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ココがキニナル!

相鉄上星川駅から水道坂を西谷浄水場(水道記念館)に登って行く途中に『アパート前』というバス停がキニナル。由緒あるアパートでもあったのか。調査を!(ジャン・ヨコハマさん)

はまれぽ調査結果!

「アパート前」の名前の由来は以前この地にあった日本カーリット株式会社の社員寮。マンションに変わった今も親しまれたバス停名は残されることに

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2015年10月31日

ライター:大野 ルミコ

そういえば・・・バス停の名前ってどうやって決まるのだろう?

小さいころから“乗り物”が大好きだった。
特に窓からのんびりと景色を眺めることができるローカル列車やバスに目がない。

そのせいか、今でも時間に余裕がある時は、電車なら10分程度で行けるところを、わざわざ30分以上かけて路線バスで移動してみたりする。
「へー、この道路ってここにつながるのか!」と、新たな発見にワクワクすることもあれば、車窓から見かけたちょっとキニナル店に、後日改めて行ってみたりもする。
 


路線バスを乗りこなせるようになると「地元民」になった気になりません?

 
そんなちょっとオタクな筆者の性格を知ってか知らでか、バス停に関する調査依頼が来た。
聞けば「アパート前」というバス停名の“ルーツ”を調べてほしいという。

アパート前・・・。

その昔、バス停の前に一軒の個人宅しかなく、そのバス停に「○○宅前(個人宅名)」と名づけた――という話を聞いたことがある。だけど、横浜でまさかそんな理由はないだろう。バス停名に使いたくなるほどのゴージャスアパートだったのか・・・確かにキニナル。
 


こういうところなら、そういう名のバス停もありそうだけど・・・(写真はイメージ)

 
「アパート前」のバス停があるのは相鉄上星川駅から西谷浄水場へと向かう道の途中。調べると相鉄バスの「横浜駅西口発西原住宅行(浜16)」と、「和田町駅発新桜ケ丘団地行(浜19)」の2路線が乗り入れているらしい。
 


ちょうど、この円の中心あたりに「アパート前」バス停がある(Google Mapより)

 
・・・ということで、まずはバス停を設置したであろう相鉄バスに、その名の由来を伺ってみることにした。
 


横浜駅近くにある相鉄バス本社へ直撃!

 
今回、対応をしてくださったのは相鉄バス株式会社総務人事部の植田懸(うえだ・しのぶ)さん。
 


お忙しい中、とてもにこやかにご対応いただいた。ありがとうございます!

 
「バス停の名前を決めるときは、通常、その近くにあるランドマーク的な建物、例えばお寺や学校、公共施設などの名称や、その地域の人々にとってなじみの深い古くからの地名(字名)などを使うことが多いです」と話す植田さん。

こうして決められたバス停の名称は、路線を開設する際にバス停の設置場所とともに運輸局へ申請、認可を得るのだという。
 


バス停を設置する際には、各地の運輸局への申請が必要となる(写真はイメージ)

 
「この『アパート前』は1953(昭和28)年に市沢町から和田町駅、横浜駅、そして関内の神奈川県庁までを結ぶ路線を開設する際に誕生したバス停です。当時の申請書にはバス停を設置する場所の簡単な地図も記入されているのですが、バス停前の建物に“アパート”と記載があるだけで、その詳細まではよく分かりません」

うーん残念。それにしても・・・そんなに前からあったバス停だったとは!



まさかの理由不明・・・。 そうだ! 古地図を探ろう!

相鉄バス本社では、残念ながら「アパート前」の由来となった建物の“正体”まではつかむことができなかった。しかし、あのバス停が「1953年に設置された」という、大きなヒントを得ることができた。

・・・ということは、1953年当時の地図を探れば何か分かるはず!
 


古地図を求め、その足で横浜市中央図書館へと向かう

 
カウンターで「閲覧できる一番古い住宅地図は?」と尋ねたところ「1960(昭和35)年発行分から全て管理している」という。残念ながらバス停設置当時の地図ではないが、何か手掛かりになるものがあれば・・・と見せてもらうことにした。
 


これが1960(昭和35)年当時の「アパート前」周辺の住宅地図だ
 

(見にくいが)アパート前のバス停発見(丸印部分)! そして・・・ん?

 
その地図に書かれていたのは「日本カーリットアパート」という名称。よく見ると、道路に平行に建てられた2つの建物、それぞれに「a」「b」と書かれている。また、そのすぐ近くには「日本カーリット坂本寮」との記載も。

周囲にはこれ以外、ほかにアパートも目立つ大きな建物もない。と、なれば「アパート前」の名前の由来は、この「日本カーリットアパート」にあるのではないだろうか。
 


1995(平成8)年の地図。丸印部分、バス停前に「日本カーリットアパート」との記載が

 
調べると、日本カーリット株式会社は、1919(大正8)年に保土ケ谷に工場を建設。その後、1995(平成7)年に群馬県勢多郡(現:渋川市)に工場を移すまで、約80年にわたり保土ケ谷で爆薬などの製造を行っていたという。今、その跡地の一部は「たちばなの丘公園」として公開され、地域の人々の憩いの場としても親しまれている。
 


たちばなの丘公園のことを、今も「カーリットの森」と呼ぶ人も多いという
 

工場移転後の1998(平成10)年の地図からは「日本カーリットアパート」の表記が消えている

 
工場の移転とともに「日本カーリットアパート」もその役目を終え、その後、取り壊され「アパート前」というバス停の名前だけ残ったのだろう。――それから17年。決して短い時間ではないが、当時のことを知っている人もいるに違いない。

やはり現地に行こう。
 
 

 

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