横浜市内で、一番長いトンネルと一番短いトンネルはどこ?
ココがキニナル!
横浜市内のトンネル。一番長いトンネルと一番短いトンネルがどこにあるのか知りたーい!あ、でも地下鉄はなしですね。(imuzioさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
市内の道路に絞って調べたところ、一番長いトンネルは港南区の「港南ひまわりトンネル」、一番短いトンネルは金沢区の「柴隧道」でした。
ライター:河野 哲弥
まずは、インターネット でリサーチ開始
今回の質問。まずはインターネットで情報収集してみたところ、JR東海道貨物線の鶴見~横浜羽沢間を結ぶ「港北トンネル(4038メートル)」の長さを超えるものは見当たらない。また、一番短いトンネルの情報もなかなか見つからない。
「港北トンネル」の東端の様子(左に見えるのは、京浜急行生麦駅)
そこで、情報元である土木系の団体に問い合わせたところ、「市内で最長かどうかは不明。最短のトンネルについても把握していない」とのこと。次に東海道貨物線を管理するJR横浜支社に問い合わせてみたが、「鉄道他社もあるので、一概には分からない」とのお答え。
では、横浜市であれば何かしら分かるのではないだろうか。さっそく尋ねてみてみたが、鉄道など各事業体のトンネルの長さなどは、市でも把握していないという。
唯一分かっているのは、市が直接管理する道路についてのものであり、それなら「最長・最短を回答できる」とのこと。
道路局の「Q&A 道路のまめ知識」などにも、一部回答が載っている
そこで今回は、「道路トンネルの最長・最短」という内容に絞って報告してみたい。併せてトンネルの定義のようなものも、確認してみようと思う。
対応いただいたのは、おなじみの橋梁課だった
道路局を訪ねてみると、なんとトンネルについては、同局橋梁課が担当窓口とのこと。
同課は、「はまれぽ」が何度もお世話になっている、横浜市の橋博士こと、松本さんの在籍する部署。しかし、トンネルは博士の管轄外ということで、別の職員の方に対応頂いた。
道路に関する構造物は、同課の管轄となるらしい
まずは、トンネルの定義から確認してみよう。
『上永谷駅付近にあるトンネル入り口「日野隧道」、出口はいったいどこ?』でも記載しているが、トンネルの正式名称は、「隧道(ずいどう)」という。
同課によれば隧道の定義とは、「線路や道路が交差するガード下などは含まれず、民有地などの下に、掘削工事を行って通した道」であるそうだ。
こういうガード下などは、隧道とは呼べない
次に、一番長いトンネルと一番短いトンネルはどこなのか伺ってみた。すると、一番長いトンネルはサイトにも記載していたとおり、「港南ひまわりトンネル」。そして一番短いトンネルは「柴隧道」であることが判明した。
各トンネルの詳細を教えていただき、現地へ向かってみることに。