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横浜でやたら見かける怪しい看板「きぬた歯科」の正体は?

ココがキニナル!

多摩地区でよく見かける「きぬた歯科」の看板、最近綱島や東神奈川など横浜市内で見かけるようになりました。まさかの横浜侵略・・・?看板のおじさんも顔が違う気がするし、整形?一体誰なの?(mirryさん)

はまれぽ調査結果!

横浜にある「きぬた歯科」院長は、八王子にある「きぬた歯科」院長の兄。両者は別の歯科医院で、看板にある顔はそれぞれの院長のもの!

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ライター:大和田 敏子

きぬた歯科の特徴は? 横浜に開業した理由とは


 
あらためて、開業までの経緯や医院の特徴などについて伺った。
院長は栃木県出身。なぜ、横浜で開業したのだろう。

実は大学を卒業後、修業期間が終わったら 栃木で開業しようと思っていたそう。最初に勤務したのは銀座。なぜか、その華やかな所に集まる患者さんにすごく支持され、勤務先の院長から「田舎に帰る前 に都会で少しやって、田舎に帰るのはいつでもいいのではないか」と言われ、自身もそういう気持ちになったという。

けれども、あまりに華やかな場所は、精神的に疲れると感じてもいた。そこで横浜に!?

 

 「栃木の人というのは全員が全員、横浜に憧れるんですよ」と院長

「栃木には海がないですし、ドラマなどで横浜を観ることも多く、憧れていたところがあります。また、学生時代、横浜出身の友だちに連れてきてもらい、すご く素敵なところだと感じていました。そうしたことが重なり、縁もゆかりもない横浜での開業につながったのでしょう」と話してくれた。「今、きぬた歯科があ る場所の風景は、栃木とあまり変わらないですが、それが落ち着くという面もありますね」とも。

院長が歯科医を志したきっかけは、自分の歯が悪かったからだという。患者さんの気持ちをよく理解できる面も大きいのだろう。それが、インプラント治療に力 を注ぐ、現在にもつながっている。インプラントは口腔内の骨に人工の歯根をつくり、その上に歯を装着するもので、入れ歯やブリッジに代わるもの、またそれ らを補助する役割として注目される治療法だ。

 

 インプラントのイメージ(提供:きぬた歯科)


歯科医になって間もないころ、自分の入れ歯に違和感や使い勝手の悪さを感じていた院長。インプラントという治療があるらしいと聞いたが、当時は日本では研 修することができず、スイスとスウェーデンにわたってインプラントを勉強した。一番初めに自分に入れたインプラントは、自分で鏡を見ながら入れたもの。使 用してその良さを実感したという。

以来、常に新しい技術を学び、インプラントの実績を積んできた。初めは、現在のきぬた医院の場所でインプラント治療も行っていたが、手狭になったため、新たに専用の施設を設けた。

 

 その施設は現在、研修センターになっている。建物の2階だ
 

 研修センター内。新たな知識や技術習得のために利用されている(提供:きぬた歯科)


「症例数が増えて、年配の患者さんも多くなり、外階段を上がっていただくのが、とても申し訳なく思うようになりました」と院長。そういうなかで駅前の土地が空いたため、1998(平成10)年、神奈川インプラントセンターを設立。院長はもともと、自分の目の届かないところに施設を置くことに抵抗を感じていたと言い、立地的にも希望に合う場所だった。

 

 インプラントに特化した「神奈川インプラントセンター」(提供:きぬた歯科)

なるほど、鴨居駅周辺に施設が集まっているのはこういうことだったのか。
「インプラントを虫歯の治療をするような設備でやっている医院もありますが、滅菌体制をしっかりしないと、失敗につながります」と院長は話し、徹底した滅菌体制を整え、検査設備にも細かく配慮している。

 

 オペ室では、多方向から光をあてる無影灯(むえいとう)を使用(提供:きぬた歯科)


ドラマの『ドクターX』のオペシーンで見るのと同じライトだ! 脳外科手術レベルの高性能な空気清浄器も設置しているという。

 

 最先端のCTも2台設置(提供:きぬた歯科)


「高齢だったり、高血圧、糖尿病、骨粗しょう症などの既往症があったりという理由で、インプラントをあきらめる方も多いが、問題なくできる場合も多い」と 院長は話す。確かな技術を身に付けた歯科医師、安心できるインプラントメーカー、整った設備の中でインプラント治療を進めることが重要なようだ。

もちろん、同医院では一般の診療も行っている。インプラントは全体の2割で、そのほかは保険診療だそう。

 

 治療の説明をするためのモニターや口腔内カメラも完備(提供:きぬた歯科)

患者さんに治療方針を丁寧に説明し、理解してもらった上で治療を進めることを重視。インプラントについても、入れ歯やブリッジとの違いをはっきり示し、患者さんにとって、最善の治療を選んでもらうようにしているという。

 

 ホームページにもそれぞれの長所、短所を記載している
 

 待合室も、患者さんがリラックスできる落ち着いた雰囲気に(提供:きぬた歯科)
 

 こちらは混雑時には第2待合室になる


待合室に入りきらない患者さんがいるときはこちらに案内して、順番が来たら、放送で呼び出す仕組みに。また、プロジェクターも完備しており、ここでも勉強会をすることも多いそうだ。

 

今回の取材もこちらの待合室で行われた


現在、きぬた歯科では、スタッフ約50名(うち医師12名、歯科技工士3名)が連携をとりながら治療にあたっている。

今後のきぬた歯科について院長は「今後は私たちの知識や技術を若い歯科医師や、希望する部外者の歯科医師たちに継承していきたいと考えています。また、現 在ほかのアジアの国の大学へインプラントを教えに行く計画も立てています。それに合わせ、自分たち自身、インプラントの治療技術(スキル)をより極めていこうと思っています」と話してくれた。


 
取材を終えて
 
きぬた歯科はユニークな看板をたくさん出している。けれども、院長の話を伺う中で、それは、宣伝して患者を増やしてお金を儲けたいといった欲のためではないと感じた。「たくさんの人にインプラントの良さを知ってほしい」「健康に年齢を重ねていってほしい」という想いが強く伝わってきた。
インプラントは高額でもあり、誰もが選べる治療法ではないかも知れないが、今後のインプラント治療の発展についても興味がわいた。

 
―終わり―
 
  
〈取材協力〉
 
医療法人社団きぬた会 きぬた歯科

住所/横浜市都筑区池辺町5486-3リバーサイド中河1F
電話/045-935-1186
http://www.kinutasika.com/

 

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  • あっちこっちで広告が目についてかえって不愉快なほど。 専門職ならそんなところに気を使わないで本職で勝負でしょう。 相鉄に乗るたび目にする扉のところのステッカーからはかえってうさん臭さしか感じられません。

  • インプラント以外の歯で銀歯が二週連続で取れましたが、接着剤でつけられただけで、他院にいったら虫歯だった。全く金にならない治療はしないということがわかった。この規模でスコープ使ってない時点で、根管治療とか金にならないのはやらないことがわかる。でもインプラントいれた以上メンテナンスはここじゃないと他院じゃ有償になるから仕方なくインプラントのメンテナンスだけは行っている。確実に失敗した。

  • 昔は小さな虫歯でも丁寧に診てくれていましたが、最近はインプラント以外の患者ははっきりいってかなり雑な診療になってしまいました。詰め物をしてもらった時も、何度「まだ当たる」といっても、「最高の出来です!」と取り合ってもらえず、結局他院で調整していただきました。担当医制で、担当は院長のきぬた先生ですが、実際に診療するのは他の先生で、最後に院長自ら確認に来てくれて、このありさまです。また、歯科衛生士によるメンテナンスも歯磨きがうまくできているのか、磨き残しはないかという説明などは一切なく、ほぼ無言で歯の汚れを取るだけ。処置後、歯茎の三カ所から出血していました。こんなことが続き、家族そろって他院に移りました。地元の友人もかなりの人が病院を変えています。インプラント至上主義はともかく、それよりはるかに多い虫歯などの一般歯科の患者のことも、昔のようにもっと大切にしてほしいですね。

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