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ココがキニナル!

南区にある宗教法人大山ねずの命神示教会は近年蒔田駅周辺にいくつもの巨大ビルを建て、信者さんで賑わってます。これはどういった背景によるものなのでしょうか?この界隈を歩く度に気になる(伴 俊作さん他多数)

はまれぽ調査結果!

教団の施設が集中しているのは、この場所に教祖の自宅があったことが関係している。建設当時は地元住民の反対があったが、現在は問題は解決している。

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2015年07月26日

ライター:小方 サダオ

大山ねずの命神示教会神総本部に話を伺う

それでは1953年に誕生したという、この新興宗教とはどのような教団なのだろうか?

教団のホームページとパンフレットによると、教えに関しては「現在、全国の信者数約80万人を誇る、大山ねずの命神示教会(おおやまねずのみことしんじきょうかい)とは、人間に命を授けた大山ねずの命という神が、一人一人の幸福を願ってつくった、毎日の心の在り方から人生の仕組みに至るまで、幸福を手にするための生き方を学ぶことができる生涯教育の場である」

「その基本は、神に、親、先祖、目上に、周りの人々に感謝の心で生きることで、神の教えに触れると、前向きな考え方になり自分の感じ方や生き方が少しずつ変わっていくのだ」とある。
 


教団のパンフレット


さらにその生き方の基本として神が示したものが「教会の十教訓」で、日常生活に生かすべきものだという。

一、肉親身内近所同士は和合せよ和合に努めよ
一、妥協せよ妥協に進めよ
一、争うな争いを避けよ
一、人を恨むな過去を忘れよ
一、人を憎むな人の罪を許せよ
一、人の陰口をたたくな自己の過去を反省せよ
一、欲に走るな時期を待て
一、責任を果たせよ重荷を負うな
一、人を裏切るな自己の失望したときを思い出せよ
一、身勝手な行動を取るな相手にも自由を与えよ
 


授業を通して神の教えを学ぶという


続いて沿革に関しては「大山ねずの命は、1946(昭和21)年11月15日、神の御魂(みたま)を一人の御子(みこ)に封じ込めて、供丸姫(ともまるひめ)先生としてこの世に降臨させていた。一方、神は、先に供丸斎(ともまるさい)先生という使者を人間界に遣わしていて、1953年9月23日、神のご指示の下に、西区戸部町に大山ねずの命神示教会を設立した」

「20歳のときに供丸姫先生は、原因不明の病に侵され、大山ねずの命の存在を知り、その力によって健康を回復した。そして1967(昭和42)年2月4日、供丸斎先生の元にお礼に訪れたときに、自分の知らなかった、神の道に生きる定めにある運命を予言された」

「その後、供丸姫先生は、大山ねずの命直々の神示(神が示す言葉)を受けられ、人類の幸福に欠かせない数々の真理を示して、悩み苦しむ人々を救っていき、1986(昭和61)年9月23日に『直使』という教団の継承者の存在になった。そして1987(昭和62)年11月15日、その日を『聖日(せいび)』とし、南区宮元町に神総本部が誕生した」

「供丸斎先生は1988(昭和63)年10月29日、供丸姫先生は2002(平成14)年9月18日に神の世界に戻った。現在は神主教会長先生などにより神示教会が運営されている」と記されている。
 


教団の施設・安明殿


次に事務所のある望会館を訪れ取材を申し込むと、志村宮事が受けてくれた。

まずはこの場所に教会が建った理由などについて伺うと「神が神示として、救い主である供丸姫先生がご生誕された蒔田の地を選ばれたのです。この周辺には、神に拝礼する神殿、教育施設、事務所、食堂などの施設があります」とのこと。

供丸姫教祖が地主であった、との話に関して伺うと「神の化身である供丸姫先生の生誕地であるご自宅が、宮元町のここの事務所のある場所にありました。そのため供丸姫先生が地主のお一人であったということは、間違いではありません」

「供丸姫先生は、戸部町にあった、供丸斎先生の大山ねずの命神示教会を訪れていた信者でした。その後ご自分が神の化身であることを知らされ、一般的に表現すると、供丸斎先生を引き継いで2代目となり、ご自宅のある宮元町で教団を開かれたことになります」とのこと。
 


供丸姫教祖が2代目となり、自宅のある宮元町で教団を開いた


ビル建設の際に地元住民から反対があったことに関して伺うと「ビルの建設当時は反対ののぼりが立ったこともありましたが、今では問題は解決しています。また参拝者が多いため、道いっぱいに広がって歩かれていると苦情が来ることはあります。そのため信者の方たちにはマナーを守っていただくようにお願いしています」とのこと。

横浜市営地下鉄蒔田駅の建設に協力したことに関して伺うと「予定地の土地を売り、地下鉄のエスカレーターの設置をお手伝いしました」とのこと。
 


教団は蒔田駅の建設に協力した


筆者が当教団についてインターネットで検索したところ「大山ねずの命神示教会被害者の会」なる掲示板が出てきた。そのことに関して伺うと「それは2ちゃんねるのようですね。どのような方がそれを書かれているか分かりませんが、常識的にそれを読んでいただければ本当のことが書かれているかどうかが分かると思います」と答えてくれた。

取材を受けていただいたことを感謝し、志村宮事とお別れをした。



信者に話を伺う

先ほどの愛光会館の案内板を見ると、信者のための食堂であることが分かった。
 


信者のための食堂・愛光会館


そこで会館に入ろうとする信者らしき2人組の女性に「一般の人も入れますか?」と伺うと、利用できるようで、ご一緒してお話を伺うことにした。

教団に関して伺うと「私は30数年以上信仰しています。ここでは宗教っぽく儀式などの決まりがありません。人としてあるべき姿と心構え、当たり前のことを勉強するのです。しかし当たり前のことは出来そうで出来ないから大変なのです」

「供丸斎先生は力強い印象の方で、分かる人には生き神様としての素晴らしさが分かるそうです。供丸姫先生はとてもきれいな人でしたよ」とのこと。
 


食堂のメニュー


施設に関して伺うと「施設のひとつ、真実の光会館はお参りするところで、自分の願いごとや不安な気持ちを訴えます。なぜ心が苦しいのか語りかける場所です」とのこと。
 


信者のバッジ


昔の教団の姿について伺うと「以前は奇跡現象を求める傾向はありましたが、今は変わりました。心が安定すると物事がよくなります。そのため落ち込んでいる場合は参拝して、神のお力で引き上げてもらいます。さらに学ばないとなぜ落ち込むのかが分からないため、学び正しい方向性に行くように現実的な行動を行います。しかし、どうしてもできないことは、神にお願いをするのです」とのこと。

会費や講義に関して伺うと「年会費は1万円もかかりませんし、決して高くはありません。通常は一時限40分の講義が午前10時から午後3時まであります」と答えてくれた。

会館を出た2人は帰る前に真実の光会館に参拝をするという。信者を伴うことが望ましいが、基本的には誰でも自由に入れるとのことで、ご一緒させてもらうことにした。
 


真実の光会館


真実の光会館内には、光明殿と安明殿という二つの施設があるという。
施設内は全体的に木材を使用した落ち着き感じさせる内装であった。また各所には白い袴をまとった神職が立っている。

入って左側に手水鉢があり、口と手を清める。神社の参拝を感じさせるが、信者によると、神様と仏様が祀られた場所があり、それぞれにご挨拶をするという。
まずは2階にある神様が祀られた光明殿をお参りする。社殿の前には、赤と白の梅の木が植えられているのが印象的だ。
 


真実の光会館に出入りする信者


社殿内は照明が落とされていて暗い。約20メートル四方の広間の上に、靴を脱いで上がる。前方の壇上の中央にはシンボルマークの記された紫色の幕が下がっている。また壇上の両側には木製の一対の社が配されていた。

広間には10数名の信者が正座して手を合わせている。板張りのため、正座の苦手な筆者には数分と持たないが、微動だにせず熱心に合掌をしている信者もいる。

ここに祀られた神様にはお願いごとをするのだ、と信者は教えてくれた。
 


階段を上がった2階にある安明殿


続いて奥にある安明殿に向かう。そこに至るまでの階段も安明殿の前に広がる広場も、白色の石作りで広々としていて、独特の静けさを感じる異空間の印象であった。

ここには仏様が祀られていて、願いごとをせず、心を安心させてもらう場所であるという。
参拝後安明殿を出ると、途中には石造りの里山の田園風景が再現された庭があり、人工の川がそそぐ池にはメダカが泳いでいる。その前にはベンチが設けられ、一息つけるようになっている。

宗教に関しては詳しくはないが、神と仏を順に参拝する、という宗教施設は珍しいのではないだろうか? これがこの教団の教えの特徴のひとつといえるのかもしれない。
 


真実の光会館の入り口


施設を一礼して出ると信者が、歩きながら施設について説明をしてくれた。
「最初はこれらの場所が、全部ひとつの家の中にありました。これらのビルは徐々に建ったもので、以前はテントで対処したりしていたのです」

「例えば『待合処』は、以前は違う目的で使われていましたが、ビルが出来たため、今では待合所として使われています」とのこと。
 


「待合処」は初期のころの施設のようで、プレハブ式の簡素な建物だ


「清明会館は儀式の会館で、私も使わせていただいたことがあります。結婚や葬式など、さまざまな儀式を行います。また教祖様の誕生日である11月15日の聖日(せいび)が最大のお祭りです」と答えてくれた。
 


清明会館で行われる儀式の数々
 

成人の儀


信者女性の2人組とお別れをしたあと、あらためて施設の周りを見ると、大きな建築物にはさまれるように古い民家が残っている。
 
 

 

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