プロでも運転が難しい?市営バスの難関路線に迫る!
ココがキニナル!
9系統のバスに乗ると、弘明寺から先にすれ違うのも難しい区間がありました。ぜひ市営バスの運転手さんに聞く運転しにくい路線ランキングみたいなのを取ってみてほしいです(マンパワーさん)
はまれぽ調査結果!
10営業所の運転手さんにアンケートを行い、9つの営業所に運転しにくい路線ランキングを付けてもらった!
ライター:田中 大輔
ほかにもある、リスクを上げる要因
道幅は広いのに難関ポイントに挙げられている場所もある。
鶴見営業所の3位に入った15系統が通る本町通1丁目停留所から本町通3丁目停留所の間は、見通しのいい直線だが・・・
バスの前方には路上駐車が・・・
矢印で記してある箇所が問題の区間だ
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道路の両側にはお店が並んでいることもあって、路肩には路上駐車が多い。
こういった車をよけるためバスはセンターラインを越えて走らなければならず、事故の危険性は上がってしまう。
違法駐車の車をよけるには、ここまではみ出ないといけない
違法駐車については警察に相談するなどもしているそうだが、こういったケースではバスの運転手さんだけが気を付ければいいという話ではない。
浅間町営業所の1位、83系統もちょっと変わった理由。
旭硝子停留所では、旭硝子の構内を拝借しての方向転換が行われるのだ。
赤で囲んでいるところが浅間町営業所の難関ポイント
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一旦、構内に鼻先を突っ込み、バックで戻ってくる
前後左右がギリギリという高度な運転テクニックを求められる場所であり、かつお客さんを乗せたままなのでよりプレッシャーがかかる。
お客さんを乗せている以上、車外だけでなく車内の様子にも気を配らなければならない。
緑営業所が1位に挙げた「ふれあいバス」でも似たような事情がある。
そもそも道が狭く、使われているのは座席数が少ない小型バス。さらに、利用者の多くがお年寄りという状況だ。
多くのお年寄りを乗せたまま、S字も抜けていく路線
立ったまま乗車しているお年寄りも少なくなく、ぶつけてはいけないのはもちろんのこと、車内の安全も考慮しながらに“なめらかな運転操作”が必要なんだそうだ。
取材を終えて
長田さんは「私は広くても交通量の多い幹線道路の方が難しいと感じました」と話す。
営業所によっては難しい場所をリスト化して貼り出しているところもあるそうで、日ごろからリスキーな場所には気を使っている。そのため、あらかじめ難関ポイントと分かっていれば気を張って運転に臨むことができる。
だから、一見すると難しそうな狭い場所が、必ずしも一番難しいわけではない。
運転手さんたちは「バスの運転手としてプライドを持っている人が多い」そうで、考えようによっては狭い場所は“腕の見せ所”でもあるのだ。
難しそうな場所でも颯爽と。プロがプロたる所以
場所によっては、周囲を通行するわれわれが難関路線を作ってしまっている場合もある。
安全な運行がなによりも大切なバス。それは運転手さんの確かな技術と、周りを通行するわれわれの気遣いがなければ成り立たないということを忘れてはいけない。
ここに挙げられた場所は、バスでなくても気を付けた方がいいポイントでもある。
自分の車でこれらの道を通るときは、皆さんもお気を付けて!
―終わり―
横浜市営バス 業所別系統路線図
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/bus/keitouzu.html
ポンチくんさん
2017年09月27日 18時40分
相鉄バス旭16系統・旭19系統は最後の研修で用いられるような難関コースです。細い十字路に環状2号線の横断、さらにアップダウンの激しい道は雪にも弱く、運転士泣かせのルートではないでしょうか?
babayanさん
2017年09月27日 14時18分
市営バスは運転が荒くて大嫌いです。カックンブレーキとか急発進が運転上手いと勘違いしている運転手が多くてうんざりです。
peachpurinさん
2017年09月27日 09時42分
悪路といえば秦野市のヤビツ峠(国道70号)。蛇行した急な上り坂で軽同士でもすれ違い不可。あんな所を走るバスって神としか思えない