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公園が見守る小さな町。はま旅Vol.65「市が尾編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第65回は、公園が見守る小さな町「市が尾駅」。

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

いよいよ遺跡公園へ



さて、いよいよお目当ての遺跡公園が近付いてきた。市ヶ尾小学校の裏へ抜けると・・・
 


市ヶ尾遺跡公園に到着!


遺跡公園という非常にダイレクトな名前。どんな公園で、どんな遺跡が待っているのだろうか。これだけスゴそうな公園なのに私の他には誰もいなかったことが驚きだ。
心無しか早足になって園内を散策していると・・・
 


横穴墓(おうけつぼ)というものがあった!


ここには、たくさんの横穴墓(おうけつぼ)というものが残されている。6世紀後半から7世紀後半に作られたものだそうで、当時の有力な農民たちが自分たちのために作った墓なのだそうだ。
それにしても、非日常感がすごい・・・。
 


一部は中に入ることができた


中に実際に入れる横穴墓と、そうでないものがある。入れないものについてはガラスが設置され、中を覗く事ができるのだが、丁寧にワイパーが設置されているのが面白かった。湿気などでガラスが曇っていると外からレバーを回して、内側のワイパーを回転させるのだ。
 


ガラスにワイパーが設置されている


住宅街の中、急にこんな横穴がたくさん現れるのだから、市が尾という土地の歴史深さを知ることができる。横浜にこんな場所があるなんて知らなかった。



さらに大場かやのき公園へ



遺跡公園の迫力に圧倒され、しばらく住宅街をフラフラ歩いていると、遠方に不思議な建造物を発見した。
 


遠くに変なものが見える


丘の上に鉄骨のようなものがそびえ立っているが、中は暗くてよく見えない。いったい何だろうと近寄ってみると。
 


そこは、大場かやのき公園という場所だった


遠くから見えた鉄骨は公園の名前にもあるように、「かやの木」だった。大場町47番地にあったものを、土地区画整理事業を受けて、1987(昭和62)年にこの場所に移設されたのだそうだ。

既に樹齢は600年を越えるほどの大木だが、年々弱ってきているため鉄骨で回りを囲んでいるという状態。
 


立入禁止と書かれていた


遺跡公園もスゴかったが、こちらもなかなかの存在感。広い公園内でこの木だけが突出しており、孤高にそびえ立っているように見えた。遠くから見えた異様な建物の謎が解けたところで、この公園を後にする。