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普通の家? 新山下の住宅街にポツンと存在、1本80円の焼き鳥が「すっごく美味しい」という「串焼き 太郎」に突撃!

ココがキニナル!

新山下のドンキホーテ裏の住宅街に佇む1件の焼き鳥屋さん。店内への入り口が普通の家の玄関なので入りにくく、店内の様子が知りたい!小窓からテイクアウトで買っていますが美味しい!(ro-me-3さん)

はまれぽ調査結果!

肉業界歴約30数年のマスターが営む「串焼き 太郎」では、焼き鳥のテイクアウトのほか釣りたてのお魚料理が美味。社長犬の太郎ちゃんは大人しくて大きい

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ライター:山崎 島

肉業界約35年の大ベテラン



「串焼き 太郎」がここ新山下にオープンしたのは4年前。佐藤さんのご実家だった場所を改装して始められた。6年前まで佐藤さんは、川崎市宮前区にて焼肉屋さんをされていたんだそう。

「ずっと肉屋に勤めていて、29歳で独立したんだよ。独立して最初のころは、露天で焼き鳥屋をやってた。資金がなかったんで。それからしばらくして焼肉屋を10年ぐらいやって、6年前にうちの事情で新山下に戻ってきた」と、淡々とご自身の経緯をお話くださった。
 


「俺はそこの座敷で生まれたんだよ」という、なんという実家っぷり


佐藤さんの地元で始められた「串焼き 太郎」。長年肉業界にて磨いてきた佐藤さんの腕の評判は口コミで広がり、遠い所では奈良からの利用客もあったとか。「うまいかどうかはお客さんが決めることだからよ、おれは何にも言えないよ。ただ、いい物使って作るだけだよ」と佐藤さん。飾らない職人気質な所がまた良い。
 


壁にはコロッケさんのサインが
 

くてっとしている黒ラブは「社長犬」の太郎ちゃん

太郎ちゃんは「社長だけど主にセコム担当」とのこと。ほんと大人しい。
 


「飲みな」と出してくださったラムネ、川崎産


お店は「不定休だけどほぼ無休」で、テイクアウトは正午から午後7時まで、店内での飲食は「お客さんが帰るまでやってるよ」とのことで、たまに朝まで寝ていく方もいるのだとか。

近所に住んでいてテイクアウトをするお客さんが多く、店内を利用するのは割と遠くから来られる方が多いそう。
 


しかも焼き鳥
 

お安い
 

謎のネズミがお茶目


そんな佐藤さんは大の釣り好き。小学校に上がる前から釣りをやっていたそうで多い時は週3回、近くの海で海釣りをしている。「東京湾はいろんな魚がいるから面白いよ」とのこと。店内では、佐藤さんが釣ってきた、新鮮なおさかな料理をいただくこともできるそうで、期待が高まります。



絶品料理の数々

それでは渋良い男、佐藤さんが丁寧に作られたお料理をご紹介。なんでも、店内ではあまり焼き鳥は出ないのだそう。「そん時ある物でなんでも作っちゃうからね。メニューなんてないの」とのこと。男気!!
 


キッチンに立つ佐藤さん


まずいただいたのはこちら。
 


焼き鳥(1本80円)


右からねぎま・鳥皮・塩レバー・つくね。「塩レバーから食べた方が良いかも」とのことなのでさっそく・・・
 


おおっ


「は、うまっ!!」と編集部・山岸と山崎、おんなじリアクションをしてしまった。全く臭みがなく、柔らかいレバーを、こんがりと塩味で焼き上げている塩レバー。

投稿にも「すっごく美味しい」とあったが、ほんと、おいしい。幼いころ、レバーが食べられずに「苦しいことっていつまで続くのかな」と悲しい気持ちで食卓に座り続けた、あの夏の夜は何だったのか。レバー苦手な方でも、きっとおいしくいただけること間違いなし。夏バテ防止にも良いし、夏にこそ食べたい一串。

それから、塩味でいただくのがおすすめなつくね。
 


おほっ


ふわっふわで、ふわっふわ。全て佐藤さんの手作りというつくねは、とにもかくにもふわっふわで、肉のうまみがしっかりと感じられる、良いつくね。これは素材の味が生かされる塩味でいただくのが、確かにいちばんおいしいな。山岸もこのつくねにはびっくりしていて、隠し味を訪ねていたが「ひみつ」とのこと。塩味のつくね、必食だが、お好みによってはタレにもしてくれる。
 


それから皮ー


カリッと、もちっとした皮。甘じょっぱいタレと、食感が絶妙で、噛めば噛むほどぎゅっと味がでてくる。タレの濃さも、皮の旨味を損なわず、お酒がすいすい進みそうな塩梅でとっても良い。
 


鳥皮、侮っていた・・・


香ばしく甘いネギが、大人向きにも子供向きにもおすすめな、ねぎまも大変おいしかった。鶏ももがふっくらと大きく食べ応えがある。テイクアウトしてお夕飯のおかずや、焼き鳥丼にしてもおいしそう。