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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

反町駅前にひっそりと存在する「飲み屋通り」に突撃!

ココがキニナル!

先日、フジテレビの有吉さんがメインMCの「ダレトク」いう番組の中で紹介された、反町駅前の、馬&ワインの店、バルタンにいるセーラー服姿の調理人さんを詳しく知りたい(てちさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

残念ながらキニナル調理人さんには会えなかったけれど、「バルタン」をはじめ、周辺には思わずハマる個性的なオーナーさんが勢ぞろい!ぜひお試しあれ

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ライター:大野 ルミコ

筆者と編集部・山岸が東急東横線「反町」駅に降り立ったのは、とある日曜日の夜。ここから徒歩1分のところにある人気のワインバル「バルタン」へと向かうためだ。
 


横浜のおとなり「反町」駅。電車の到着とともに多くの人が行き交う
 


駅を出たら国道1号線沿いを東神奈川方向へ。すぐに「バルタン」が見えてきた
 

「バルタン」に取材依頼の電話を掛けた時、実は、投稿されていた“調理人さん”が「既にお店を辞めている」という残念な事実を知らされていた。

ではなぜここにいるのか。それは電話で話した店長さんが、なんだかとても“楽しそう”だったから。どんな方なのか会ってみたくなったのだ。
 


「バルタン」のオススメは馬肉! 馬肉とワイン、その相性もキニナル
 

店内に入ろうと思い、ドア越しに店内を覗いたら、カウンターの中からこちらに向かって手を振る人がいる。その方こそ、店長・山田ピート(やまだ・ぴーと)さんだ。
 


お父様がスウェーデン出身というピートさん。ご本人はバリバリのハマっ子だという
 

ピートさんがこの地に「バルタン」をオープンさせたのは2012(平成24)年6月のこと。当時、すでに横浜駅近くのハマ横丁で馬肉とおでんを提供する「お富さん」という店を経営していたが、それとはまた趣を変え「駅から近くてお客さんが気軽に寄れる店を開きたい」と思っていたという。
 


ピートさんのこだわりが詰まった店内インテリア。大好きな赤を差し色に使用
 

こうして誕生した「バルタン」のオススメは、世界各地から集められたワインと、「生でも、焼いてもワインに合う」とピートさんも絶賛する、馬肉料理。

馬肉といえば「刺身を焼酎で」というイメージが強いが、意外や意外、生ハムやソーセージ、タルタル(洋風ユッケ)など、洋風の調理・味付けにも合うという。
 


その時々によって顔ぶれは変わるが、ワインは赤・白とも豊富に取りそろえる
 

馬肉を使ったおつまみもこんなにいっぱい! どれもキニナル・・・
 

「何を飲みます?」とのピートさんの言葉に、思わず口ごもる筆者と山岸。実はそんなにワインに詳しくないため「コレ!」というものが選べないのだ。

そんな我々を見て、ピートさんはすべてを察したらしく、「どんな味のワインがお好み?」と聞いてくれた。そこで山岸は「赤のどっしりとした味」、筆者は「白の辛口サッパリ系」とリクエスト。そのリクエストに合ったワインをセレクトしてくれた。
 


アルゼンチンの「ティリア」(赤)とフランスの「リヴィング・アース」(白)
 

サッパリとした辛口、かつ香りも豊かな白ワインは、まさにリクエスト通りの味わい。見れば、山岸も無言でぐいぐい赤ワインを飲み続けている。かなり“お好みの味”なのだろう。

それにしてもこの居心地の良さは何だろう。4人掛けのテーブル3つにカウンターのみの、こぢんまりした店内には、初めて来た筆者でも思わずホッとくつろいでしまう、温かな空気が漂っている。
 


常連さんに挟まれながらも、すっかりくつろぐ筆者
 

そして、そんな中、運ばれてきた料理は・・・
 


「本日の盛り合せ」(9品/1250円)。これでこの値段は安い!
 

9種類の前菜の盛り合わせは「少しずついろんなものが食べたい!」というワガママ女子にもピッタリ。自家製ピクルスや、大根のゴルゴンゾーラ和え(激ウマ!)など、目にも舌にもうれしい味がそろっている。

そして、自慢の馬肉は・・・
 


馬肉の「もも刺」(600円)。ごま油+岩塩か、たまり醤油をつけて食べる
 

臭みもなく柔らかい馬肉は、脂が少なくサッパリしているので、白ワインと一緒に味わっても何の違和感もない。そして、馬刺しにたまり醤油・・・これが予想以上に合う! 聞けば、このたまり醤油、名だたる料理人が「料理の味を一番引き立てる」と絶賛する『関ヶ原たまり』という名品なのだとか。
 


“天下の名品”「関ヶ原たまり」を使用。ピートさん、お目が高い!
 

写真を撮るたび、ステキにポーズを決めてくれたピートさん。このキャラクターに惹かれ集まる常連さんも多いという。そして、気づけば居合わせたお客さん、全員と会話が弾む。こういうアットホームな感じ、好きだなぁ。
 


ステキな時間をありがとうございました!
 

店を出る時、「このあたりの店をハシゴしてみようかな・・・」といった我々を「この通りにはいろんな店があるから、ぜひ盛り上げて!」と送り出してくれたピートさん。「この通りに何かステキな名前を付けてよ」とも言う。

・・・うーん、ちょっと探ってみます。