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リアル「海猿」! 横浜海上防災基地で日々行われている海上保安庁「特殊救難隊」の訓練に密着!

ココがキニナル!

横浜には、第三管区の海上保安庁があり、そこで特殊救難隊が訓練しています。市民には映画「海猿」くらいしか情報がありません。取材してください。 (HAMA虎さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1974(昭和49)年11月、東京湾で起きた海難事故を機に発足した海上保安庁特殊救難隊。海難救助の最前線として、日々鍛錬と訓練に勤しむ。

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ライター:クドー・シュンサク

マンホールや灯台、そして巡視艇と、海上保安庁には諸々とお世話になってきました。
そんなところで、特殊救難隊のキニナル。前回巡視艇の取材の際、少々特殊救難隊のお話を聞きながら訓練風景を横目に保安部内を移動したので個人的にもじっくり見てみたいものだと思っていました。



海上保安庁特殊救難隊の訓練①

定期的に訪問させていただいています。横浜海上防災基地。
 


今回は引きの画


第三管区海上保安本部の総務部総務課企画係の阿部さんにご誘導してもらい、特殊救難隊の訓練を見せていただくことに。
 


久しぶり


本部内にある特殊救難隊の訓練場へと移動。本日はレンジャーと潜水の訓練が行われているという。まずは潜水の訓練が行われている訓練水槽から。
 


おじゃまします


中へ入るといろいろな装置がついた大きなプール。その前に特殊救難隊の任務を物語るスローガンのような言葉が掲げてあった。
 


ここは海難救助の最前線とのこと


訓練の見学同行と説明などを担当していただく羽田特殊救難基地の専門官である佐々木さんとご挨拶。本日は26名の隊員が訓練に励んでいるとのこと。

特殊救難隊は、1974(昭和49)年11月、東京湾で起きたタンカーと貨物船の衝突による火災海難がきっかけとなって、翌年1975(昭和50)年に発足したそうだ。

自身も12年前まで隊員だった佐々木さん。当時の訓練の様子を伺うと「キツイそのものでしたね。とにかく訓練がキツくて。勝浦の海で3メートルはゆうに超える岩に、波の力を利用して岩を乗り越える訓練とか・・・まあ、命がけでしたね。それが月に1回、1泊2日でありましたね」とのこと。
 


そのため訓練よりキツイ現場はなかったくらいだという
 

訓練用プール


このプールで、海に遭難した人をヘリから助けるという想定の訓練がこの後行われるという。それまでの間、屋上で行われているというレンジャー訓練を見せていただくことに。
 


屋上へ


屋上へ着くと、「○○確認!!」「○○異常なし!!」といった掛け声が飛び交う。レンジャー訓練のひとつで、人を吊り上げる訓練。
 


岸壁や
 

船のフチという設定で
 

海難に遭った人を
 

吊り上げ救助


青い服を着て訓練しているのは、今年4月に入った隊員で10月まで研修期間とのこと。オレンジの服を着ているのが研修隊隊長の方々。佐々木さんから「この後、この吊り上げ訓練は難易度を増したものをやりますのでそちらも是非」と教えていただいた。

見学しながら、訓練の種類を伺う。取材当日に行っていたのが今見ている類のレンジャー訓練と特殊救難隊の潜水訓練。そのほかに航空救難訓練と火災危険物訓練があるという。訓練の際の注意事項や過去の数多の特殊訓練の話やエピソードをいくつか伺う。
 


佐々木さんの訓練あるあるがユーモアでおもしろい
 


救助成功


少々ブラックな訓練あるあるを聞きながら先ほどのプールに戻り、特殊救難隊の潜水訓練を見せていただくことに。


を見学します≫