マンション開発などによる児童数増加で、みなとみらいに10年間限定の小学校ができるって本当!?
ココがキニナル!
みなとみらいに10年間限定で小学校ができるというけど、なぜ? 学校の概要は?(はまれぽ編集部、駅馬車さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
みなとみらい周辺にマンションが急増しており、児童数の増加が見込まれるので、2018年4月にキャッツシアター跡地に10年間限定で小学校を開校予定。
ライター:はまれぽ編集部
「キャッツ」跡地に新設!
高安担当課長によると、グラウンドを含む小学校新設するには、通常約1万平方メートルの敷地が必要という。
新設に当たって、市は通学距離(最長2km)や通学時の安全性などを考慮して本町小学校の学区内で敷地を検討。民有地は用地買収など課題が多いことから、市有地である、みなとみらい線新高島駅の西側にある「57街区」(約1万3000平方メートル、キャッツシアター跡地周辺)の一部(約9000平方メートル)を予定地とした。
57街区(みなとみらい21公式ウェブサイトより)
しかし、市みなとみらい21推進課が「MM21地区はもともと『都心臨海部総合整備基本計画』に基づいて居住人口1万人という数字の中で、まちづくりを進めてきており、市立小学校の建設は想定していなかった」というように、同地区周辺は商業ベースに企業集積などの開発計画がメイン。
新たな商業ビルが建設されるMM21地区
市は8月28日(木)、MM21地区の関係者に現在抱えている問題を含め、計画を報告。地権者からは「専門部会の中で検討する」という回答を得たという。
今後は関係者との調整を進めつつ、2018年4月の開校に向け、2015~2017年度までに設計や工事を進めていくが、総工費、校舎の規模、構造、工法のほか、閉校後の利活用については未定。
高安担当課長は「今年度は調整がメインで、予算を計上する次年度以降、本格的に動くだろう」との見方を示した。その上で、「子どもが増えるのは喜ばしいことだが、義務教育で『子どもを受け入れることができない』という状況は許されない。学べる環境を整える必要がある」と話した。
取材を終えて
はまれぽが独自に調べたところ、一般的に1万平方メートル規模の小学校を整備するには約25億円かかるという。学校の新設には税金が必要となる。しかも10年という期間が決まっているものに多額の税金を投入することについて、さまざまな意見があるだろう。
もともと商業利用ベースで考えていたのだから、商業施設を誘致したほうが経済効果は高いかもしれない。しかし、高安担当課長が言っていたように、「子どもたちは横浜の未来を担う宝物」であることも事実だ。
はまれぽでは、進捗も含め、随時レポートしていきたい。
―終わり―
生粋のハマさん
2014年11月15日 15時56分
みなとみらいの住人も小中学校が造られないのを承知の上でマンションを購入しているので、みなとみらいの元々のコンセプトを変更して小中学校を建設するなんていうことだけは辞めて欲しい。この小学校も10年限定で留めて欲しい。
まさきち557さん
2014年08月31日 11時55分
同じように磯子駅前山の上元プリンスホテルマンションに1300世帯弱、裏の元東芝住宅・東電住宅共300世帯弱が来る磯子地区には到底小中学校が足りるとは思えないのですが、新設の予定を聞いていない。どうなるやら?調査してください。一説には学校が夜学(2部)対応するとか?
はまやすさん
2014年08月31日 11時38分
これだけのマンションの建設計画をしながら、小中学校を同時に計画していなかったことがそもそもおかしいのでは。子育てしない世代しかMM21地区へ越してきて欲しくなかったわけでもあるまいに。