川崎駅地下街「アゼリア」にある「宇宙カプセル」はなぜ「宇宙カプセル」?
ココがキニナル!
川崎駅地下街「アゼリア」の宇宙カプセルが作られた経緯と名前の由来を教えてください(ため息で感じちゃう女Sさん)/「アゼリア宇宙カプセル」のお人形さんの服が季節ごとに変わっていますがどなたが替えているの
はまれぽ調査結果!
22世紀へのメッセージと未来をイメージ、1986年誕生の「宇宙カプセル」。人形の服はメンテナンス業者が着せ替え、ミミハナさんはウサギ
ライター:クドー・シュンサク
「忙しい」「宇宙に行ったことがない」「お前に会いたくない」という、万全の断り文句があったので猛獣(編集部・山岸)からの「川崎良くないすか!! 宇宙っすよ宇宙!! うちゅーーー!! ひーーー!! やーーー!!」を鮮やかに断った。意味がわからんし。しかし猛獣は「あれぇ? 今度tvkに行く取材あるんでクドーさんにお願いしようと思ったんですけどぉぉ、残念だなぁ、あの子に会えると思うのにぃぃ・・・ねぇ? 川崎、行きましょおーーー!!」。
またサリーちゃんに会えるんならやりますよ、山岸さん。
川崎へ。
1986年10月1日誕生「宇宙カプセル」
JR川崎駅にほぼ直結のショッピングモール「Azalea(アゼリア)」。川崎駅のこの界わいはいつ来てもにぎわっているというか人がたくさんいる。
アゼリア到着
ここを地下に降りていく際に見えるのが宇宙カプセル。では降りてみましょう。
これか
寄りで
ぱっと見、何がどう宇宙なのかはわからない。うかつにも猛獣(編集部・山岸)に「どこがどう宇宙なんだろ」と話しかけてしまった。猛獣は「たぁしかにぃ!! カプセルはカプセルなんすけどねーーー!! 宇宙はなんでだ!? なんででしょおーーー!! はっはっはーーー!!」。
声の大きさと発言内容の薄さにいつも通りだと、そしてなんで話しかけてしまったんだろうと反省しながら、宇宙カプセルについての話を伺いにアゼリアの総務部へ向かった。
アゼリア内を抜けて総務部へ
9階におじゃまします
お話を伺うのは川崎アゼリア株式会社総務部担当課長の大城和浩(おおしろかずひろ)さん。といきたいところだが、キニナルかぶり物があったので少々。
アゼリアのイメージキャラクターの「ミミハナ」ちゃん
この「ミミハナ」ちゃんはアゼリア誕生20周年の2005(平成17)年10月に作られたアゼリアのイメージキャラクターとのこと。ちなみに、「豚を嫌っているウサギ」だそうです。
豚がきらいです
大城さんと本題に。宇宙カプセルの誕生は1986(昭和61)年10月1日。アゼリア誕生と同じ日で、アゼリアのシンボルとして中央広場の一番目立つ所に設置したとのこと。
なぜ、宇宙なのか。22世紀の街づくりも視野に入れたアゼリアが「未来」をイメージする際、「宇宙」というシンボルがピッタリなんじゃないかということで「宇宙カプセル」にしたという。
28年前からあるんやね
1986年? サリーちゃんの1コ下だな。
宇宙カプセル、その大きさは幅6メートルの高さ1.8メートル、重さは約300kg。
ホッキョクグマのメスくらいの重さがある。制作・施工は東京都港区に本社があるディスプレイデザイン会社の乃村工藝社(のむらこうげいしゃ)が行い、費用は約1億5000万円。
カプセルは定期的に開き、人形が出てきて動いて音が流れるとのこと。
時間は10:00、12:00、13:00、14:00、16:00、18:00、20:00の1日7回。
ん?
大城さんが差し出した紙に不気味な表情の顔がいくつか。とりあえずこれが何か尋ねると「宇宙カプセルにいる人形ですが、季節によって服装を変えるんですよね」とのこと。
1月の初旬は袴。3月は新入生。7~8月は麦わら帽子にタンクトップ。11月中旬から12月はサンタクロースと、服装が変わるという宇宙カプセルの人形くん。着せ替えはメンテナンスを委託している業者さんが行っている。
「もうすぐ宇宙カプセルが開く時間なのでご一緒にどうですか」と大城さんからのお言葉。
「うおっ!!」とだけ言って興奮し始めた猛獣とジェントルな大城さんと宇宙カプセルの作動を見に。