鶴屋町のラブホ街に佇む日本酒バル!? 神奈川県13蔵の地酒が飲める「UMAMI」とは?
ココがキニナル!
鶴屋町の裏通り、ラブホ街の真っ只中に、日本酒バルなる店があります。何となく入りにくく、まだ入ったことがありません。いったいどんな料理を出すのか、日本酒はどのくらいあるのかキニナル!(しげさん)
はまれぽ調査結果!
2013年に開業した日本酒バル「UMAMI」。神奈川県13蔵の地酒と日替わりの日本酒メニュー、新鮮な魚料理が売り。女性1人でも入れる雰囲気
ライター:はまれぽ編集部
魚が美味い・・・
どんっ!!!
取材中、魚屋さんから届いた新鮮な鮮魚たち。これが・・・
こうなる!!!
待って、もう絵面だけで美味しいやつじゃん・・・。遠慮なくいただきます!
はまれぽに入って良かったと思う瞬間
アンカー(90ml、600円/税込み・以下同)、めっちゃ美味い。すっきりとした中にも甘さがあり、コクもある。普段、辛口を好んで飲む筆者でもゴクゴクと飲めてしまうフルーティーな味わいだ。誰にでもオススメしやすい一杯。
自家製・燻製サーモンのマリネサラダ(750円)
燻製サーモンはとても柔らかく臭みが全くない。サーモンは薄切りとブロック状の2種類の切り方で盛り付けられており、ブロック状のサーモンは、よりスモーキーさを味わえる。さっぱりと味付けされた野菜のシャキシャキ感とクリームチーズがサーモンと非常によく合う。
早々にアンカーのグラスを開けてしまった筆者、続いて神奈川の地酒をいただくことに。
伊勢原市の吉川醸造で造られている「菊勇(きくゆう、580円)」
まるで水のように飲みやすく爽やかな味わい。丹沢の清流を思い出す。今では珍しい、蓋麹(こうじぶた)法という麹造りで、口当たりが非常に柔らかい。日本酒ビギナーの方でもスッと喉を通るような、きめ細やかな日本酒だ。
手のひらサイズの岩ガキ(980円)を一緒にいただく(6月から10月初旬までの夏季限定)
この、たぷんとした大粒の宝石を・・・
食べるとこうなる
もう、言葉にできないほどに美味い。最高にミルキーでいろいろな感動が押し寄せる。ねっとりとした舌触りだけでなくシャキシャキとした食感もあり、ほどよい磯の香りが口の中に広がっていく。菊勇が一瞬にして体内に流れ込んでしまった。
お造り5点盛り合わせ(1人前790円、写真は2人前)
オープン当初は桶に入れて提供していたそうだが、桶自体が大きくテーブルを占領してしまうことから横長の器に変更したのだとか。
投稿にあった“舟盛り”は桶のことだった
お魚のお味は?
日本酒と魚の店と言うだけあって、魚が本当に新鮮。普段食べているお刺身はお刺身じゃなかったのだと思ってしまうほど、想像を超える美味しさ。どれも身がしっかりと締まっており脂も乗っている、こりゃ酒がすすむわ。
足柄上郡の瀬戸酒造店「あしがり郷 月の歌(580円)」
毎年あじさいまつりを開催している足柄上郡開成町で造られた「月の歌」は、あじさいの花酵母を使用している。香りを嗅いでみると、今までに出会ったことのないスイートな香り。しかし口に入れると、ねっとりとして思っていたよりも辛口。酸味やコクもあって、鼻をかすめる香りの甘さとのギャップがたまらない。カクテルを飲んでいるような気分になった。神奈川にこんな素敵な日本酒があるなんて、なんだか嬉しい。
日本酒を楽しむペアリングコースもある
仕事ということを忘れ、存分に楽しませていただいた。料理も日本酒も全部美味しくて、雰囲気だけの店じゃないことを実感。ラブホ街ということで少し躊躇してしまうところはあるが、一度入ってしまえばまた来たくなる。あんまり人に教えたくない、まさに隠れ家的日本酒バルだった。
取材を終えて
グラスぎりぎりに注いでくれる日本酒もテンションは上がるが、地元のお酒を少しずつゆっくりじっくり味わうのもなかなか充足感がある。
土地柄、訪れるにはドキドキしてしまうが、日本酒ビギナーも日本酒好きカップルも、日本酒好き女子会でも一人でも、日本酒を心ゆくまで堪能できるはず。
お忍びデートにも使えるかも・・・
ー終わりー
取材協力
日本酒バル「UMAMI」
住所/横浜市神奈川区鶴屋町2-9-22 日興パレス横浜 1F
電話/045-620-6368(少数精鋭のお店なので電話予約をしてからの来店がオススメ)
営業時間/午後5時~午前0時(フードL.O. 午後11時)
定休日/日曜日
http://www.yokohama-umami.jp/
しげさん
2018年08月30日 18時07分
あの小さなスペースでどうやって美味しい魚を出しているのか気になりますね。もともとスナックが入っていたので、多少は水回りが備えてありそうなのはわかりますが、どうしているんでしょう。魚をさばくほどのスペースは無いような気がします。料理は美味しそうなのはわかりますが、値段はどうな感じでしょうか?ちょっと、店の宣伝になってしまっているような。わたしの求めたものと違う回答でした。残念。
ムクスケさん
2018年08月20日 12時07分
最近のはまれぽは、テレビと一緒で安易な食レポ、町巡りロケ的な、あまり労力がかからず受動的な記事で済むものが多くなったように感じます。最近も酒ネタばっかり。もっと、各地の街情報を能動的に探って記事にする骨太な内容もあると、サイトとして魅力的なものになると思います。キニナル投稿もたくさんあると思いますから。そうは言っても、人手や予算の関係もあるとは思いますので仕方ない部分もあるとは思いますが、これからも出来る限り、楽しめる記事を掲載してくださることを願っています。はまれぽファンより
ナチュラルマンさん
2018年08月20日 05時43分
神奈川の地酒はなかなかお店で飲めないから、13の酒蔵の神奈川の地酒が飲めるのは嬉しいですね。特に津久井の地酒や愛川町(?)の大矢孝醸造だったかの地酒を出す店はなかなかないかと思います。横浜駅周辺だと西口の五番街に『さがみ』という居酒屋が海老名のいづみ橋を出していますが、確か神奈川の地酒はいづみ橋のみ。鶴屋町のあの辺りはラブホ街とよくいうけれど、ダイビングの店や駿台予備学校の別館、あとマンションや宅地、オフィスなどもあるから普通に人の往来がある場所、さほど気にしなくても大丈夫かと(笑)男一人ならば何だか池波正太郎の小説の鬼平気分になれそうな店ですね!(笑)もし、相模湾の魚介類があったなら、私なら津久井の相模灘かなあ?(笑)