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マンション開発などによる児童数増加で、みなとみらいに10年間限定の小学校ができるって本当!?

ココがキニナル!

みなとみらいに10年間限定で小学校ができるというけど、なぜ? 学校の概要は?(はまれぽ編集部、駅馬車さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

みなとみらい周辺にマンションが急増しており、児童数の増加が見込まれるので、2018年4月にキャッツシアター跡地に10年間限定で小学校を開校予定。

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ライター:はまれぽ編集部

期間限定の小学校



横浜、みなとみらい21(MM21)周辺地区のマンション開発に伴って近い将来、小学生の数が大幅に増えることが見込まれるとして、横浜市が市立小学校を、みなとみらい線・新高島駅周辺に整備する方針であることが分かった。

2018年4月に開校し、10年後の2028年までの「暫定措置」で、横浜市中区花咲町の市立本町(ほんちょう)小学校を分離・新設する形という。

期間限定で小学校を新設するのは市として初めてとのことで、具体的な内容を横浜市教育委員会学校計画課の高安(たかやす)宏昌・担当課長と大関正(ただし)・担当係長に聞いた。
 


お話してくれた高安担当課長

 
高安担当課長によると、MM21地区と北仲通北地区では近年、マンションが急増していることに加え、今春、都市計画が変更となり、さらにマンションの増加が予想されているという。
 


立ち並ぶ高層マンション

 
以前はまれぽでも報告したが、MM21地区に小学校はなく、子どもたちは本町小学校に通っている。

本町小学校の児童数は683人(2014〈平成26〉年5月1日現在)で、一般学級は20学級ある。同校は29学級までは対応可能だが、市が行っている「義務教育人口推計」によると、4年後の2018年には、その29を超える可能性があるという。

市は同校の増改築や学区再編を検討してきたが、最終的に学校の新設を選択した。 市は現時点のシミュレーションで、「2017年以降も本町小学校の児童数は増え続けるが、新設校ができた段階で児童を振り分けるため、本町小学校・新設校ともに20学級程度になる」とみている。
 


現在の本町小学校。新設校と同規模になる想定

 
10年と期間を限定したのは、児童数の推移や市立でなく私立に進学する子どもの入学率などを総合的に考慮すると、開校から10年後の2028年度には再び本町小学校のみで対応可能な児童数になると判断したためという。

学区について、児童は「原則として、学校を分離・新設した場合には、それぞれの学区に通うことになる」といい、新設校の学区に該当する児童は転校し、閉校時には本町小学校に転校することとなる。