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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

上海から出張レポート! 友好都市「上海」で「横浜」を発見!

ココがキニナル!

2013年は中国の上海市との友好都市提携40周年。横浜での記念行事予定は?文化交流や民間交流活動も。上海まで行き、友好都市提携の行事予定、市民の意識を調べてほしい(NAKAKITAさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

冷え込んだ日中関係にもかかわらず、友好都市提携40周年について上海市でもしっかり報道された模様。また上海市民は横浜市のことを意外と知っている

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ライター:ムカイカツヲ

東京で初雪が降る? と騒がれた日の朝、成田から3時間半のフライトで到着したのは・・・
 


空港来ると一時的にテンションがUP


中国一の経済都市、「上海」。

というわけで、横浜市と上海市との友好都市提携40周年の取材の続編として、横浜に本社がある企業や、上海で見つけた「横浜」などについて、ここ上海からお届けする。
 


東京よりも寒かった

 


横浜を拠点とする物流会社「鈴江コーポレーション」



まず、横浜にゆかりのある企業が上海でどのような活動を行っているのかについて実際にインタビューさせてもらうことに。

最初にお伺いしたのは、鈴江国際貨物代理(上海)有限公司(こうし)。こちらは横浜港を拠点とした海運で有名な物流会社、鈴江コーポレーションの上海現地法人だ。当日ご対応くださったのは、董事(とうじ/取締役)の佐藤さん。横浜生まれ横浜育ちで、中国ビジネスの中心を歩んで来られた方だ。
 


物腰柔らかな佐藤さん。発展以前の中国のお話も沢山してくださった


物流においても上海港の発展は凄まじく、ここ10年でその貨物取扱量は4倍以上、今では世界一の貿易港となった。鈴江国際貨物代理(上海)有限公司では、多くの企業・個人を顧客として、膨大な上海発・日本行の貨物のオペレーションを中心業務としている。

上海港から横浜港までは、大型貨物船を用いてたった3日で大量のモノを安全かつ安価に運搬することができる。これは、地理的に遠く大規模な港を持たないベトナムやタイといった新興国には絶対に真似のできないことなのだそうだ。

また、近年の為替の動きや中国国内での人件費高騰などをふまえ、中国国内向けのロジスティクスシステムの構築といった事業にも取り組んでいるそうだ。
 


現在の上海にも、古き良き中国を感じさせる建物が点在している


小さいころから中華街で遊び、1986(昭和61)年には単身北京に留学をされた経験をお持ちで、「古き良き中国・中国人」の良さを、身を持って知っているという佐藤さん。しかし最近上海でお仕事をされていて、その良さを今の中国に感じない瞬間もあるのが寂しい、とおっしゃっていたのが印象的だった。
 


横浜生まれのモノ造り企業、「オカムラ」



次にお邪魔したのは、オフィス家具などで有名な株式会社岡村製作所(オカムラ)の中国現地法人、上海岡村家具物流設備有限公司。董事の久保さんが笑顔で出迎えて下さった。
  


上海で思わぬ大歓迎をされたはまれぽ! 


後ろに写ってるのはオカムラの久保さん(右)と横浜市役所の小林さん。
創業者が「岡村」さんなんだろうなと思いがちな社名だが、こちらの会社の名前の由来は、その発祥の地である、横浜市磯子区「岡村」町。オカムラは、終戦後まもなく航空機技術者たちが資金を持ち寄って磯子区岡村町で産声をあげた、モノ造り企業なのだ。

鈴江コーポレーションの佐藤さんもおっしゃっていたのだが、上海周辺は家具製作企業の激戦区。オカムラでも、技術力に優れた現地企業を買収するなどして、世界中に向けた製品の生産を行っている。
 


バンコク駐在の経験もあり、アジアでのビジネス経験豊富なオカムラの久保さん


また現在は、中国国内向けの販売も好調だそうだ。得意とするビジネスモデルは、椅子や机などの製品を単純に販売するだけではない、各顧客の要望に合わせた空間のプランニング。例えば顧客が中国企業の場合、風水などを考慮したプランを提供するなど、ニーズに合わせてローカライズしたサービスを提供することを心がけていらっしゃるそうだ。

横浜で生まれたモノ造りのDNAは、ここ中国でも人々の心を掴み、そして育っている。
 


発展はとまらない


お話を伺ったお二人共がおっしゃっていたキーワードがある。

「チャイナ・プラス・ワン」。

ビジネスにおいては、プラス・ワンにどの国が当てはまろうと、好むと好まざるとにかかわらず外せないワンピース。それが中国なのだ。