横浜の森の中、秘境の宿があるって本当?
ココがキニナル!
横浜市民ふれあいの里上郷森の家っていったいどんな目的で使われるところなんでしょうか?(いぶちん☆さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜自然観察の森に併設された宿泊施設で、一般の利用客のほかに横浜市の小学生たちが体験学習のために訪れたり、日帰り入浴やもの作り体験ができる。
ライター:細野 誠治
自然観察の森のなかの森の家って?
横浜市栄区、上郷。ここに位置する「横浜・自然観察の森」は約700ヘクタール(700万平方メートル:横浜スタジアム約267個分)の敷地を有する、横浜最大の森です。
1986(昭和61)年に日本で初めて「自然観察の森」として開園
こんな深い森が続くエリア
以前「MISIAの森」を訪ねたとき、自然観察の森を訪れました
そんな森林のなかに今回のキニナルの舞台「横浜市民ふれあいの里 上郷・森の家」はあります。
最寄りは神奈中バス停「森の家前」。信号の名前にも
横浜最大の森というとアクセスが不便では・・・と思うがJR大船駅笠間口からや、京急金沢八景駅からバスで20分~30分ほどで到着する。
ここ!
バス停からすぐに見える、施設を知らせる看板
バス停や信号名、環状4号線から見える告知に、キニナッていた方も多いかと。
行ってみよう。
4号線から舗装された山道を10分ほど登ると・・・到着!
こちらが上郷・森の家
なかに入ると天井が高く、自然光が照らす木で作られた空間
本日、お話を聞かせていただく副支配人の佐々木俊泰(としやす)氏
この施設は一体、どのような目的で使われる施設なんだろうか?
「横浜市民のための公共の宿泊施設という言い方が一番合っているのではないでしょうか?」と佐々木氏。
1992(平成4)年に建てられた同施設は、横浜市の公共の宿という位置付け。
隣接する「横浜自然観察の森」で自然とふれあい、またその只中でゆったりとした時間を過ごせるための場所。
本当に緑が深く、建物から外を眺めても人工物が見当たらない
キニナルの回答は「宿泊施設」。とは言っても単なる宿泊施設とは違う。
横浜市立の小学校で「体験学習」として1泊2日の宿泊型の課外授業を実施している。上郷・森の家は、その体験学習で利用される施設としても使われている。
実に年間150校以上の小学校を受け入れているそうだ(人気の施設であり、抽選に当たった小学校が宿泊できる)。
夏休みの今は、市内外の幼稚園児たちの「お泊まり保育」としても
人気の理由は、その部屋の広さ。
全20室(うち2室は洋室)ある客室は10畳が2部屋の20畳部屋と、10畳プラス6畳の16畳部屋と、ゆったり空間。
洋室は2部屋でバリアフリー
ソファーベッドが2つあり、ベランダも広~い!
こちら和室。のんびりゆったりまったり
市内小学生たちだけの宿泊施設ではない。誰でも利用できる施設。
料金は2名1泊2食付きで1名8400円から。しかも横浜市民なら1000円引きになる。
小学生などの体験学習と同じ日に泊まると、こんなにお得になったりも
筆者が実際に泊まってレポートをしようとするも満室で断念。夏休み期間中は体験学習がないにもかかわらず人気の宿だった。
館内を見て回ってみると、人気も頷ける。
天井が高くて昼間は電灯を灯さずとも明るい
20年以上前の施工ながら本当に施設がキレイ。そして重厚に作られている。
(はまれぽ読者さまのなかには利用された方や、お子さんが利用されたとか、いろいろ興味深い方々も多いかと・・・)
造りが重厚なんですよ・・・