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プロでも運転が難しい?市営バスの難関路線に迫る!

ココがキニナル!

9系統のバスに乗ると、弘明寺から先にすれ違うのも難しい区間がありました。ぜひ市営バスの運転手さんに聞く運転しにくい路線ランキングみたいなのを取ってみてほしいです(マンパワーさん)

はまれぽ調査結果!

10営業所の運転手さんにアンケートを行い、9つの営業所に運転しにくい路線ランキングを付けてもらった!

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ライター:田中 大輔

狭い=難しい、とは限らない?



しかし、「狭いから必ずしも難しいというわけではないんです」とおふたり。
あらかじめ狭いと分かっていれば運転手さんも自然と気を付けて運転をするし、当然のことながらバス路線はバスが通れることを前提に作られているわけだから、狭くても通り抜けられるようにはなっているもの。
 


9系統のすれ違いシーン。確かに狭いが、絶対に無理という場所はないはず


「建物は動きませんからね」と長田さんは言う。「それよりも対向車や歩行者など、予測しないといけない相手の方が難しいです」とのことで、事故の傾向を見ても道路が狭い場所で特に多発しているということはないんだそうだ。

そういう意味では、保土ケ谷営業所の難関ポイント1位、92系統の富士見橋停留所付近は非常に危険と言える。
 


赤マル印が富士見橋停留所
<クリックして拡大>
 

カーブの先が見えない場所。こういうカーブがいくつか続いている


道が狭い上、S字カーブが続く坂で、かつ交通量が多いのだ。
保土ケ谷営業所からのコメントによれば、「対向車線の大型トラックなどは減速しない車両がほとんど」だそうで、“魔のS字カーブ”と呼ばれているんだとか。
 


神奈中バスも通るこの道。大きな車同士のすれ違いは大変そう


見通しも悪いこの場所でスピードを出したトラックが走ってくれば、大きなバスにとってはかなり厄介。
ただ単に道が狭いだけではなく、対向車にまで気をつけなければいけないとなると、運転手さんは気を使うポイントだろう。



気を使う歩行者やほかの車



“狭さよりもほかの車や歩行者”という点では、こういった場所も危ない。
 


バスの前を多くの歩行者が横断する


これは、管轄の港北営業所が1位にランクした41系統が通る大倉山駅前や鶴見営業所の1位である13系統の走る綱島駅前付近に該当。
駅前は朝夕のラッシュ時には歩行者が多く、事故のリスクが高い場所とのこと。
 


大倉山駅前では、走行中のバスの真ん前を歩く人まで
 

朝夕のラッシュ時には大混雑する箇所
<クリックして拡大>


41系統の取材に行った日は雨だったため歩行者のほかに送迎の一般車が多く、元々広くない駅前の道はぎゅうぎゅう詰め。
晴れていると自転車も増えるそうで、さらに気を使った運転が要求されるそうだ。
 


コチラは綱島駅前の様子。客を待つタクシーが並び、道幅を狭めている


13系統の走る綱島駅前付近
<クリックして拡大>


また、夜はタクシーも増える。
タクシー側にも事情があるので難しい部分ではあるが、結果としてバスから見ればリスクを上げる要因になってしまっているようだ。

また、磯子営業所の1位、293系統は杉田商店街の中を突っ切る路線だ。
当然、歩行者が多く一歩間違えば事故が起きてしまう。
京急線の踏切もあって、注意すべきポイントの多い場所だ。
 


赤丸で囲んだ箇所が商店街付近だ

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歩行者に気をつけながら。道幅も決して広くない
 

踏切付近も注意が必要。ここは踏切前後に十字路もある