車が通らない、公園と溶け合う街。はま旅Vol.57「仲町台編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第57回は、街の中心には車が入れない「仲町台」駅。これぞ本物志向の贅沢な散歩。
ライター:吉岡 まちこ
美食の話なら仲町台の本領発揮!
仲町台といえば、毎夏「グルメフェスタ」というイベントが行なわれる食通の町。あとで知ったが「グルメ通り」という小さな通りもあって、新店舗も誕生しているそうだ。
街にはチェーン店ではない店舗が多く、しかもどこもイイ感じにひっそりとある。
駅から数分、せせらぎ公園に続く道にもお店がぽつぽつ
眺めの良さでは仲町台随一のエリア、公園の緑に面したお店に行くことに。
夏も近いし、上の写真の右手のお店「H1 CAFE(エイチワンカフェ)」でハワイアンを。
「H1 CAFE」。こんな開放的なロケーションってそうそうない!
間近で見れるフラのライブも月に1、2回開催。ウクレレ教室もある
人気はロコモコプレートやガーリックシュリンププレート(サラダ、アペタイザー、デザート、トロピカルドリンクなど15種から選べる飲み物付で1,500円)。
日替わりパスタセット980円、ぬりえ・クレヨン付きのお子様メニュー、ドッグメニューもある。
この並びに昨年6月オープンした和定食「にじいろ食堂」もH1 CAFEの系列だ。
人気のロコモコプレート。奥はタロイモを生地に練り込んだアボカドバーガー
コンセプトは「ハワイよりもハワイらしく」。インテリアや食材にもとことんこだわっているという川本達也店長は、東京マラソンやホノルルマラソンも走るアスリートだ。
某サイトで横浜の6人のイケメン店長&スタッフの一人に選ばれているほど。
「そんなことないです」とシャイな川本店長
ハワイのお薦めはカイルアビーチだそうだ。が、H1という名がワイキキへのルート名なこともわからなかった筆者は、ひたすらポテトのこのくるくるに感動~!
カーリーポテトも本場と同じものをお取り寄せ。醤油のビンもレアなアロハ醤油
ハワイアンなBGMと空気にくつろぎまくりで仕事を忘れそうだったが、古民家めざして出発。
途中には、公園の木立に囲まれた日本離れした立地のレストランが。私事だがこのお店の前で愚息が初めて靴で歩けた思い出深い場所なのだ。
「パークサイドカフェ」の夜は、テラスの壁に古い映画が投影される
道路の下を茅ケ崎、都筑中央公園…などへの散歩道が巡らされている
ザリガニ釣りにチャレンジ。冬眠から出てくるのはGW頃?
大きな池のほとりにある「せせらぎ公園古民家」では、歳時記や手工芸の伝承、茶道教室なども開催している。第4火曜日の今日は“手打ち蕎麦”教室のメンバーが、500円でお蕎麦をふるまう日だった。
大坂夏の陣で荏田に領土をもらった京都出身の内野家の住宅を移築
ここで第2火曜日に開かれる、手打ち蕎麦教室のメンバー
「蕎麦に大切な“三たて”が全部叶っているから、どこよりおいしいはず!」と豪語。
“三たて”とは、挽きたて・打ちたて・茹でたてだ。
自転車で来ていた、ゆうた君も思わずおかわり