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リニューアルで横浜駅ザ・ダイヤモンドの地下街からミセス系の店が減った? ミセスは今、どこで買い物をする?

ココがキニナル!

ダイヤモンド地下街がリニューアルしています。若者向けの店が増え、以前あったおば様方の洋服店などがありません。おば様方は今後、どこで服を買えばいい?買い物、憩いの場所など調べて!(こたろじさん)

はまれぽ調査結果!

おば様向けの店舗はなくなったわけではなく、リニューアルに伴いタカシマヤ周辺に移転し、店数は減っていない。利用者にまだ浸透していないようだ。

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ライター:山口 愛愛

姿を消したのはミセス系ではない?



以前、お伝えしたように、横浜駅西口周辺は「相鉄ジョイナス」と「ザ・ダイヤモンド」を一体化させ「ジョイナス ザ・ダイヤモンド」としてリニューアルする改装工事を進めている。「Change!Project2013~2016」と題し、2016年の完成予定だったが、計画を繰り上げ、2015 年12 月にグランドオープンすることとなった。

 

中央通りの一部はまだ改装工事中
 

2つの施設が1つになることから、類似店舗の精査や新店の参入などをふくめ、店が入れ替わり、旧店舗の移動などが行われている。

投稿にあるように横浜駅西口から地下1階に下り、ホテルキャメロットジャパン方面に向かうメーンストリートを歩いてみると、改装工事中の場所も多く、婦人服を扱うミセス系の洋品店を見かけなくなった気がする。

 

メーンストリートに、洋品店はあったがほかには見当たらない
 

洋品店以外にも飲食店が並ぶ
 

ヨドバシカメラの入り口を過ぎた辺りから、シャッターが続く
 

リニューアルに伴い、閉店や移転した店舗の告知のようだ

 

ミセス系の店は一体どこに行ってしまったのか? 常連さんたちはどうしているのだろうか? 真相をさぐるべく、まずは相鉄ジョイナス、販売促進課長の宮崎勝之(みやざき・かつゆき)さんと主任の鈴木真理(すずき・まり)さんにお話を伺った。

 

前回も登場いただいた鈴木さん(左)と宮崎さん
 

「また質問をいただき、取り上げてもらってありがとうございます」とにこやかな宮崎さんと鈴木さん。

以前にもリニューアルの話をお聞きしているので、ストレートに肝の疑問をぶつけてみる。
「婦人服の店はなくなってしまったのでしょうか?」の問いに「いやぁ、ミセス系のお客様たちをないがしろにしているわけではないんですよ」と、笑顔でさとし、再構成されたフロア全体について説明をしてくれた。

 

「いつもを、ステキに、かえていく」コンセプトで改装
 

今年で、相鉄ジョイナスが開業して42年目、ザ・ダイヤモンドは51年目を迎えた。長きに渡り地元に愛されているショッピングセンターには、歴史が古く、開業当時により需要のあったミセスやシニアのお店が多かったのも事実。オープン当初からの婦人用品店も健在している。

今回の再構成はお客さんに利用しやすいフロアに改善していく目的があるとのこと。
例えば、毎日の買い物にかかせない「食品」は、中央通り(横浜駅西口からホテルキャメロットジャパンに向かうメーンストリート)から奥まった位置にあり、今回のリニューアルで前面に出した。

「食料品は毎日のことなので、夕飯の支度に急いでいる主婦や会社帰りの方が、気軽にさっと買えるように、通行量の多い中央通りで商品を見ていただく。また、洋服や書籍など吟味してお買い物を楽しむような店舗は、にぎわった通りよりも奥に移動させた、という経緯があるんですよ」と宮崎さん。

 

とくに地下街は大幅に変わる
 

駅側から見て、中央通りの右側に食品が集まった
 

地下の通りは1日に約10万人も歩いていて、バス停や地下鉄の駅、JRや東横線をつなぐ道でもあり、幅広い年齢層が利用している。
学生からシニア、男性客も利用でき、日常的に使うもの、買うものが中心になるように改装し、食品やもう1つ下の階に広がるフードエリアを強化した。また「シップスブルーストア」などの男性服を取り扱う複合店舗も地下に入れ、再構成している。

 

「シップスブルーストア」も地下1階に
 

「店の移転などは、シャッターの張り紙や館内のポスター、HP、各店舗がお客様にご案内するなどしていましたが、充分にインフォメーションが届いていない点は申し訳ないです」と前置きし、「実はミセス系の店舗もほとんどが移動しただけで、新店も入り、決して店数としては減ってはいないんですよ」と意外な真相を宮崎さんが明かす。

 

フードエリアは「ジョイナスダイニング」として生まれ変わった
 

「今回のリニューアルでなくなってしまったものといえば、いわゆるギャル系の109(マルキュー)ファッションといわれるような10代の客層の店舗ですね。今までも店数が少なかったのですが、お客様も横浜ビブレなど若者層の店が集まる商業施設に行く傾向があるので、整理しました」と鈴木さん。

20代、30代などとくにファッションに興味があるような層の店舗は上層階に集め、ゆっくり見てもらえるようにし、ジョイナスの上階にあったミセス系の店も地下に移動させたという。

 

このエリアは比較的レディースファッションが多い
 

なくなってしまったのはミセス系ではなくギャル系の店であったのも意外な事実だ。
ではミセス系の店は地下の奥まった場所に分散されたのだろうか?

「ミセスの方はタカシマヤと連携して見られる方が多いんですよ。ですので、年配の方などもタカシマヤ周辺に店を集めた方が買い物しやすいと考えたんです。ガイドマップをよく見ていただくと、ミセス系はなくなっていないんです。地下もタカシマヤとつながっているので、双方で連携して見ていただければと思っています」

 

横浜タカシマヤの出入り口近くにミセス系を集めた
 

この辺りはタカシマヤと行きかう人の通行量が多い
 

「今回のリニューアルを機に退店されたお店もありますが、新しいミセス系のお店もこの辺りに入っているんですよ」と配置を説明し「ミセス系といっても、年齢で洋服を区切っているわけではないですし、あくまでもマインドや好みで選ばれるので、比較的、中高年層に需要がある店ということですが」と付け足した。
フロアマップを確認してみると、たしかに横浜タカシマヤ周辺に集まっていた。

 

ミセス系はタカシマヤ周辺のこのラインに集中!
 

両サイドにミセス系のショップが並ぶ
 

実際に問い合わせなどで、お店がなくなってしまったと思っている客もいるそうで「店の名前より『角の店』とか『パン屋の隣』など場所で覚えている人が多いので、退店してしまったと思われている方も多いようなんです」と鈴木さん。