メガロンとその認知度

「ここが・・・
　

メガロンですよ」
　

先に自転車で到着していた長岡さん。それにしても、広い。旧メガロンは広い。

　

写真中央と右のマンションの場所にメガロンがあった
　

その左のこのマンションの場所には東洋化成があったという
　

だだっぴろい運動広場のメガロン。うまく表現できないが、「メガロン」ってかんじ、「メガロン」といった何かは感じなかった。

　

その昔はここに三井造船日開工場があったという
　

メガロン、現在は2時間300円の料金が目安で使用できるとのこと。
主に、ソフトボールの試合がメインとして使用されているという。

　

守りましょう
　

ここで一旦「メガロン」という単語自体について。
京急の広報課・木村さんに名づけた由来を聞いてみた。回答は、ギリシャの古代建築物、宮殿や家屋の形式名称のひとつに「メガロン」というものがあるという。その雄大なイメージをもとに、メガロンと名づけたのではないかという見解でした。
名づけ親は、不明とのこと。

ではでは、地域の方々にそれくらい「メガロン」は認知されているのかを調査。

　

アラカキさんファミリー
　

「ここの広場、何て呼んでますか」と尋ねてみる。
「メガロンって呼んでいます。理由は・・・わかりません。（笑）周りの人も呼んでいますし。メガロン・・・ですね」とのこと。お子さん2人もメガロンと呼んでいた。

　

続いてちょっとポーズ風なトサカさん
　

「2年前に隣のマンションに越してきたが、メガロンって呼ばれていることは知らなかったです。周りの人がそう呼んでいるのかどうかもちょっとわからないです」とのこと。

　

この少年2人はどうか
　

「メガロンって呼んでます！　周りの人も、だいたいみんなメガロンって呼んでます。ここはサッカーの練習でよく使ってました」。と、イイダくん（左）とイシワタリくん。

　

お散歩中すいません
　

「旧東海道公園と呼んでいます。メガロンと呼ばれていることは知らなかったです。住みはじめて1年くらいだからですかね。周りの人（犬トモ）も旧東海道公園と読んでいますが、みなさん住みはじめて短い方ばかりです」とのこと。
ヨコミチさんでした。

ほかにご年配の方々に伺ってみると、やはりみなさんメガロンと呼んでいるとのこと。
住んで間もない方は知らないという意見もチラホラありましたが、基本、みなさんメガロンと呼んでいました。

　

メガロン
　

みなさんに、メガロンの愛称で親しまれていることはわかったが、キニナルにあったように「由来」を知っている方はいなかった。
長岡さんに「ここまでメガロンとして親しまれているなら、どこかにメガロンと書いてあったり、看板があったりはしないのですか？」と尋ねると「それが・・・ないんですよ」とのこと。
古き時代の、地区の発展を感じさせる高層マンションの変わった名前が思い出深かったのか、長岡さんは最後にこう話してくれた。

　

「どこにも書いてはいませんが、メガロンは心にあるんです」
　

ご協力、ありがとうございました。

取材を終えて