JR洋光台駅前のお茶屋さんに年中着物の日本髪女性がいる!?
ココがキニナル!
JR洋光台駅前にあるお茶専門店に、まるでタイムスリップしてきたかのような、着物を着た日本髪の女性がいます。日本髪にしたきっかけや理由、お手入れ方法などを調査してください。(リグヒトさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
もともと着物好きの「いしだ園」3代目若女将が、約3年前より日本髪と着物で接客を開始。毎日15分ほどかけて自分で日本髪を結っている。
ライター:はまれぽ編集部
気が付けばこの姿に
まずキニナルのは、着物姿に日本髪でお店に立つようになったキッカケ。
由美子さんは、「これっていうキッカケはなくて、気が付いたらこの姿になっておりました(笑)。上品なアップヘア(いわゆる夜会巻き)が上手くできなかったので日本髪に挑戦してみたのが出会いです。日本髪のお教室に通って、かれこれ3年近く毎日自分で結っています。幼少期から祖母が仕立てた着物を着ていたので、着物が好きなんです」という。
座り姿も美しい
日本髪を始めた当初はお客さんに指摘されていた日本髪も、最近では「上手になったわね~」と褒めてもらえることが増えたそうだ。
最初は1時間ほどかかっていた日本髪も、今では15分ほどあればできるのだとか。
髪の毛は胸元くらいまでの長さ
日本髪のポイントをうかがうと、「自然な髪の流れと、ほつれが出ないように意識してヘアセットしています。あとは、季節によって髪飾りを変えているのもポイントです。お客さんには、“日を重ねるごとに両サイドの髪(鬢/びん)が大きくなってきている”って言われます(笑)」と、面白おかしく話してくれた。
話の端々で冗談を言ってくるので、真面目な顔で話を聞くことができない。
由美子さんの笑顔につられて笑ってしまう
数年前、洋光台周辺で映画の撮影があったときは、“目立ちすぎるから隠れていてください”と注意されたこともあるそうだ。
「自分が広告塔になって、お茶屋さんに足を運ぶキッカケになればと思っています。だから365日、日本髪と着物でも全く苦じゃないのよ。それに、洋服でお茶の説明するより、日本髪で着物のほうが説得力もあるでしょ?」と、あまりにも自然体な話しぶり。
もし由美子さんが洋服で普通の髪型だったとしても、ずっとここでお話をしていたいくらい魅力的な女性だ。
もちろん、お茶の知識も、お客さんに寄り添った接客も兼ね備えている
由美子さんが淹れるお茶は苦くない
お客さんからの反応については、「日本髪にしてから、お客さんの滞在時間が長くなりました。バスの中から手を振ってくれたり、学校帰りに『由美子さーん、お茶3杯!』ってお茶を飲みにくる子どもたちもいます。お茶の淹れ方セミナーをやっても、みんな私の頭ばっかり見て上の空なんです(笑)」とのこと。
地域の子どもたちからのプレゼント
取材中も地元の方々に、「由美子ちゃん、こんにちは」「今日も綺麗だね」と男女問わず声をかけられていたのが印象的だった。
小学校1年生から洋光台で育ってきた由美子さんは、この街の娘であり、この街を盛り上げる姉御なのだ。
「お茶を買いに来なくてもいいから、私に会いに来てください」
取材を終えて
話せば話すほど、ネタに尽きない。
“日本髪の女性”に会いに行ったはずなのに、それ以上に強烈な個性の持ち主だった。
お腹がよじれるほど笑った。プライベートでまた会いたい
取材中、「日本髪素敵だなぁ~。着物を着こなせてうらやましいです」と、筆者がボソッと言った一言を、由美子さんもみどりさんも聞き逃さなかった。
なんと取材の最後に、茶娘の衣装を着させてくれたのだ。
着物では走れないけど、茶娘なら走れる。取材の多い筆者には何とも嬉しいサプライズだった。
創業60年、これからも街のお茶屋さんとして歩み続けてほしい
ー終わりー
取材協力
いしだ園
住所/横浜市磯子区洋光台3丁目1-1-103
電話/045-831-1255
営業時間/午前9時30分~午後7時
定休日/なし
http://www.ishidaen.com/
abandonneさん
2018年03月22日 09時22分
365日、日本髪を結っているってすごい!若女将の意気込みを感じる。悩み事とかあったらポロッと喋ってしまいそうな雰囲気がありますね(^^)彼女のすすめるお茶も飲んでみたいなぁ。洋光台駅に降りたことないけど、若女将に会いに行ってみようかな・・・笑
toshinomiya3さん
2018年03月21日 09時25分
港南台店(本店?)のお母様も負けず劣らず強烈な個性の持ち主です。近隣の小学校でお茶に関する講義などしていらっしゃいました。お母様から伺ったところ、お茶の商品名として峰の露、峰の海や円海山など名付けられていますが、峰は円海山周辺の磯子区峰町の地名が由来のようです。詳しいことはお店で聞いて下さい。上級の円海山だとやはり美味しいです。
ナチュラルマンさん
2018年03月20日 22時40分
一度、江戸の浪人侍姿で店を訪れてみたいものよのう!(笑)(暴れん坊将軍気取り(笑)いや、悪代官か?(笑))真面目な話、なかなか個性的な素晴らしい店ですね!日本の文化を、地域を大切にしています。かなりなプロ意識を感じました。伊豆大島の椿油をプレゼントしたいくらいに美しい日本女性ですね!お茶も美味そう!