平戸桜木沿いに突如現れる屋上の謎のドームの正体は?
ココがキニナル!
井土ヶ谷の平戸桜木通りの大きな交差点付近に天体観測ドームみたいな物がチラッと見えたのですが、実際あれは何なのか…取材お願いします(三葉虫 幼虫太郎)
はまれぽ調査結果!
屋上の大きなドームは、130年以上の歴史が詰まった横浜商業高校の「丸天井」。小さな交差点の傍の小さなドームは取材不可だった
ライター:紀あさ
平戸桜木道路(県道218号線)は、井土ヶ谷付近では、ほぼ京急線の線路と平行する道だ。横浜駅から京急に乗って、いざ現地へ。
地図中のピンク色が平戸桜木道路
京急の車窓から
その前に「天体観測ドーム」の一般的な形を確かめておこう。
天体観測ドームのGoogle画像検索結果
「天体観測ドームみたいなもの」ということで可能性を少し広げておくと、仮に屋上プラネタリウムだとするとどうだろう。
屋上プラネタリウムのGoogle画像検索結果
いずれにしても、屋上に設置された半球を探すとよさそうだ。
横浜方面から京急線の各駅停車で現地へ向かう。南太田駅を出ると「次は井土ヶ谷です」という車内アナウンスが入る。もしかしたら車窓から「天体観測ドームみたいなもの」が見えるかもしれないと進行方向左手に目をこらす。
あれは・・・!?
南太田を出て早々に、キニナル半球が・・・
あっという間にその風景は過ぎ去ったが、もしかすると今のはそうかもしれない。井土ヶ谷というよりは南太田の方が近そうな場所だが。
井土ヶ谷に降り立つ
さて、井土ヶ谷駅に到着。井土ヶ谷の平戸桜木道路の「大きな交差点」を目指す。
井土ヶ谷駅から最も近い、平戸桜木道路と交わる大きい交差点は地図中の赤丸印
交差点で立ち止まり、四方から街並みを見わたす。
駅側からみた交差点
信号を4回渡ってぐるりと一周
全ての角から
眺めてたものの・・・
特に、ドームは、ない。
電車から見えた南太田付近のドームもキニナルので、ここから平戸桜木道路を南太田側に進んでみよう。
平戸桜木道路を行く
上を向いて、あるこうよ
しばらく行くと井土ヶ谷バス停付近、平戸桜木道路が片側1車線の細い道と交わるの交差点角に 銀色の半球が乗ったビルが現れた。
建物の壁に「KID’S ROOM」という文字と電話番号があったので、もしや子ども用のプラネタリムだったりしないかと番号を押すと美容室に繋がった。この建物の1階はキッズルームがある美容室だそうだが、屋上の半球は、遊び場ではなく無関係とのこと。
また、ビルの管理会社にも尋ねてみたところ、建物の撮影や取材は受け付けておらず、マンションの敷地であるため、一般の方の立ち入りは禁止だという。
さらに進む。しばらく行くが、ほかにドームらしきものは現れない。道沿いの店舗で、何か知っている人がいないか尋ねてみよう。
宿るや商店の自転車店「SICO BICYCLE SERVICE」の佐々木さん
「僕は聞いたことはないですが、もしプラネタリウムのようなものなら、子どもに聞いてみたら知っているかもしれないですね」と子ども用自転車を直しながらアドバイスしてくれた。
開店していないが子どもが好きそうな駄菓子屋さんの横を過ぎる
さらに行くと、道の向かいにおいしそうなパン屋さんが!
ただの街歩きのようになってきているが、パン屋さんにも聞いてみよう。
手作りパンの店グリーンキャビンの鈴木さん
「プラネタリウムは・・・聞いたことないですね。ドームのようなもの、だとしたら、学校かなぁ」
お店にきた、お子さんにも質問。
「プラネタリウムは磯子にあるものしか知らない」という、ながさわとわくん
「磯子にあるプラネタリウム」とは、洋光台の「はまぎんこども宇宙科学館」のこと。平戸桜木道路から約8kmあり、それが井土ヶ谷から見えるとは考えづらい。
さすがにここからは見えない・・・
残念ながらここでも手がかりなし・・・とお店を出て歩いていると・・・
前方にドームのようなものが現れた
さっき電車から見たドームとおそらく同じものだ。
正面から見ると、Yの文字
横浜市立横浜商業高等学校だ。先ほどのパン屋さんの「学校」という、ひとことと繋がった。
「Y校」の愛称で知られる
バス停も「Y校前」
位置は、井土ヶ谷駅から約1kmだが、車で走っていたら、これくらいならほぼ井土ヶ谷と認識してもおかしくはない。
Y校前の交差点、5車線あり大きな交差点
Y校の大きなドーム
先ほどみた銀のドームの3倍は大きい。このドーム、キニナル!