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有名割烹や中華、洋食まで! 2015年、横浜市内の名店が提供する「おせち料理」を大特集!

ココがキニナル!

横浜市内のホテル、飲食店、百貨店などのおせち料理について取材して下さい。誤表示や偽装問題もあるので企業側はどう対応している?また、最も高額なのは?(jetstarさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

2015年用のデパートやレストランが販売する和洋中の豪華おせちを紹介! 最高額はそごう横浜店と横浜タカシマヤのおせちで21万1680円!

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ライター:松宮 史佳

「洋食 狐狸庵(こりあん)」の洋食おせち

以前取材させていただいた「洋食 狐狸庵(以下、狐狸庵)」のおせちをインターネット上で発見した松宮。食べたことがない“洋風おせち”に興味津々! ダメ元で取材を申し込む。すると・・・

「素材がないので全部は作れないけど、いいですよ!」と男性が応じてくれる。

・・・当日。外は大雨&酷寒。
 


震えながら店内へ入ると・・・


ほんわかとした、やさしげな佇まいの男性が!
 


男性はオーナーシェフの白石功さん


・・・白石さんのステキな笑顔に心がほっこりあたたまる。白石さんは33年前に「狐狸庵」をオープン。奥様と2人で店を切り盛りしている。

なんと、同店にはかつてくつろげるように「座敷があった」という衝撃の事実が発覚。“畳で洋食が食べられる店”だったとはびっくり! だが、座敷は20年ほど前に改装。理由を尋ねると、白石さんは「年を重ねて(座敷での)サービスが大変になったから」と笑う。
 


上品でクラシカルな店内に「畳があった」と知り驚く


おせちを販売開始したのは2013(平成25)年から。しかし、「“おせちを提供したい”という構想は10年前からあったんですよ(笑)」と白石さんが答えてくれる。「自分が納得できるものを」と考えていたところ、「10年の歳月が経っていた」とのこと。つまり、「狐狸庵」のおせちは“満を持して”デビューを果たしたのだ!

「狐狸庵特製洋風おせち」は三段重。一の重は“カナダ産オマールエビとクロウ(爪)・シーフードのテリーヌ・ホタテ貝柱のグリルと野菜のムース・サーモンとスズキのタルタル”が入っている。
 


豪華なロブスターに店自慢の「シーフードのテリーヌ」が並ぶ


二の重は“霜降り国産牛のローストビーフ・浜ポークのロースト・イベリコ豚のパテ・カモの燻製 紅茶風味・ミニパプリカとラタトゥイユ”。
 


・・・「カモの燻製 紅茶風味」がキニナル!


三の重には“サーモンとギンダラのスモーク・丹波の黒豆 ブランデー風味・いろいろ野菜のピクルス・天使のエビのカクテル・イクラ オンザパイ・パルマ産の生ハム”という、豪華なラインアップ。確かに“洋食”なのだが、「狐狸庵」のおせちはフレンチをベースにしているようだ。
 


「丹波の黒豆」にブランデーを使うのがニクイ!


ブランデーを使う理由を尋ねると「和食とは違う、洋風の特徴を出したかったから」と白石さん。有名な丹波の黒豆はおせちの時期に近づくと、売り切れてしまうことも。そのため「(黒豆は)かなり前から予約する」そうだ。

「狐狸庵特製洋風おせち」は4人前で2万1600円(税込)。販売数は「限定30個」。同店のおせちは白石さんご夫妻が、クリスマス後からお二人でつくる。「子どもたちも手伝ってくれますけど、数に限りがあるんです」と説明してくれる白石さん。おせちは一つひとつすべて手作り。なので「偽装はないですよ(笑)」とのこと。
 


家族総出でつくるおせちは愛情いっっぱい!


予約の受付は「30個がなくなるまで」。おせちの受け渡しは大晦日の午前11時から午後1時まで行う。



いよいよ実食!

「今日はお重じゃないんです」と謝る白石さん。「いえ、取材させていただけるだけでありがたいですよ!」と松宮。
 


色とりどりのおせち!


(右から)シーフードのテリーヌ・天使のエビのカクテル・カモの燻製 紅茶風味・イベリコ豚のパテ・サーモンとギンダラのスモークが登場!

「シーフードのテリーヌ」は通常のメニューにもあり、1切れ650円。創業以来変わらぬ、店の人気メニューだという。
 


「シーフードのテリーヌ」に添えるソース


「シーフードのテリーヌ」にはマヨネーズ・生クリーム・レモンジュースが入ったソースを添えて食す。

テリーヌは3層になっている。ベースはホタテ。その上は黄色いサフランとセルフィーユ、そしてなんと! 海苔が入っているそうだ。最上層にはエビやカニを惜しげもなく使用。「大晦日に1人で30個も買いに来る」という熱烈なファンの方もいるらしい。
 


テリーヌのお味がキニナル


テリーヌを箸で分けると“しゅわっ”という音が! 口に入れると超軽やかな食感。テリーヌ全体を“ふんわり感”が包んでいる。だがやわらかいだけではない。手前から見て最上層には野菜の食感が残っているのがニクイ。特筆すべきは「濃厚なホタテの旨み」。異なる素材が口の中で合わさり、そこからさらに複雑なハーモニーを奏でるのだ! 

・・・大きなテリーヌが1枚とワインが1本あったら「それだけで1日中ゴキゲン」。そんな魅力がこのテリーヌには凝縮されている。
 


「サーモンとギンダラのスモーク」へ


酸味のあるケッパーが口の中でプシュッと潰れる。「サーモンとギンダラのスモーク」は日本酒にもよく合いそう。・・・ここでふと、「さっきから料理が何のお酒と合うか」ばかり考えている自分に気づき、愕然とする。
 


香りづけをするハーブやスパイス効かせた「イベリコ豚のパテ」
 

・・・噛むと後からタイムの香りと風味がする
 

続いて「カモの燻製 紅茶風味」を実食


正直に言うと、カモは少しクセがあるので「やや苦手寄りな食材」。でも「どんな味なんだろう」とひと口。

・・・なんだこのジューシーさは!? 噛むと“歯がキュッキュッ”と鳴るほどのジューシーさ加減。
 


普段は苦手な脂身にもカモの旨みが凝縮されており、思わず唸る(食べながら味を分析中)


この一品でやや苦手だった「カモの燻製」のとりこに。
 


「天使のエビのカクテル」へ


ニューカレドニア産の天使のエビは“高級ホテルやこだわりのあるレストラン”などで使用されることが多い。

年末に販売するおせちにはカクテルソースが付く。だが、今回は取材のためカクテルソースはなし。手で天使のエビをいただく。すると・・・
 


天使のエビのプリプリ感と甘い味わいに思わず笑顔になってしまう


カクテルソースがなくても「ものすごく美味」。
 


エビの脳みそはやや苦味があり、とっても濃厚!
 

・・・数十分で完食し、「夢のような時は終了」


白石さんがつくり上げる料理は見ているだけでも顔がほころび、食べるとまた笑顔になる。また、「そうきたか!」という見た目と食べた時のギャップがあり、食べるのがとっても楽しかった!



取材を終えて

数年前に発生した食品偽装問題の影響もあり、各企業やレストランはさらに素材選びなどには慎重になっている印象だった。

人生において“おせち”はノーマークだった。しかし、今回取材を通じておせちの概念が覆った。おいしいおせちを食べながら新年を祝うと、とても華やかな気分になるだろうなあと思った!


―終わり―
 
横浜そごう
https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/

横浜タカシマヤ
http://www.takashimaya.co.jp/yokohama/


ローズホテル
http://www.rosehotelyokohama.com/


狐狸庵
住所/横浜市南区真金町2-17-3
電話/045-252-7752

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  • 下手なおせちを出すと新年早々話題になっちゃうからね。グル〇ポンおせち事件とか

  • 松宮さんを写した画像、もうちょっと綺麗に撮れないものかなぁ。。。

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