横須賀のスナック街にある「笑っちゃいけない店」って、有名なお尻叩きが罰ゲームの店? それとも訳アリのお店?
ココがキニナル!
京浜急行・横須賀中央駅すぐにある若松マーケットに「笑っちゃいけない店」というのがあります。もし笑ったら、お尻を叩かれたりするのでしょうか?(うなぎさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「笑っちゃいけない店」は、オープン前のコンセプトを店名にしたが諸事情で断念。実際は楽しいママと楽しい時間が過ごせる「笑える」スナックだった。
ライター:クドー・シュンサク
横須賀のスナック街にある「笑っちゃいけない店」というスナック。笑っちゃ、いけない。真顔。これで延々と酒を飲む。でもそれって、その様がとても笑えてくるはず。それでいて大晦日のダウンタウンの特番のように、笑ったら罰ゲームがあったりする店なのか。はたまた、ただの店名か・・・。
横須賀へ。
「笑っちゃいけない店」って、本当か
京浜急行・横須賀中央駅に到着。うっすらと、潮の香りもするような、してないような。
駅でお出迎え
「スカレー」という、ちょっと歯切れの良くない名前の方がお出迎え。「笑っちゃいけない店」のある「若松マーケット」というスナック街へ足を運ぶ。これがまた、渋い軒並み。
入口
裏路地な風合いから
昭和の香る軒並み
「廃れた」ではなく「昭和時代」の威勢を残す、オーラのある濃いめの通り。この若松マーケットでは名物「横須賀ブラジャー」が飲めるというのも魅力らしい。ブランデーを辛口のジンジャーエールで割ったカクテル。氷はクラッシュアイスがお似合いとのこと。
それが「横須賀ブラジャー」。
うっふん
到着
横須賀中央駅からは歩いて3分かからない、書いてある。「笑っちゃいけない店」と、ざっと見て4ヶ所にも書いてある。特別「カタい」風情の店ではなさそうだが、いかがなものか。
「笑」はちょっと笑ってる
店内へ。少々時代を感じるとも言える、スナックの王道風情。こじんまりとしたカウンター10席ほどの店内のいたるところにあるのは張り紙。
入口の壁
目立つ所
トイレにも
向かいのホーム、路地裏の窓、桜木町、夢の中にまでありそうな「笑っちゃいけない」貼り紙。しかし意外だったのが、店のママさんがとても気さくに、それこそちょっと笑顔で迎えてくれた。
しかし開口一番「よく来たね! どっから来たの? 雨なのに、よくきたねぇ~! はい、座んなさい!」とちゃきちゃきな口調で圧がかかる。なかなか、愉快で毒のありそうなママさんだなと感じた。
「笑っちゃいけない店」ママの中川ひろみさん
「今日は暇だから、大丈夫よ! 自衛隊のみんなが、今日は雨とか強風の都合でいろいろあるから、今日は来ないから暇! ・・・ん? ウチ? 自衛隊が集まる店ってことになってて、それで本当に自衛隊のお客ばっかりだから」とのこと。
このあたりで早速、店の名前について、「笑っちゃいけない店」とはどういうことなのか尋ねてみることに。
「ん? 店の名前? いいでしょ! 面白くて!」
痛快に、そして鮮やかに質問に答えていない。質問をアゲインしてみることに。
「この『笑っちゃいけない』というのは、お客さんは笑っちゃいけないとか、決まった時間は笑っちゃいけないとか、何か店のコンセプトが反映されたものですか?」と問う。
ママさんは笑顔から作り驚き顔へ表情を変え「だめだめだめよぉ! 笑ったりなんかしたら絶対にだめ!」と回答。「じゃあ、営業中ってどんな雰囲気なんですかね」と問うと「営業中? みんな楽しく飲んでるよ。わーっと笑ったりして!(笑)」
「(笑)」
んーんー。意味はわからないが、それは後でどうにでもなるとして、このママ、中川さんはなかなかのツワモノ(生態ではなく話し手として)だなというのがわかってきた・・・。