2015年、横浜市内で昔ながらのクリスマスケーキが買えるお店はどこ?
ココがキニナル!
古き良き味わいのクリスマスケーキを探して!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
セリーヌ洋菓子店、T-berry豊田屋、横濱パティスリーテール、不二家のクリスマスケーキを紹介! 懐かしいケーキは若い世代にとって「斬新」であった
ライター:山口 愛愛
約40年変わらぬ味わいを守る「横濱パティスリーテール」
JR港南台駅から本郷台行きのバスに乗り「小山台」のバス停からすぐの場所にある、1976(昭和51)年に創業した栄区の「横濱パティスリーテール」。
小山台の住宅街にピンクの建物が目を引く
オーナーの平山一(ひらやま・はじめ)さんはもともと大手の会社員時代に、友人からクリスマスケーキの配達を頼まれたことがあったそうだ。この期間は忙しく届けるのが遅れてしまったが、ケーキを待ち望んでいた子どもがあたたかく出迎えてくれたことがあった。こんなに子どもが喜んでくれる仕事は、ほかにはないと、20歳でケーキづくりの世界に入ったほど、クリスマスケーキに思い入れがある。
懐かしい味わいにほっとするモンブラン、ショートケーキ、グリーン(抹茶スポンジのケーキ)などは、40年近く作り方を変えていない。中でも、生クリームとカスタードとチョコスポンジパイを3層に重ね、スポンジで包んだ「ミルフェイ」は今でも1番人気。パンを幼稚園に卸すなど地域に密着している店舗だ。
不動の人気のミルフェイ(324円〈税込〉)
なるべく値段を押さえているカットケーキ
バラエティーに富んだパウンドケーキも好評
女性スタッフが多くアットホームな雰囲気
キニナル昔ながらのケーキは・・・
生クリーム5号クリスマスケーキ(3024円〈税込〉)
ブッシュドノエル(2700円〈税込〉)
ミルフェデコレーション、モンブランなどのクリスマスケーキを用意し、生クリーム、生チョコは予約をしなくても当日変えるのが嬉しい。スポンジは決まった職人にしか焼かせないポリシーがあり、卵、小麦粉、砂糖の分量や作り方など創業時からほぼそのままで基本に忠実につくられている。30代、40代のお客さんが子どものころ味わったクリスマスケーキが今でも味わえる。
昔ながらの味わいを守っている
※クリスマスケーキの予約は12月24日まで
名店の復刻ケーキが懐かしい「不二家」
全国展開しているが、1910(明治43)年に横浜・元町で生まれた不二家。戦前の1922(大正11)年に開店した伊勢佐木町店が現在の横浜センター店だ。
今年2015(平成27)年5月に開催された「Y156元町サンクスデイズ MOTOMACHI SWEETS STREET」イベントにて、復刻ケーキを販売したところ大きな反響を呼んだ。そこで、今年のクリスマスに向け数量限定、予約限定販売をすることになった。
クリスマスはホールだけでも約20種あり、クリスマスバージョンのカットケーキやプリン、洋菓子の詰め合わせ、アイスケーキなども充実している。
伊勢佐木モールの老舗、横浜センター店
入口から奥まで続くショーケース
「きっとお好みのケーキがあるはず」と店長の有吉秀樹(ありよし・ひでき)さん
カットケーキも種類がありすぎて迷う・・・
キニナル昔ながらのケーキは・・・
「不二家復刻ケーキ」(3500円〈税込〉)
明治末期に不二家が元町で創業したころのクリスマスケーキのレシピを参考にして作り上げたケーキ。プラム入りのラム酒が効いた生地に重厚なバタークリームをサンド。
生地にも、クリームにも北海道産バターを使い濃厚な風味が漂う。昭和40年代以降は、生クリームやホイップクリームのショートケーキが主流になるが、それ以前はバタークリームのケーキの方が多く売れていたという。不二家ファンのみならず、中高年者は懐かしさを感じることだろう。
ペコちゃんがお出迎え。子どもに人気のクリスマスグッズもずらり
※復刻クリスマスケーキの予約は12月16日まで
(予定数量を終了の場合は、16日以前に予約受付終了の可能性あり)