西区の浜松町交差点、事故率が多いという噂の真相は?
ココがキニナル!
西区浜松町に住んでますが、浜松町の交差点はとても事故が多いように思います。義理の父いわく横浜で一番事故が多いとのことですが・・・週2回は事故が起きているような・・・(hiro1500cさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
神奈川県警のデータでは、昨年度の浜松町交差点の交通事故件数は8件、最も交通事故が多かったのは浅間下交差点で13件だった。
ライター:吉田 忍
浅間下交差点
次に、昨年、最も事故が多かったという浅間下交差点へ行ってみた。
なぜ、この場所で事故が多いのか? という理由については検証データなどが無かったので、あくまでも想像であるが、三ツ沢から浅間下に下りてくる県道13号はカーブの連続で、渋滞することが多い。また、逆に三ツ沢方面に向かう場合、浅間下交差点の先にすぐ、また信号があるので、浅間下交差点以前も渋滞が起こる。
直前の渋滞によるイライラ感が増し、強引な交差点通過、右左折につながるのではなかろうか。また、直進信号が矢印方式ではないので、右折車が交差点中央まで進んでいるため、右直事故が増えると思われる。
右折待ちの車が交差点中央まで出て待機している
三ツ沢方面に向かうと、すぐにまた信号があるので、かなり渋滞する
この交差点にも交番があったので、お話を伺った。
寺田巡査部長のお話では、「それほど多いようには感じません。それよりも三ツ沢方向の坂道のカーブでの事故の方が多いように思います」とのこと。
寺田さんは、立ち番をして事故防止を行なっている。
「立っているだけでも、かなり効果的なんですよ」と寺田巡査部長
神奈川県の交通事故の内容
神奈川県警では、事故数のほか、神奈川県で起こる事故の内容についても伺った。
富安さんによると、神奈川県の交通事故の特徴は、二輪車による事故が多いことだそう。
平成23年度の死亡事故の状態別データでは、神奈川県内において、二輪車乗車中が32.2%となっており、全国の18.3%と比べ、倍近い。
神奈川県は二輪車の保有台数が全国2位と多く、二輪車での通勤が全国平均よりも高いことなどが影響しているらしい。
「少なくとも、交通法規を守ってください」との富安さんのお話。車の間をすり抜けて前に出るなどの行為は控えるようにしたい。
また、近年、自転車のルール違反やマナーの低下が招く重大事故が大きな問題となっている。
忘れてはいけないのは、自転車の事故は被害者になるだけではなく、加害者となることもあるということ。
「自転車通行可」の標識がある歩道以外は、自転車は歩道を通行してはいけないという交通法規を知らない人も多い。
夜に無灯火で、携帯電話を使用しながら自転車に乗っていて、歩行者にぶつかった事故では、歩行者に重い後遺症が残り、5000万円という高額な損害賠償が請求された例もある。これは、横浜市内で起きた事故。
免許がなくても乗れる自転車だが、交通法規を守って通行しなければいけないのは自動車と同じなのだ。
取材を終えて
浜松町交差点の事故件数は神奈川県警のデータによると昨年8件で、一番多い場所ではなかった。
平成23年の神奈川県内の交通事故は、発生件数、死者数及び負傷者数とも減少し、特に発生件数と負傷者数については、11年連続で減少傾向で推移している。とはいえ、死亡事故については前年比わずか1.1%のマイナスにとどまっており、重大事故が発生している。平成23年度の神奈川県内交通事故死亡者数は180人。
浜松町交番にあった交通事故数掲示
事故が多い曜日は「日曜日」で30.8%、普段、運転をしない“日曜ドライバー“が多いことが理由と考えられる。
また、事故が多い時間帯は午後2時~3時。昼食後、少し眠くなる時間だろうか。
交通事故を減らすために、道路の改良や信号の変更などが行われているが、最も大切なのは、ひとりひとりの心がけであることを再認識したい。
― 終わり―
横浜国道事務所 神奈川県安全性向上プロジェクト
http://www.ktr.mlit.go.jp/yokohama/06data/plan/safety/index.htm
神奈川県安全性向上委員会は、交通事故の発生要因のひとつである交通環境における道路構造について、データに基づき交通事故対策の立案、 および対策の実施を行い、交通事故を減少させることを目的とした組織。
要対策箇所の選定、事故対策の立案、フォローアップについて公表を行い、利用者への理解・協力、および危険箇所の認知(注意喚起)の向上を目的としている。
横浜国道事務所 神奈川県移動性(モビリティ)向上プロジェクト
http://www.ktr.mlit.go.jp/yokohama/06data/plan/mobility/index.htm
神奈川県移動性(モビリティ)向上プロジェクトは、移動性の阻害要因となっている事象を様々なデータや指標で明示し、道路利用者の実感・意見などを踏まえて要対策箇所を選定・公表。対策を立案して重点的に阻害要因の改善を図るもの。
hiro1500cさん
2012年11月17日 11時03分
きになるの依頼主です。採用ありがとうございました。投稿が昨年の9月だったのですっかり忘れていました。最近は信号パターンが変わり、そういえば事故が無くなった気がしますが、タイミングによっては依然より待ち時間が長くなったような気がしますが。採用ありがとうございました。
石ころさん
2012年11月16日 18時17分
最後の方に自転車のマナーについて書いてありましたが、学生、主婦、通勤者などなど自転車のマナー向上について取り上げてもらいたいです。
フトットリンさん
2012年11月16日 17時23分
まさにこの付近に住んでいますが、把握されていない事故が多すぎます。地元の者として、「極めて危険です」と申し上げておきたい。でかい過積載トラックの運転手が携帯片手に交差点につっこんでくるのが常です。警察の把握しないレベルの事故でいえば、交差点を通る2回が事故るとここに述べておきます。