【決意の滝行】はまれぽはこのままでいいのか!? 真冬の南足柄「夕日の滝」で光を探す
ココがキニナル!
南足柄市にある「夕日の滝」で真冬に滝行をすると一体どんな心境になるのか。はまれぽの行く末を案じる編集部に答えは見つかる?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
凄まじい滝の衝撃に耐え続けた編集部・小島。滝行後、その顔には一条の光が差した。身も心も空になった小島を中心に心機一転、読者のみなさんのために取り組んでいく決意を新たにした。
ライター:はまれぽ編集部
決死の滝行、これが父の姿だ
小さな祠が滝のすぐ傍らにあり、まずはそこに祈りを捧げる。そして、準備運動をしたのちに「九字切り」という儀式が行われた。これは、身を清めて結界を四方に張り、外部の邪気を断ち切る、という意味があるそうだ。
安全を祈願した後
四方に漢字の「九」の字を切る
――いよいよ入水ですけど、心の準備は?
「言わずもがな。万端だよ」
ひと言、たったひと言そう言い置くと、小島は滝つぼに向かって歩み始めた。その表情は決意に満ちた男の、そして、覚悟を決めた父親のそれそのものだった。思わず、筆者は息を呑んだ。
筆者にはもはや、かける言葉がなかった
ただ、見守ることしかできなかった
小島は言っていた。
「読者のためになる記事を作りたい」と――
「自分たちにとって、読者がすべてだ」と――
「はまれぽをもっといい媒体にしたい」と――
「何とか、この現状を打開したい」と――
筆者は思った。
「この人なら、光明を見出せる」と――
戦い終えた小島に、筆者はかける言葉が見つからなかった
ただただ、胸の内側から熱いものが突き上げてくるような感覚だった。胸を突き上げたその何かが、しかし筆者には分かった。他ならない。小島が掲げたこぶしだ。目の前で見た小島の姿が、筆者の胸を熱く突き上げた。
ようやくひと言、たったひと言、
「お疲れ様でした」
そう言うのがやっとだった。