マリノスタウンが移転? その詳細は?
ココがキニナル!
マリノスタウンの借地権が切れ、観光、イベント出きる何かに生まれ変わるそう。以前は横浜ドーム建設予定地と聞きました。練習場所は以前のスポーツマンクラブに戻る?(山下公園のカモメさん/fire_jiさん)
はまれぽ調査結果!
横浜市は観光・エンターテイメントなどを軸に再整備を検討。マリノスは「あらゆる選択肢を検討しているが、現時点で正式に決定していない」と回答
ライター:はまれぽ編集部
マリノスタウンが移転する?
横浜市は2016年5月でみなとみらい(MM)21地区にあるサッカーJ1、横浜F・マリノスの拠点「マリノスタウン」についての定期借地契約(=当初定められた契約期間で借地関係が終了し、その後は原則更新できない契約)が終了することを踏まえ、周辺の「横浜みなとみらいスポーツパーク」などの市有地を含めた計約8.3ヘクタール(8万3000平方メートル、横浜スタジアム3.1個分)を再整備する方針を決めた。
市が再整備を決めたマリノスタウン周辺
契約終了後、マリノスタウンはどうなるのか。また、どのような方針で再整備を進めるのか、横浜市に聞いた。
各部局が対応に当たっている
まずはマリノスタウンの契約について。
横浜市財政局管財課によると、マリノスタウンは横浜市と横浜F・マリノスの親会社である日産自動車による定期借地権契約で、2016年5月18日で契約が満了になる。当初の契約通り契約は更新せず、日産自動車は契約満了後、土地を横浜市に返還することになる。
日産自動車は土地を横浜市に返還する
土地を返還するとなれば、本社機能とトップチーム、ユースチームなどの練習場、クラブハウス、グッズショップなどを備える横浜F・マリノスはどうなるのか。
「マリノスさんから相談は受けています」というのは、横浜市市民局スポーツ振興課。同課によると、以前からマリノス側から契約満了後について継続的に話し合いを行っているという。しかし、現状は代替地の候補を絞りこめていないそうだ。
「クラブとしての考えもあるでしょうから」と前置きしたうえで、同課は「『横浜』と名前の付くチームですし、市としては横浜に残ってもらえることを前提でお話ししていただいていると思っています。市としてもできる限りのサポートや支援をしていきたい」と話した。
横浜F・マリノスは市民の誇り!(C)Y.M.C
一方、横浜F・マリノス側の考えはどうなのか。
クラブハウスのほか
練習場や
グッズショップも併設しているマリノスタウン
横浜マリノス株式会社広報室によると「2016年5月にマリノスタウンの定期借地契約が満了することは事実で、横浜市が再開発を進めていることも承知している」とコメント。その上で「クラブとして契約終了以降のあらゆる選択肢を検討しているが、現時点で正式に決定した事項はない」とのことだった。