横浜市内で初詣帰りにあったか~い鍋料理が食べられる店を教えて!
ココがキニナル!
野毛で元日からオープンしている四川麻辣火鍋「天府(てんふ)」、立ち食い寿司「まんぼう」、モツ料理専門居酒屋「八郎酒場」で鍋料理をご紹介!
ライター:大和田 敏子
今年も残りわずか。暮れの大掃除に追われながらも、なんだかそわそわ、お正月のことがキニナったりしてませんか?
新しい年の初め、家族や友人、恋人と行く初詣・・・。その帰り道、冷え切った身体を温めたい、せっかく出かけてきたのだから、ちょっと寄り道したい。そう思う方も少なくないはず。
横浜市内で最大の参拝者数(約17万人)の伊勢山皇大神宮
今回は、横浜市内最大の初詣スポットである伊勢山皇大神宮から、最寄りのJR桜木町駅周辺で初詣帰りに立ち寄れる、冷えた体にうれしい、温かい鍋料理が食べられる店を探してみた。
まずは四川麻辣火鍋のお店に!
四川麻辣(まーらー)火鍋が食べられるという「天府(てんふ)」があるのは・・・
野毛本通りと野毛小路の交差するところ
ここ!
お邪魔します!
社長の林為強(リン・イキョウ)さんに話を伺った
火鍋が好きでいつか専門店を出したいと、多くの店を食べ歩いてきたという林さん。もともとシステムエンジニアだったが、その後、独立を視野に飲食店に勤務。プロの料理人を雇い「天府」を開店したのは2014(平成26)年5月だ。
清潔感のある店内。30席
壁には、薬膳麻辣火鍋の写真とともにその効用が紹介されていた
火鍋へのこだわりは、独自に配合した「底料(でぃりゃお)」という旨みたっぷりのみそと、中国本土から厳選して仕入れる薬膳素材を20種類も使用した老油(らおゆ)を使ったスープだという。
一体どんな味なのだろう。・・・これはキニナル!
今回は通常メニューの「麻辣火鍋セット(1人前2380円)」に、さらに薬膳素材を追加した「薬膳麻辣火鍋セット(1人前2780円)」をいただくことに。写真は2人前だが、1人前から注文が可能だ。
スープは2種類
白湯(ぱいたん)の「陰」と麻辣湯の「陽」をバランス良く取ることが大切という陰陽五行説に基づいているという。
スープに入れている薬膳素材
ハスの実、ユリの根、高麗人参、イチジク、ヤマイモ(ワイサン)、ナツメ、クコの実、竜眼の8種類だ。
「中国では、薬膳は特別のものではなく、ごく身近なもの」と林さん。少し体調が悪い時に意識して食べることが多いそう。
「スープがはねるので」と紙エプロンを出してくれた
紙エプロンをつけて準備完了!
スープが煮立ってきて・・・良い香りがしてきた
まずは、たっぷりの野菜を。
ハクサイ、アオナ、モヤシ、ネギ、エノキ、キクラゲ、レンコン
野菜が煮えてきた! まずは白湯の方から
鶏のだしがしっかり出ていておいしい。ホッとする味!
薬膳ということで、薬のような癖のある味を想像していたのだが、これはすごく優しい味。薬膳っぽさがほのかに香ってくるのもまた、新鮮だった!
辛さがキニナル麻辣湯の方も
わっ、辛い! でも、しっかり旨みがあって、すごくおいしい!
辛さは調節可能なので、辛いのが苦手な人は「控えめに」とお願いするといいかも。
野菜をいただきながら、ほかの具材も入れていく。
高野豆腐、エビ団子、イカ団子
春雨はきしめんのように幅が広い!
豚肉も!
2種類のスープとたくさんの具材がマッチする
紅白のスープがあるので、具材との組み合わせで味の変化を楽しめる。飽きることなく、どんどん箸が進む!
ゴマ油とおろしニンニク、塩を混ぜたタレにつけて食べてもOK!
タレにつけると、また違った味を楽しめる。白湯スープの方のお肉をタレにつけていただくと、コクがあって、おいしかった!
たっぷりの野菜や肉をおいしくいただき、どんどん身体が温まってきた! 滋養強壮や美容にも良いというこのお鍋、新しい年を元気に過ごそうという気持ちも盛り上げてくれそうだ。
肉や海鮮などの具材を自由に追加できる。単品でも追加可
しめには中華めん(280円)がオススメだという。これもおいしそう!
また「天府」で特に人気があるのは五色の担担麺。
特にランチタイムでは、ほとんどの方が頼むという
お酒の種類も多く、中華のお店らしく紹興酒が人気だという。おつまみやご飯に合いそうなメニューも豊富だ。
メニューの一部。多種類の料理を食べられるよう量はやや少なめ
ハチノスを使った料理など、ほかの店であまり見かけないような料理があるのもキニナルところ。1品280円からとリーズナブルな価格もうれしい!
元日は午後5時からの営業。遅めに初詣でに出かけた方には、ぜひオススメしたいお店だ。