上海から出張レポート! 友好都市「上海」で「横浜」を発見!
ココがキニナル!
2013年は中国の上海市との友好都市提携40周年。横浜での記念行事予定は?文化交流や民間交流活動も。上海まで行き、友好都市提携の行事予定、市民の意識を調べてほしい(NAKAKITAさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
冷え込んだ日中関係にもかかわらず、友好都市提携40周年について上海市でもしっかり報道された模様。また上海市民は横浜市のことを意外と知っている
ライター:ムカイカツヲ
横浜発のナポリタンを食す
企業の取材の後、上海事務所の張さんと合流して昼食へ。過門香(かもんか)・上海店に、ナポリタンを食べに向かう。
なんで中国まで来て中華料理ではなくナポリタンなのか!? 実はこれには理由があるのだ。
上海の新聞「時代報」(2013年12月13日)に掲載された「坦坦ナポリタン」の記事
11月に横浜赤レンガ倉庫で開催されたナポリタンスタジアムにエントリーされた店の一つが「坦坦ナポリタン」。そのことが上海の新聞で大きく紹介され、店頭で期間限定で実際に食べることができる! という情報を小林さんが提供してくださったのだ。
小籠包付きデス
キニナルお味は、「坦坦」感があんまりない、中華麺で作ったナポリタン、という感じでした。
おみやげのトマトジュース
12月31日までにこのメニューを注文された方にはもれなく日本製のカゴメトマトジュース(1リットル)が一本もらえるそう。ちなみに坦坦ナポリタンとお茶で1人あたり約40元(2013年12月のレート・1元=約17円で換算すると約700円)のランチだったのだが、スーパーで買う日本製のトマトジュースは30元程度(約500円。中国で購入できるMADE IN JAPANの食品は総じて価格が高い)と思われるので、かなりお得かも。
上海の中にある横浜探し
昼食後は、上海の中で横浜を感じられる場所めぐりに。
ロシアンロマネスク!
上海展覧中心の建物は、旧ソ連の協力で造られたという。ここには、横浜と上海との友好記念に造られた「日時計」があるのだ。写真に納めねば。
遠いです・・・
かなりきれいな状態でした
次に、上海郊外にある、横浜上海友好林へ。入場料15元(約250円)を支払い中に入ったが、オフシーズンで寒いせいもあり人影もまばら。今の時期、平日の昼間に郊外の公園まで来る人は少ないそうだ。ちなみに、勤務時間中と思われる職員の女性たちが思い切りバトミントンをしていた。
友好林に植えられているのはたくさんの桜
横浜市役所の小林さん(左)と張さん。本当に寒かったですね
友好林の敷地内には東屋もあり、桜の咲くころには大勢の地元の方々が見に来るそうだ。日本の桜の美しさは中国でもよく知られている。
最後に向かったのは、戦前からの建築物が立ち並び、対岸に見える高層ビル群を一望できる場所である外灘(バンド)地区。ここにあるのは・・・
旧横浜正金銀行(きゅうよこはましょうきんぎんこう)上海支店
案内書きにもちゃんと書かれてます
旧横浜正金銀行(元三菱東京UFJ銀行)の上海支店だ。
現在は中国4大メガバンクの一つである中国工商銀行上海支店であり、建物内に入ると内装も信じられないほど豪華だった。
ちなみに、横浜正金銀行の本店は、今の神奈川県立歴史博物館だ。