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横浜市営地下鉄ブルーライン、「上り」と「下り」が同じタイミングで到着しがちなのはなぜ?

ココがキニナル!

市営地下鉄ブルーラインですが、上り・下りの電車が同時刻に到着するのがほとんど。ホームが混雑し、時には危険です。このようなダイヤの組み方には理由があるの?(イェティさん、戸塚大革命さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

基本は全くの同時刻に到着することをさけるダイヤを組んでいるらしいが、ラッシュ時のちょっとした出来事で起こる時間のズレが同着を招くという。

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ライター:クドー・シュンサク

緻密な1分違いやちょっとした同着、ホームは混雑もするといえばする

「混んでますもんねぇ、ホーム・・・同時に着きますかねぇ・・・ねぇ・・・うん」
たまに、いや、しょっちゅうあるメガネくんのこっちに聞こえてくる大きな声の独り言。
いつも、無視することにしている。するとさみしい顔をする。なのでちょっと応えてみる。するとけっこうなニヤケ顔でこっちを見てくる。
 


なんなんだよ


新横浜に到着。時刻は夕方5時ごろ、混雑時間の始まりくらい。
 


到着時刻は先発と次発ともに1分違い


あざみ野行き方面が定時に到着。それだけでもホームはそこそこ混雑。
 


約1分後、定時に湘南台行きが到着


あざみ野行きに乗っていた降車客がある程度いなくなっての到着なので、勝手が悪いほどの混雑はない。
 


約5分後、定時にあざみ野行きが到着
 

あざみ野行きが発車すると同時に、湘南台行きが到着
 

ひどく混む様子はなかった


確かに、あざみ野行きがあと30秒遅く到着すればホームはかなり混雑していたと思う。
微妙なタッチの差で混雑は回避。

横浜駅に移動。するとどうでしょう。
 


おやおや
 

同時刻に到着の様子


しかし、ここも湘南台行きがほぼ定時、あざみ野行きが微妙な遅れで約30秒の時間差。またもやひどい混雑は回避。どちらも定時の分数には到着しながらも、微妙な差で混雑は回避。これが、何かでズレて生じたものか、計算であるか。

神田さんは「微妙な秒計算はしているが、それで回避できたり、イレギュラーなことがあったりすると重っちゃうんです」と話していた。
 


桜木町は1分ズレの時刻表で約20秒差の到着ながら混雑はなし

 
日をあらため、朝、午前8時30分ごろから9時にかけてのラッシュ時に調査。
 


まずは横浜駅


おじゃまします

 
かなりの混雑状況。多くの降車客がいるがダイヤは同着もなく、混雑していながらも勝手が悪い身動きが取れないというほどではなかった。
 


混んでますけどね

 
島式のホーム(ひとつのホームに左右両側に電車が到着するホーム)や、少々駅のつくりが小さいことは、混雑発生の一因でもあると神田さんが話していた。なおさら、ダイヤと到着時刻の微妙な調整には心血を注いでいるという。
 


続いて朝の新横浜

 
別日の同じ時間帯、午前8時30分~9時ごろに調査。
 


先発1分違いの次発は同時刻着

 
いたしかたない同時刻着のダイヤながら、混雑はいかに。
 


やはり約30秒違いで混雑は回避

 
新横浜で取材日には同時刻着が2回あったが、そのどちらも秒単位のズレでホームと階段にひどい混雑はみられなかった。
 


そうとはいえ

 
取材のまったく別日の休日に、横浜駅で同着があり、電車から降りるとすでにホームに人があふれている日もあった。これは、いたしかたないイレギュラーが重なった結果ともいえる。そういうことなのだろう。



取材を終えて

緻密な時間調整、乗客の皆さんの対応で多少のズレによる同着。それによるホームの混雑。混雑は改札の問題や人の往来の加減でも生じるもので、横浜市交通局の方々は、より良く利用していただけるよう尽力されているのは確かでした。


―終わり―
 

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  • 通勤で新横浜駅を利用している会社員です。私もずっと前から同じ時刻に到着することに憤慨していました。ただ、駅員に問題定義するわけにもいかず、我慢してましたが、私と同じ気持ちの人がいたのに救われた気持ちがします。横浜市さんには次回のダイヤ改正の時は主要駅(新横浜と横浜駅)での3分ズレに期待します。取材、ありがとうございました。

  • 新横浜駅は朝の通勤ラッシュ時間帯だとほとんど同着でホームが混雑して真ん中あたりの車両に乗車していると改札へ向かうのにかなり歩きづらいです。夕方の帰宅ラッシュ時間帯は問題ないので朝のダイヤ作成をもう少し調整してほしいところです。

  • 市営地下鉄は市内の鉄道各社で比較したらもっともゆったり乗車できるし環境に配慮していると思う。他社線においては大混雑にもかかわらず防風壁無し、ホームドア無しの地上ホームが多いので夏の酷暑や冬の極寒で通勤通学が大変なケースも少なくないが、地下鉄はその点恵まれている。市営地下鉄でもっとも評価できるのは、地上に出た際に防音壁が全線整備されていること。他の民間路線では30年前とまったく変わり映えしない構造の路線も多い。港北ニュータウンや拡幅後の長後街道エリアが住まい探しで人気なのも鉄道や道路インフラが良好だからだろう。市内の民鉄各社のホーム混雑についても課題がけして少なくないはず。積極的に取材して、いろいろな視点から比較してほしいと思います。

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