ガチカレー! エントリー店、ガチで美味い店はどこ?
ココがキニナル!
「ガチカレー!」エントリー店から「老舗の直球、王道系カレー」の厳選3店、金沢区「アステカ」保土ケ谷区「信栄食堂」南区「レストラン・マコト」を紹介。
ライター:クドー・シュンサク
一般社団法人横浜市商店街連合会が催すイベント「ガチ○○」。
今回は、カレー。街角で、「刃牙(ばき)」がカレーを食べているポスターを見かけたことはあるが、詳細までは理解していなかったガチカレー。
そんなある日、「あ~の~ あ~のぉ~ ちょっとやってみたいこ・・・(中略)・・・“ガチカレー!”の記事やりましょお~!!」と、山岸怪獣からアパッチの雄叫びみたいな電話がかかってきた。いろいろ経て、やる運びに。
ということで、「ガチカレー!」エントリー店の、はまれぽ版レコメンドとアナライズ的な企画、今回は「創業30年以上の老舗店の直球、王道カレー」となりました。それともう1点、カレー企画なら、カレーに必要不可欠な「お冷や」にも少々、焦点をあてがってみます。
1店目。まずは、金沢区にあるカレー特化でガチ感テンコ盛りの喫茶店から。
「アステカ」のビーフカレー
京浜急行線・能見台駅から歩いてすぐ、喫茶店でいただく「老舗の直球、王道系カレー」。
「ガチカレー!2014」エントリーNo.42「アステカ」さん。
では
店内に入るとスパイシーなカレーの香りがびんびんと漂う。
それでは早速、「アステカ」のエントリーカレーはこちら。
ビーフカレー(670円)
1週間、じっくり煮込んで完成させるアステカのビーフカレー。手間暇は絶対に惜しまず、小麦粉の使用を極力控えた体にもやさしい野菜と果物が多く溶け込んだカレー。
いただきます
とろりとしたカレーの一歩手前、水分があり、さらりとしているが流れすぎないころあい。
ひとくちいただく。芳醇なスパイスの香りと野菜や果物の甘み、そしてビーフのコクがとけだした味わい。美味い。
「味が濃い」ではなく、濃厚なコクと香りのフレッシュなカレーといった風情。とにかく味の奥行きがあり、ライスがとても美味しく感じる。そんな中、食べ進めていくうちに、だんだん甘みが増してくる。クセになる甘みが口いっぱいに広がる。最後までためらいなく、美味しくいただけた。
お冷や
キューブタイプの氷が4つ入っている、通常サイズの大きさのお冷や。氷4つなのでしっかり冷えている。カレーに冷えていないお冷やは違う。濃厚な味わいのカレーのあとにはビシッと口と喉をリセットする。濃厚なカレーのあとのキンキンのお冷やは美味い。いいかんじです。
アステカのマスター永森さん
創業から30年が経つアステカ。上質な牛の赤身の肉を使い、ハチミツも隠し味に入っている1週間煮込まれたカレーは、以前店のメニューにスパゲティーやハンバーグやオムライスがあったころ、「どれかに特化してやっていきたい」と一念発起した永森さんが選択したメニュー。絶対にほかでは味わえない美味しいカレーを追求した。
スパイスから何から何まで、カレーに関わることは深く研究。そして、ここでしか味わえない「ビーフカレー」が誕生した。
カレーの寸胴
とにかく「ハーモニーを楽しむ」ことがカレーの醍醐味とも話す永森さん。
アステカのカレーは辛さも8段階から選べる。米はササニシキを使用。そして永森さん、2000(平成12)年から今日現在まで、毎晩欠かさずメニューにもある「納豆カレー」を食べ続けているという。14年間です。
「ウチのカレーには“魔力”がありますよ(笑)」
アステカのおすすめメニュー、ほかにはこういった品々があります。
季節のカレー(夏野菜カレー:1170円 サラダ・ドリンク付)
アステカゼリー(730円)
ナス・トマト・ピーマン・オクラをかるくバターでソテーし、基本のビーフカレーに添えたもの。絶品です。
そしてアステカゼリー。コーヒーとココアの2層のゼリーの上にバニラアイスとホイップ。これ、異常にうまかったです。特にカレーのあと、異常に美味いです。食事とセットなら160円引きとのこと。カレーのあと、本当に最高でした。
自家焙煎でコーヒーにこだわる喫茶店の、こだわりのカレー。のっけから、かなり美味いカレーでした。
ごちそうさまでした