ベイスターズを陰で支える野球振興部の北川利之さんに密着!
ココがキニナル!
横浜DeNAベイスターズにはどんなスタッフがいるの?どのようにしてチームの力になっているのですか?選手との関係もキニナル。(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
野球振興部では、元ベイスターズ選手の北川利之さんなどが県内の子どもたちに野球指導などをし、野球に対する情熱を子どもたちに注いでいた
ライター:山口 愛愛
幼稚園児が野球にふれると笑顔になる
(続き)
園児たちは身体も心もほぐれてきたようで高揚している。ダンス練習を終え、いよいよ野球のレッスンへ。年小、年中組はスターマンとの記念撮影に移り、約100名いる年長組が野球の指導を受ける。
北川先生が「野球知っている人~」と1から教える
まずは、投げる練習から。「鉛筆やお箸を持つ手を上に上げて、その手を耳の横に」と北川さんが手本を見せながら教えていく。「野球は1、2、3のリズムが大事」と説明し、園児たちも「1、2、3!」のタイミングで投げる動作を繰り返す。
先生のフォームに子どもたちの目は釘付け
園児がグループに別れ、1列になり、前にいる北川さんや幼稚園の先生の元へやわらかいボールを投げていく。3球ごとに交代。
ワンバウンドしたり、大きく逸れることもあるが、「相手が取りやすいように投げてみよう」と声をかけると、3球目にはだいたい届くようになる。
「リョウタ君、いいぞ! シュンキ君、きっと上手くなるぞ!」と帽子に書いてある、名前を呼びながら、北川さんが笑顔で励ましていく。
中には1球目から胸元に届く子も
褒められると子どもたちの笑顔もはじける
続いて、バッティングの練習。バットを持ち、ティーの上にセットされたボールをネットに向かって打っていく練習だ。こちらも、まずは先生の見本から。
北川さんのスイングを久しぶりに目の当たりにし、筆者も感激
みんなで動きの練習
初めてバットを持つ子も多いようだが、まっすぐに打ち返せると、みんな大喜び。
真剣な表情。最初は当てるだけで精一杯
力強く振り切る思い切りのいい子も
上手くできると先生とハイタッチ!
バッティング練習が終わると、最後に再び、ダンスの練習に戻り、球団歌「熱き星たちよ」などの曲に合わせて、振り付けをしてダンスの完成。
「♪燃える星たちよ~レッツゴー!」と元気にダンス
レッスンを終え、mihoさんが「今日、楽しかった人~?」と聞くと「はーい!」と一斉に手があがった。
「みんな最後までがんばったので、スターマンからぬいぐるみと、サイン色紙、勝フラッグのプレゼントがあります。1人1冊ベイスターズノートも渡すので、勉強もがんばってね!」と声を掛けた。
スターマンからのプレゼントに拍手がわく
北川さんも「最近は公園で野球をやっている人が少なく、お兄さんたちも寂しいです。土・日はお父さんやお母さんと公園に行ってキャッチボールを楽しんでみてくださいね」と〆の挨拶。また「はーい」とたくさんの手が上がった。子どもたちに野球の楽しみを知ってもらえたようだ。
プレゼントの品といっしょに記念撮影
このふれあい訪問で、子どもたちと関わっている小山田さんと鈴木さんに、園児に感じてほしいことを伺った。
「柔らかいボールとバットなので、安心してやってもらえたと思います。日常で野球にふれる機会が少ないと思うので、まずは興味を持ってもらい野球の楽しさをわかってもらいたいです」と小山田さん。
「神奈川県内の子どもたちに野球を知ってもらいたい」と小山田さん
鈴木さんは「このふれあい訪問がきっかけで、野球の面白さを知り、本格的に始めてくれる子が増えると嬉しいですね」と元選手らしいコメントであった。
ベイスターズジュニアの指導にも熱を入れている鈴木さん