上好調の季刊『横濱』。今回の特集は、当店からも程近い大岡川をめぐる物語です」
(本店 望月さん)

 


『横濱』
神奈川新聞社(680円)
 


戦後生まれが国のトップになって久しい現代、厭戦(えんせん)の機運を高めることは重要です。NHKで人気の放送テキストを傍に、戦争の極限状況と人間の尊厳を是非。
(本店 江口さん)


『大岡昇平『野火』 2017年8月 (100分 de 名著)』
島田 雅彦 NHK出版(566円 税込)
 


 


 

筆者がはまれぽならではの横浜にまつわる本をいろいろな切り口でご紹介します。

みなとみらい線、馬車道駅北側の「北仲通地区」周辺の再開発が進行している。

近隣エリアでもっとも高層となる住居を含んだ複合タワーの建設、高層ホテル建設、ちょっと外れた箇所には横浜市新市庁舎も建設中だ。怒涛の勢いで工事が進んでいる。
 


今回はみなとみらいの街並みを眺めながら読もう
 

街の開発というのはただ漠然と変化するのではなく「こういう街にしよう」という想いを持った人々が集まり、そのビジョンが時代とマッチしたときに、新たな役割を持った街へと進化を遂げる。

近代の街に限らず、なぜその街が栄えるに至ったか、という物語にはドラマがあり人の心を揺さぶる。そんなアツいまちづくりのドラマが好きな方向けの本を、今回は紹介する。
 


情熱都市YMM21―まちづくりの美学と力学
情熱都市YMM21編集委員会(編著) 鹿島出版会(2700円+税)
 

かつてアツい想いを持った人々によって壮大なプランで開発された、横浜みなとみらいエリアの開発の経緯、デザインの理由を書いた『情熱都市YMM21』だ。タイトルからしてアツい。

横浜・みなとみらいエリアが再開発されるに至った歴史的経緯、現在のような高層ビルが並ぶデザインになった理由、どのような人たちがどんな想いで開発に取り組んだか、海外のポートエリア再開発事例が書かれている。

基本的には浅く広く、教科書的な書き方がされているが、開発に携わった人物のコラムもあり、淡々とした文体の中にキラリと光るアツさもある。

その困難な事業を前に進めたのは、言うまでもなく担当者の努力であるが、同時に「今まで存在したことのないものを実現したい」という時代の空気ではないかと思われる。(本作より)

上記の一節が筆者は印象に残っており、「とにかくやってやろうぜ」という勢いを感じる。

みなとみらいエリアのように、複数の組織が協力してひとつのビジョンに向かって開発を進めるのは、想像するのもイヤになるほど苦労があるだろう。

今夜の晩ご飯を家族内で決めるだけでも混乱する時があるのに、それぞれ異なる出自と目的を持ったビジョンの組織が協力するというのは、相当に困難なミッションであったことが本の端々から伝わってくる。
 


まちづくりというドラマに思いをはせる
 

淡々と書きつつもアツさが漏れ出ているのは、著者は開発に携わった市の関係者たちなので、青春の1ページの記録として描かれた一面もあるのかもしれない。

なぜ現在のみなとみらいのデザインが在るのか、開発に携わった人の思いや美学に想いを馳せたい方にオススメの1冊だ。

なお、みなとみらいが昔どんなところだったのか知りたい方は過去記事「みなとみらいって昔はどんなところだったの?」もオススメ!



取材協力:有隣堂伊勢佐木町本店


 

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