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横浜の観光名所を知りつくす「横浜シティガイド協会」について教えて!

ココがキニナル!

横浜シティガイド協会が、創立20周年を迎えたそうです。国内有数の規模を誇ると言われている同協会ですが、設立の経緯や現在の規模、今後の活動について知りたいです。(katsuya30jpさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜シティガイド協会は、横浜の歴史を学び市民の方に広く知ってもらうことを目的に設立。全国でも50団体前後に入り、横浜市では最も規模の大きな団体

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ライター:大和田 敏子

ガイドコース、ガイド料金は?



横浜シティガイド協会で用意している主なコースは「山手・ロマンの道」、「文明開化ハイカラロード」、「シーサイドの歴史を訪ねて」、「野毛三山・開港の歴史散歩」、「本牧の今昔を訪ねて」、「根岸プロムナードを巡って」の6コース。参加者10人に1人のガイドが一緒に回る。
ほかにも「MM21」や「中華街」のコース、郊外のさまざまな見どころを巡るコースなど、たくさんのコースがあり、相談すれば希望に応じて組み合わせ、バリエーションをつけることも可能だ。
 


主な6コースのエリアマップ


ガイド利用者は年間約1万人。横浜に住んでいる方が、離れて暮らしている家族や親戚が訪ねてきた時や、同窓会の幹事としてグループを案内する時の利用などが多い。どちらかというと年配の方の利用が多いそうだ。
修学旅行や旅行会社から依頼され、ガイドすることもあるという。その場合、パンフレットに横浜シティガイド協会会員がガイドと記載されているという。

 


外国人の方のガイドもしており、現在、英語・中国語に対応できる
(詳細は横浜シティガイド協会ホームページでご確認を)
 


山手・ロマンの道は人気のコース


また、協会内には企画実行部会があり、毎年、多くのガイドツアーを企画している。季節に応じたもの、クリスマスや中華街の春節(旧正月)などのイベントをからめたものを行っているほか、自主学習の中で見つけたネタをテーマにした企画も多い。
 


“秋を楽しむ”コースを順次行われた


“秋を楽しむ”コースは参加料500円で、保険料と当日参加者に渡す資料代などにあてられる。
また、話題になった映画・ドラマの舞台を巡るツアーなども行っている。
 


“「花子とアン」と横浜”は、今、人気が高いコース(500円)


2011(平成23)年の映画「コクリコ坂から」の舞台を巡るツアーは人気があったようだ。
 


港の見える丘公園に設置されたパネルと主人公の海(うみ)が掲げた旗


こうした企画ガイドツアーは、公募するので、一人で参加されることも多いという。
また、行政からの要請も多くあるそうで、開港150周年の際には、横浜赤レンガ倉庫に案内所を設け、桜木町・関内・石川町のJR各駅からのガイドを担当した。

協会の今後について、平井さんは「活動するガイドさんを増やし、現在の活動を継続していきたい」と話してくれた。




「横浜開港のころを思う(横浜道)」コースに参加!


1858(安政5)年、日米修好通商条約が終結され開港が決まった際、幕府は東海道から分岐して開港場に到る街道を造ることを米領事館のタウゼント・ハリスと約束をかわした。袖ヶ浦(現在の横浜駅西口付近)沿いに架橋、戸部・野毛の小道を整備して3ヶ月の突貫工事で完成したのが横浜道(よこはまみち)だ。
 


横浜道は青、東海道から分岐し横浜港まで造られた道


今回のコースは、横浜道を横浜港側から旧東海道に向かって歩き、開港のころの横浜に触れようという企画。
 


受付はJR関内駅北口、午前9時30分


お天気に恵まれ、関内駅には続々と参加者が集まる。
 


参加者は73名。7グループに分かれてスタート!


実は今回のコース、筆者にとっては、度々歩いて知っている道。それだけに、どのようにガイドしていただけるのか、かえって楽しみな部分もあった。
 


筆者が参加した班のガイドは長谷部さん。今回のコースのリーダーでもある
 

吉田橋。幕末から明治初期まで橋の袂に関所が設置されていた
 

かつて栄えた捺染(なっせん)の話なども伺い、都橋を渡り・・・
 

野毛へ
 

ちぇるる野毛前。日本近代水道最古の水道管が残されている
 

旧平沼専蔵別邸亀甲積(きっこうづみ)擁壁。横浜市中央図書館向かい


毎日、歩いている場所に、横浜市認定歴史的建造物があることを知り、驚く! 見ているようで、何も分かっていなかったのだと。
 


野毛の切通しの説明を伺う。かつては、ここから港が見えた!


ガイドさんは、昔の写真や絵画などを見せながら、開港当時の話を繰り広げる。時には、小説や映画を話題に挙げ、参加者の興味を惹いていた。
 


道面(みちづら)にマークが。マークをたどって横浜道を歩くことができる


こんなマークがあったなんて! ・・・知らなかった。