サッカー熱が高い横浜で野球ファンが集まる店はあるのか？

折り返しとなるオールスター戦が目前に迫り、連日熱戦が繰り広げられているプロ野球。とはいえ、ここ数年地上波での放送数が激減。とくに横浜ではサッカー熱が高いこともあり、スポーツバーでも野球中継を流しているところは少ない。たまには同じ野球ファンと思う存分野球談義をしたいと思っている人も多いのでは。

また、横浜はベイスターズの本拠地。以前はまれぽの記事でも紹介した横浜スタジアム近くの「ヤンキース」や「チキスタ」はもちろん、ベイスターズファンが集まる店は多い。
そこで今回は、他球団のファンが集まる飲食店に注目し以下の3つの条件で調査することにした。

①店主が特定の球団、ないしはプロ野球の熱狂的なファンであること
②横浜スタジアムでゲームがあるときは、通常の日よりファン客が増える
③店内に野球グッズがある

野球ファンが集まる掲示板サイト、有名ソーシャル・ネットワークのコミュニティなどを徹底的に調査したところ、この3つの条件に当てはまるお店が3件見つかった。
　

横浜で野球ファンが集まる店はあるのか？

ベイスターズファンを中心に多くの野球ファンが集う

1件目は「HOMERUN BAR」。2008年（平成20年）秋に中区福富町にオープン。野球ファンが集まる店として地元では知る人ぞ知る店だ。店の前に置かれたバッターをかたどった顔出し看板がなんとも微笑ましい。

12球団OKを謳う同店だが、オーナーの新保宏司さん自身は30年来のベイスターズファンで、加藤博一、屋鋪要とともにスーパーカートリオとして一時代を築いた高木豊が大のお気に入りだったという。
　

オーナーの新保宏司さんは30年来のベイスターズファン
　

店の前には顔出し看板。ここで記念写真をパシャリ

店内には野球カードやポスター、ユニフォームなど野球グッズが所狭しと置かれているが、ベイスターズ一辺倒というわけではない。中日ドラゴンズのマスコットのドアラ、タイガースファンもビックリの巨大な虎の置物など各球団のグッズで溢れている。これも「一人でも多くの野球ファンが楽しめる場所にしたい」というオーナーの心配りのようだ。
　

店内には色々な野球グッズが飾られている
　

カウンター席もあるので一人でも入りやすい

土地柄もありお客はベイスターズファンが多いそうだが、千葉ロッテマリーンズ、北海道日本ハムファイターズ、広島東洋カープなど多くのファンが訪れるという。なかには奇抜な応援スタイルそのものの格好で足を運ぶツワモノもいるとか。

メニューを見ると、バース、ペタジーニ、デストラーデ、ブライアントなど懐かしい助っ人外国人選手をモチーフにしたオリジナルカクテルが用意されているのも心憎い演出だ。ちなみにお店のスタッフは浜スタのビールの売り子なので、ビールの注ぎ方はまさにプロ級なのだとか。
　

ベイスターズファンにはおなじみの革パンさんのお手製の新聞
　

タイガースファンもビックリのトラが壁からニョッキリ