伊勢佐木町商店街の自転車対策って、どうなってるの?
ココがキニナル!
伊勢佐木町商店街は、歩行者専用の標識も出していますが、多数の自転車が通行したり、歩道には駐輪の自転車も多数あります。警察や商店街の方は何か対策をしているのでしょうか(たぬきさん)
はまれぽ調査結果!
2つの商店街が協力して月2回のパトロールを実施。走行者への声掛け運動や、区や警察とも連携して、乗り入れ禁止の啓蒙を続けている
ライター:伊藤 健志
伊勢佐木町商店街は道路交通法に定められた歩行者専用道路であり、自転車等放置禁止区域となっている。そのため、自転車は降り押して歩くことになっており、定められた場所以外で自転車を放置することを禁じられている。
だが、1丁目から7丁目まで、伊勢佐木町通りに沿って約1.5キロも続く長い長い同商店街には、至るところに置かれている放置自転車、さらに歩行者の間を我が物顔ですり抜けて行く自転車の危険走行を思い浮かべる読者も多いのではないか。
街内は、我が物顔で走行する自転車利用者が後を絶たない
実際、商店街を歩いていた人たちに「自転車通行に関してどう思うか」と聞いたところ・・・
・「はっきりいって迷惑。アナウンスしているのが聞こえないのか分からないが、ルールはしっかり守ってほしい」(60代男性)
・「いつかぶつかるんじゃないかと思って冷や冷やする。たまに正面から走ってくるのに避けようともしない人もいる。マナーくらい守ってほしい」(40代女性)
・「足腰が悪いので、もし急に飛び出してきたら避ける自信がない。自転車は便利だけど、周りの人たちのことを考えたら誰でも分かるのにねぇ」(70代女性)
といった声のオンパレードだ。
また、放置されている自転車については「駐輪場が少ないのが原因。仕方ない部分もある」としながらも「やはり邪魔だし迷惑」という意見が大半を占めている。
走行自転車も危険だが、放置自転車も危険だ
一方、自転車を停めている50代女性の利用者にも話を聞いてみたが「自転車置き場があまりないので仕方なく停めている。申し訳ないとは思うけど、なんとかならないものか」と、逆に解決策を聞かれる始末。
カトレヤプラザやエクセル伊勢佐木、伊勢佐木長者町駅の市営駐輪場など、商店街の近くには、キチンとした駐輪場がないわけではない。しかし、メインストリートからは離れていたり、一本隔てた裏道沿いにあったり、自分が目的とするお店の近くにはなかったりと、利便性はどうしても悪くなる。
横浜吉田中学校より下の方には市営駐輪場もあるが・・・(Googleマップより)
カトレヤプラザ裏の無料駐輪(1時間まで)スペースはほとんど使われていない
また、駅前などの通勤・通学目的の放置ケースとは異なり、商店街の場合は、日常的な買い物やパチンコなど、何かの“ついで”に停めているケースが多く「ちょっとだけなら」という利用者側の気持ちも分からなくない。
だからといって、このままでいいわけがない。商店街としては、どのような対策を取っているのだろうか?