神奈川区の神奈川には何がある?はま旅Vol. 71「神奈川」編
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第71回は神社仏閣が多く、シブい「神奈川駅」。今回は歴史の街に隠された新たな一面をご紹介!
ライター:松宮 史佳
京急「神奈川」駅というと、“かつて栄えた宿場町”または“横浜駅の隣”というイメージ。実は松宮、「神奈川駅」は未体験。でもおもしろいことに出会えそうな予感満載!
各停で「神奈川」駅に到着
通りすがりの男性から「中央市場の近くに店がある」との情報を得る。おもしろそうなので男性に道を伺い、早速行ってみることに!
宝の山!「横浜乾物株式会社」
駅から、はまれぽでもおなじみの宮前商店街を通り過ぎ、店を目指す。10分ほどで噂の店に到着!
1939(昭和14)年創業の「ヨコカン」
店内に入り、「ヨコカン」を経営する横浜乾物株式会社・代表取締役社長斉藤米造さんにお話を伺った。
紳士的な斉藤さん
「ヨコカン」は創業73年。「群馬出身の初代が乾物を売り歩いていたのが始まり」と三代目の斉藤さん。看板にも書いてあったが、取扱商品は“約1万種”。同店では、業務用商品や通常サイズの商品をバラ売り(一部はケース売りも)で商品を販売している。
1Lの業務用ドレッシングがズラリ!
左から「ほんてり(みりん)」1.8L(535円)・500mLバラ(150円)
以前の客層は小売業者が主だったが、現在の割合は「小売業者4:外食店4:一般客2」ほど。一般客は地域のイベント用に商品を購入することが多いとか。
人気の商品は「飲料水」。小売店のほか、一般客もケースで買っていくそうだ。「安いので水をまとめて買う」と近所に住む女性。
飲料水は市場価格1/3ほどの値段で販売
斉藤さん一押しは「JFDA」の商品。「JFDA」とは、全国各地の外食産業食品流通サービス業者の集まりで、オリジナルブランド商品を開発しているとのこと。
JFDAについてのパネル
…さっきから店内に流れる“~ヨコカン・ヨコカン・ヨコ・ヨコ・カン~♪”という軽快な歌が頭から離れない松宮。斉藤さんに伺うと、この歌は「安室奈美恵さんの曲の作詞をした渡辺なつみさん&NHKみんなの歌を手がけた作曲家DON-9さんが作ったもの」と教えてくれる。…すごい!
2Fには巨大な乾物やお菓子がいっぱい!
普段見慣れない巨大な業務用商品を見ることができ、大満足!斉藤さんにお礼を告げ、店を後にする松宮。
≫