三ツ沢公園の近くにある廃墟の陸橋

神奈川区にある三ツ沢公園の近くに廃墟となった陸橋がある、という。橋が放置されるようになった理由とはなんなのだろうか？

早速現場に行ってみた。

　

放置された橋のある場所（青矢印）（Googlemapより）
　

Ｊリーグの試合でも使用される球技場を有する、市内有数の面積を誇る運動公園「三ツ沢公園」。その周囲には、片側1車線の道路が走っている。昼間の交通量は少なく、歩道をジョギングする人たちが目立つ、のんびりとした雰囲気だ。

　

三ツ沢公園の周回道路
　

公園の駐車場近くにある道路沿いには緑色のフェンスに交じって、突然トラ柄の立ち入り禁止のフェンスが現れた。また、枯れ草に覆われたカーテンが設置されていて、工事現場の入り口のような所であることがうかがえる。そのフェンスの先に投稿の橋があるようだが、これ以上は進めない。

　

立ち入り禁止のフェンスの後ろにはカーテンが設置されている
　

フェンスの反対側に下りるための道を探すと、細い一方通行の道を発見。その先を進むと、先ほど見ることができなかった鉄橋の下をくぐる場所に出た。

　

フェンスの後ろ側に向かう
　

細い道の先に橋が見えてきた
　

住宅地をまたいで橋が建っている
　

住宅地の中に立つ橋
　

橋の周囲は住宅に囲まれている。住宅地の中に60メートル弱の錆びついた鉄橋がそびえ立つ様子は、異様だ。

　

高台の新興住宅地に向かって橋が架かっている
　

鉄橋は高台の新興住宅地に向かって伸びていて、ふもとには古い民家があり、ふもとから新興住宅地の方向には古い民家と新しい住宅が混在している。

　

新興住宅地（青枠）と橋（青矢印部分の黄線）、新旧の住宅がある場所（緑枠）（おおよその範囲）
　

なぜこのような錆びた鉄橋が放置されているのだろうか？

　

橋の周囲に立ち入り禁止のフェンスが張られている
　

鉄橋が伸びている新興住宅地は、住宅のデザインが一様に洋風の造りで、周辺の住宅地と雰囲気が違う。古くからの住宅地に造られた新興住宅地、といった印象だ。

インターネットで調べてみると、この新興住宅地は「オリックスグループが2000（平成12）年9月に販売したマンションと一戸建てを含む『サンクタス横濱三ツ沢公園』」だという。

そこでまずはこの新興住宅地の住人に話を伺うことにした。