取材不可!? 横浜橋にある超有名天丼屋「豊野丼」に突撃!
ココがキニナル!
横浜橋商店街にあります、天丼屋さん「豊野」について取材をお願いします。特にマスターの人柄やネタへの拘りが聞ければ嬉しいです。(コビン・ケスナーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
豊野丼は一見頑固親父風だが、軽快なトークと心遣いでお客を楽しませてくれるマスターのいる店だった!天丼は素材が新鮮で量も多く、言うことなし!
ライター:松宮 史佳
冴えわたるトークに大爆笑!
天丼を食べながら、クレイジーケンバンド(CKB)のギタリスト、小野瀬さんは大の天丼好きで「豊野の常連」と吉田氏と話していると・・・「俺はナベプロだよ」とマスター。「ええー! あのワタナベプロダクションですか!?」と吉田氏。
「そう。ナベプロだよ」
ナベプロ=天ぷらナベのプロ!!!
マスターは絶妙な間で会話に参入しつつも、新しいお客さんが来ると「荷物大丈夫?」「後ろあるから(掛けるフックが)」「漬物あるよ」と常に繊細な心遣いを欠かさない。
水を飲み干した吉田氏に絶妙なタイミングでボトルが!
汗をかく吉田氏にサッとティッシュが出される。「???」
ティッシュはカウンターの上にマグネットで張り付けてある!
キッチンに余計なものを置かず、“必要な時に必要なものをサッと出す”。それがマスターの美学なのだ。
いよいよ正体を告白!
松宮は食べるのが遅い。ほかのお客さんは帰り、時刻は14時45分。
「15時過ぎると延長料金取るぞ」とマスター。延長料金取られるのはイヤだけど「延長されるのは大歓迎」と松宮。「キャバクラかよっ」とツッコむ吉田氏。・・・こんなことを言っている場合ではない。確かに急がねば!
「焦らなくてもいいから、急げよ」とマスター。“一体どっちだ・・・”と心の中で逆ツッコみ。
松宮は20分ほどかけて完食!
食べ終えたところでちょうど15時に。閉店の時間だ。「・・・どーする?」「行け!」
吉田氏と偽装カップルになり、結婚式場に潜入した「本当に5万円で挙式できるのか!?」を思い出す。・・・この果てしないドキドキ感。本当に“いつも心臓に負担をかける”、そんな人生だ。
意を決した松宮、正体を告白! すると、「やっぱり! どうもアヤしいと思ったんだよな」「取材はやらないよ」と言われてしまう。次々と業者の方が来店し、忙しそうなので「明日もまた来まーす!」と立ち去る。
「もう来んなよ!」と言いつつも、マスターの言葉にはどこか“愛”があるのだ
再び来店
翌朝。外で天丼を食べたのは初めての体験だったが、「まったく胃もたれしていない」。すでに「今日も天丼食べるぞー!」という気になっている。
11時15分過ぎに吉田氏と再び豊野へ。入口に辿り着くと、マスターは「また来たのか!」とあきれ顔。昼時なのでお客さんが次々来店。
松宮がオーダーした海鮮丼(700円)! れんこんにかけられたカレー塩が香ばしい!
昨日来店した時とは「野菜が違う!」。毎日多くのお客さんが来店するのに、「お客さんの顔」と「何を食べたのか」を覚えているのだ! 毎日来ても「飽きないように」というさり気ない心遣いがうれしい。
海老・きす・穴子はどれも“超新鮮”! やっぱり豊野の魚介は美味しい!
「春は桜海老、入梅には梅雨鰯、初夏は銀宝、冬には白子や牡蠣」など、「季節ごとにおすすめがある」とマスターが教えてくれる。
吉田氏は鯨丼(900円)!
クジラ肉と素揚げされたにんにく&ネギ、甘めの丼タレが絶妙! 「これまでの人生で食べたクジラはなんだったのか」というほど、クジラ肉のイメージを覆される。やわらかくてとってもジューシー! 「お~いし~い!」と言うと、「何食べてんだ、注文してねーのに」とツッコむマスター。「盗み食い」と松宮。
食べるのが遅い松宮に「お前、遅いよ。(みそ汁の)しじみは貝ごと食え!」とマスター。思わず噴き出しそうになる松宮。混雑しているので「また来まーす」と退散。「もう来るなよ!」とマスター。・・・もはや“別れのあいさつ”と化している!
ここで、お客さんにインタビュー。
異なるものを注文しても2人に分けてくれるマスターに「気遣いを感じた」と嶋田さん