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白楽のカレー屋さんの白人女性が「元お姫様」って本当?

ココがキニナル!

白楽のカレー屋「サリサリ」で働いている寡黙な白人女性が「元ロシアのお姫様」という噂が。マスターが「お姫様時代の事が忘れられないのかい?」と言うのを聞いたので・・・余計キニナル(スさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

女性の正体は「元ロシアのお姫様」ではなく、「元モナコ王国の王女」・・・の風格がある、アイルランドと日本のハーフで大分県出身の一般女性だった。

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ライター:クドー・シュンサク

以前、はまれぽでも「横浜で世界の料理を堪能したい」の記事で取り上げた白楽にあるパキスタン料理店「サリサリ」。有名人にもファンが多いというこの店に「元ロシアのお姫様」がいるという噂が。ディナータイムの前にお店へ伺い、その真相を確かめることにした。



噂の女性とカリー
 


白楽「サリサリ」 個性的なうたい文句が目を引く


以前取材した際とは違ったうたい文句が看板に書かれていた。
店の前から中の様子を窺うと、一人の白人女性がくつろいでいた。
 


この方が噂の「元ロシアのお姫様」なのか?


店に入るとマスターが出迎えてくれた。その横でくつろぐ噂の女性らしき方は、静かにこちらを笑顔で見つめ、言葉を発さない。その上品かつやわらかな風情は「元ロシアのお姫様」のような気がしないでもない。くっきり整った目鼻立ちに、雑味のない白い肌、上品な風情の中に若かりし頃のアン・ルイスのようなエキゾチックな美点を持つ女性である。

マスターに「元ロシアのお姫様」がこの店にいるのかという取材の旨を伝えると、「ロシアの姫? ロシアか・・・あっはっは、彼女はモナコ王国の王女だったんだよ。はっはっは」。

「そうでしたか! ロシアではなく、モナコ王国。しかも王女ですか!」思わず口から出た筆者の言葉に、マスターは「その話は詳しく後でするから、ウチにきたらこれ食べていきなさいよ」とのお言葉。ロシアからモナコへと移行した姫の噂話は一旦置いといて、この店の看板で唯一のメニューであるカリーをいただいた。
 


フードメニューはこのセット(1000円)のみ
 

パキスタン伝統のカリー。マスターの自信にたがわぬ美味


1000年以上前からあるレシピを再現したカリーは、水を使わず調味料も塩のみ。「その時代に調味料は塩しかなかったから塩のみなんだよ、調味料はそれだけ」とのこと。素材の味を最大限に引き出す調理法で作られているという。家庭料理というよりは、おもてなし料理としてふるまわれていたとされるパキスタンカリー。驚きと納得の味だった。

カリーもいただき、本題に戻るべく話を切り出すと「今日注文が入ってな、お取り寄せで40セット20人前。仕込みが大変でな~」とマスター。厨房がせわしなくなりだし、テーブルには筆者と噂の女性2人きりになった。
 


仕込みに取り掛かるスタッフの竹迫(たけさこ)さん。マスターは名前、顔写真共にNG


戻ってきたマスターは「噂は噂のままでいいこともある。真実だけがすべてじゃないところが風流だし、それもいいじゃないか」と言った。