西区の浜松町交差点、事故率が多いという噂の真相は?
ココがキニナル!
西区浜松町に住んでますが、浜松町の交差点はとても事故が多いように思います。義理の父いわく横浜で一番事故が多いとのことですが・・・週2回は事故が起きているような・・・(hiro1500cさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
神奈川県警のデータでは、昨年度の浜松町交差点の交通事故件数は8件、最も交通事故が多かったのは浅間下交差点で13件だった。
ライター:吉田 忍
横浜の中心市街地にあって、国道1号と国道16号が交差する主要な交差点である西区の浜松町交差点では、何件くらいの事故が起きているのだろうか?
神奈川県警察本部、総務部広報県民課報道係、課長補佐の富安さんにお話を伺った。
神奈川県警察本部
さっそく、浜松町交差点では事故が多いのかと聞いたところ、昨年度(2011年)の浜松町交差点での交通事故件数は8件とのこと。
警察が数を把握しているのは、死傷事故など警察が事故として扱うもののみで、怪我人のいない物件事故については、事故証明発行といった行政的な扱いはするものの、事故数には入っていない。
とはいえ、想像していたよりもかなり少なかった。しかし、これでも一定場所での件数としては多い方なのだそう。
では、横浜市内で最も交通事故が多い場所はと伺うと、昨年度は浅間下交差点で、件数は13件。およそ毎月1回事故が起こっていることになる。
浜松町交差点
浜松町交差点は国道1号と16号が交差する大きな交差点
浜松町交差点は国道1号と16号の交差点で、1日に約7万5000台の車が利用している。主要道路同士の交差点なので、一般の交差点に比べて、右左折する車が多い。
神奈川県警で、交差点での事故は「右直」(直進車と右折車による)が最も多いと教えていただいたが、ここ浜松町交差点もそうなのだろうか。
交差点にある交番を覗くと、交番相談員という腕章をつけた方がいらした。交番の警察官がパトロールで不在のときなどに、警察官に代わって周辺の地理案内、忘れ物や落とし物の受付、自転車・バイクの被害届の受付のほか、いろいろな相談事の応対などをするのが交番相談員だ。
そこで、相談員の方に浜松町交差点の事故についてお話を伺ってみた。
浜松町交番
常駐されている方ではないので、詳しいことは分からないとのことだったが、
「自分は4月からここに来ていて、昼間だけいますが、事故はほとんどないですよ」とのお話。
浜松町交差点は昔から渋滞が多く、昨年11月下旬から今年5月下旬にかけて改良工事が行われていた。
平成17年の交差点の様子
※国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所資料
現在はこのように改良されている
※国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所資料
この改良は渋滞緩和を目的としたものだが、同時に事故を減らすことにも繋がっていると考えられる。
相談員の方によると、今年の4月以降に交差点の信号も変わっているとのこと。信号の、直進、左折、右折がそれぞれ矢印によるものに変更されたのだそう。この信号であれば、信号無視がなければ「右直」事故は防げる。
直進矢印の信号。青信号と異なり、右左折はできない
右折時に直進してくる車はない