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横浜生まれのバナナってどんな味!?

ココがキニナル!

「横浜バナナ」なるものがあるそうです。東京バナナのようなお菓子ではなく、横浜市の農家の方が栽培してる本物のバナナです。一部出荷されているそうなのですが、ぜひ取材をお願いします。(河童丸さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市港北区にあるカネコ農園で栽培されたバナナは、味と香りともに濃厚で改めて「トロピカルフルーツ」としての魅力を感じるおいしさだった!

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ライター:吉澤 由美子

温室には、マンゴー、パパイヤ、パイナップルも!



バナナの栽培は今年で6年目。「最初はマンゴーを作りたくて、川崎市のマンゴー栽培農家に話を聞きに行ったのがきっかけ。そこで近所にバナナを作っている人がいると聞いて、バナナの苗をわけてもらったんだ」と金子さん。

わけてもらった1株の苗は、今では20株に増えている。TV番組『ザ!鉄腕!DASH!!』でバナナ栽培をしていた時には、番組やHPがとても参考になったそう。
 


温室内にバナナが何本も育っている


温室には、バナナの他にもトロピカルフルーツがあった。
 


パパイヤが実っているのを見るのも初めて


パパイヤはズラリと実がなっていた。下から花が咲きはじめるため、上に行くに従って実が小振りになり、最上部には花が咲いている。金子さんによると、「これは料理に使う青パパイヤ。ベーコンといっしょに炒めるとおいしいよ」
 


パパイヤは上の方に繊細な白い花が咲いていた


パイナップルは植えてから収穫できるまで2~3年もかかるそう。「暑い場所ならもっと早くできるんだろうけど、ここでは時間がかかるね。これは試験中」と金子さん。
 


パイナップルがこんな風に実るものだとは
 

初代のマンゴー。温室にはほかにも数本のマンゴーがあった


マンゴーもなかなか難しいらしい。花が咲いて小さな実はなるけれど、そこからがデリケートで多くの実が落ちてしまう。「マンゴーも試験中。他にもいろいろな果樹を作って、ここの土に合うものを探しているんだ」と金子さん。温室の外でもいろいろな果物を作っているらしい。

そこで、温室以外の果樹も見せていただくことに。

梨、ブドウ、キウイ、ミカン、カキ……、フルーツ天国!



表に広がる果樹園は、エリアごとに違う果樹が植えられている。温室の近くには梨とキウイの棚が広がっている。

梨は単一品種だけ植えると実ができないため数品種をいっしょに植える。カネコ農園では、「豊水」や「幸水」を中心に「浜なし」も作っている。
 


表に出ると梨の木の間から陽が射しはじめた


梨の先にはブドウもあるが、どちらももう収穫はとうに終わっている。現在、実が付いているのはキウイ、ミカン、カキ、イチジクなど。
 


綺麗な色に熟していたイチジク
 

豊かな香りと強い甘味。プチプチした食感が楽しい


キウイは日本で初めて苗を輸入した業者が近くにあるので、このあたりはいわば日本のキウイ生産発祥の地。これから収穫の時期を迎えるカネコ農園のキウイはLLサイズの大玉が棚いっぱいにずっしり実っていた。
 


大玉のキウイ


キウイはだいぶ大きいけれど、収穫はまだ先。キウイは収穫後、追熟させなければ甘くならないが、収穫が早すぎると熟す前に腐ってしまうらしい。出荷は12月中ごろの予定だ。